作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『ダンブルドアの秘密』であらわになった、『ファンタビ』シリーズに内在していた問題
J・K・ローリングがオリジナル脚本を務める、『ハリー・ポッター』シリーズの作品世界を共有した映画『ファンタスティック・ビースト』…
『ミューン 月の守護者の伝説』子供も大人も魅了するハイブリッドな現代的アニメーション
近年、アメリカと日本以外の様々な国で制作されたアニメーション映画を観られる機会が国内でも増えてきた。2022年も『シチリアを征服…
レオス・カラックスが見出した、観客の感情との確かな接点 『アネット』で新たな境地へ
映画界に存在する伝説的な存在の一人である、レオス・カラックス。フランスで10代より映画批評家として活躍し、20代から30代のはじ…
菊地成孔の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』評(後編):ジェーン・カンピオンは「過剰な男性性」を裁いただけなのか?
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(後編)/唯一オスカーを受賞したジェーン・カンピオンは「過剰な男性性」を裁いただけなのか? 前編:…
ギレルモ・デル・トロからの真摯な警鐘 『ナイトメア・アリー』が現代に映画化された意義
半魚人、妖精、悪魔の子など、さまざまなモンスター/クリーチャーを描いてきたギレルモ・デル・トロ監督。そんな彼が、人間の“内なる怪…
ライアン・レイノルズの魅力が凝縮された『アダム&アダム』 バディものの新たな代表作に
『フリー・ガイ』が記憶に新しいライアン・レイノルズとショーン・レヴィ監督が再びタッグを組んだ『アダム&アダム』がNetflixで…
吸血鬼映画としての側面も 『モービウス』が垣間見せた今後のシリーズのさらなる可能性
映画会社が異なるという“大人の事情”を乗り越え、双方の作品のキャラクターたちがともに活躍するという、夢のコラボレーションを果たし…
『ファンタビ』第2作は最新作を読み解くヒントに グリンデルバルドが放つ奥深い魅力
今こそ、謎のヴェールに包まれた魔法界の扉を開ける時――。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開され、いよいよ…
『SING/シング:ネクストステージ』にみるシリーズ人気の理由 娯楽産業の抗い難い魔力
ユニバーサル・ピクチャーズ傘下のアニメ製作会社「イルミネーション」の劇場作品の一つとして多くの観客を魅了、予想を超える評価を獲得…
『親愛なる同志たちへ』に凝縮された国家と個人の戦い “ミクロな物語”を知る大切さ
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから1カ月以上が過ぎた。この間、私たちはロシアとはどういう国家なのかを改めて考えざるを得なく…
観客を魔法界に引き込むクリエーション 『ファンタビ』第1作は音楽&衣装デザインに注目
日本中が魔法にかかった『ハリー・ポッター』から20年。新たな魔法界で繰り広げられる物語が、ふたたび人々を魅了している。 『ハ…
爆発、ブチギレ、コテコテのギャグ 『アンビュランス』はマイケル・ベイ円熟期の快作だ!
走れ光速のベイやん救急車~♪ というわけで『アンビュランス』(2022年)だ。とある兄弟が銀行強盗でミスって救急車を乗っ取って、…
『私ときどきレッサーパンダ』が問いかける自分らしさ 思春期の変化には誰もが共感
ディズニープラスで配信中のアニメーション作品『私ときどきレッサーパンダ』。ディズニー&ピクサーの最新作で、監督は短編アニメーショ…
前作を越えた『SING/シング:ネクストステージ』 ファミリー層を虜にする選曲のセンス
現在公開中の『SING/シング:ネクストステージ』が好調だ。 実は筆者はあまり期待せずに一足先に試写会で鑑賞したのだが、あま…
負のグルーヴ感に満ちた150分の地獄めぐり 最後まで目が離せない『ナイトメア・アリー』
酒と泪と男と女。『ナイトメア・アリー』(2021年)は、そういう映画である。ワケあり男スタン(ブラッドリー・クーパー)は、たまた…
『ドラえもん』が映画館に帰ってきた喜び 子供も大人も虜にする作画と映像表現
今や、日本で最高峰の作画・映像表現をほこるアニメ映画の1つが『ドラえもん』シリーズだ。というと、少し驚きの声もあがるだろうか。だ…
『ザ・バットマン』176分の最大の問題点 “第2作が傑作”シリーズの伝統に続くか
さぁ、闇の騎士の帰還だ。大成功を収めたクリストファー・ノーラン版“ダークナイト3部作”以来、10年ぶりのバットマン単独作の登場だ…
『ウエスト・サイド・ストーリー』で見つめ直すアメリカ 物語本来の人種構造とその対立
スティーヴン・スピルバーグ監督の『ウエスト・サイド・ストーリー』は1961年のロバート・ワイズ監督作『ウエスト・サイド物語』のリ…
『私ときどきレッサーパンダ』は時代を変革する 映画史上に残る重要作品となった理由
ピクサー・アニメーション・スタジオから、新たに時代を変革し、後世にまで大きな影響を与えることになるだろう、アニメーション映画の名…
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でハリーと正面対決 ドラコ・マルフォイについて考察
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、シリーズ最終章の入り口だ。ついに宿敵ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)を倒すための具体…
『映画ドラえもん』を初めて観た大人が感じたこと のび太やジャイアンは自分の心の中に
絶賛公開中の『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』を鑑賞した。「『ドラえもん』が何より好きだ」という息子にせがまれたか…
ブルース・ウェインの完璧な成長物語 『ザ・バットマン』は野心的かつストイックな作品に
治安最悪の街ゴッサムを、どけんかせんといかん! というわけで、若きブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)は、今日もコスチュ…
『ガンパウダー・ミルクシェイク』アクション映画大好き人間の遊び心とハードボイルド魂
ネオンきらめくクライム・シティ(※公式名称です。私が勝手につけたんじゃありません)では、今日も悪党どもがシノギを削り合う。この街…
『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が描く平和への願い 85年版からの見事な脚色
本来であれば昨年の春休みに公開されていたはずの『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』。春休み映画の風物詩であるこのシリー…
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は何を描こうとしたのか? 90年代的思想などから考察
スーパーマンとともに、DCコミックスを代表するヒーローであり、実写映画でも数々の人気シリーズを生み出してきた“バットマン”。近年…
宮台真司の『ニトラム』評:無差別殺戮事件の背景を神話的に描き出した稀有な作品
世界中を震撼させた無差別殺戮事件の背景を神話的に描き出した稀有な作品 〜ジャスティン・カーゼル監督『ニトラム/ NITRAM…
『ナイル殺人事件』ポアロの若い時期の描写の意味とは? 原作とは異なる改変部分を“推理”
『ベルファスト』でアカデミー賞の主要賞にノミネートされている、話題のケネス・ブラナー監督。彼が主演し、監督している新たな『名探偵…
舞台『ウエスト・サイド・ストーリー』をいかに映画に昇華? 胸が熱くなる2つのポイント
スティーヴン・スピルバーグが監督したミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が公開中だ。本作は1957年、レナード・バー…
「恐怖の村」シリーズで最も危険? 清水崇監督が『牛首村』で回帰した正統的なホラー表現
「牛の首」なる題名の、おそろしい怪談があり、それを聞いた者は皆間もなく死んでしまうという。しかし、その内容を知りたいと思っても、…
スピルバーグの映画的な運動への執着が生々しく刻まれた『ウエスト・サイド・ストーリー』
目の前に広がる瓦礫の山、50年代ニューヨークのマンハッタン、アッパー・ウエスト・サイドには10代の子供たちの心象風景と重なるよう…
Netflix映画『モラルセンス』が描く、受容の物語 BDSM作品としての懸命さも
突然だけど、性的嗜好って人の数だけあると思う。島倉千代子が人生も男も女もいろいろだと歌っていたが、性的嗜好もいろいろだ。それぞれ…
『リメンバー・ミー』は単調な“家族愛”の物語に収まらない 多角的に描写される“死”
ピクサー・アニメーション・スタジオによって制作された映画『リメンバー・ミー』。当時劇場に足を運んだ人の中には、マリーゴールドのよ…
いしづかあつこ監督が新作『グッバイ、ドン・グリーズ!』で描いた『よりもい』との違い
『ノーゲーム・ノーライフ』(2014年)、『宇宙よりも遠い場所』(2018年、以下『よりもい』)を手掛けたいしづかあつこ監督の初…
『アンチャーテッド』が変化を進める原動力に? ゲーム原作映画の展望を考える
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが携わるTVゲーム作品を映像化する新事業「PlayStation Production…
『グッバイ、ドン・グリーズ!』を通して変わる世界の見え方 人生の“宝物”になる作品に
『グッバイ、ドン・グリーズ!』を観終わった後、映画館のスクリーンが大きくなった。鑑賞した自分の意識が大きく変わった実感があった。…







































