作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『ザ・ホエール』と『白鯨』の相似点を読む 人生に価値を与えるための打倒すべき“使命”
『レスラー』(2008年)、『ブラック・スワン』(2010年)などの人気作品で知られる、ダーレン・アロノフスキー監督の新作映画『…
『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』往年のファンには胸熱な演出も 安室透が空中で大奮闘
日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、4月7日21時より『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(以下、『ハロウィンの花嫁』)が放送さ…
『生きる LIVING』は名作をどうリメイクしたのか? 黒澤明監督のオリジナル版と比較考察
“生きる”とは、一体どういうことなのか? 普遍的で重厚といえる哲学的テーマを表現し、大きな衝撃と深い感動を与えた、巨匠・黒澤明監…
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が与えた“衝撃”とは 6時間強の特典映像から紐解く
“ゾンビ”はもう、なんら珍しい存在ではない。ホラーなどのジャンル映画におけるサブジャンルとして確立され、私たちは今日あらゆるゾン…
劇場アニメ『らくだい魔女』は今の『きら☆レボ』『CCさくら』 大人女子の“あの頃”が宿る
誰しも、幼い頃の記憶の中に残っている特別なアニメがあるはずだ。寝ても覚めても頭から主題歌が離れなくなるほど観返した作品、初めての…
『シン・仮面ライダー』はコアなファン以外も楽しめる作品なのか 原作やテーマから考察
『シン・ゴジラ』(2016年)、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年)、『シン・ウルトラマン』(2022年)と、庵野秀明…
『長ぐつをはいたネコと9つの命』は映画館で観れば“ぶっ飛ぶ” 大人にも沁みる死の物語
限りある貴重な時間をわざわざ映画館で費やすというのは、思えば奇妙な話だ。2時間薄暗いなかで人でぎゅうぎゅう詰めだったり映画は面白…
『【推しの子】Mother and Children』は素晴らしい出来 劇場作品として傑出した濃い内容
集英社の漫画作品を原作とした『【推しの子】』TVアニメ本放送が、4月12日よりスタートする。その放送に先駆け、第1話(90分拡大…
クライマックスは本年度ベストバウト 無茶に満ちた快作『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』
アクション映画といえば、「無茶苦茶をやってナンボ」である。それはもちろん正解だ。ジャッキー・チェンがビルから落ちて、トム・クルー…
『なのに、千輝くんが甘すぎる。』高橋恭平×畑芽育の“走り”は必見 心を表す重要な描写に
青春映画の花形シーンといえば走るシーンである。思春期の感情を爆発させるかのように、走る描写からは若々しい情動を観客に与えることが…
『BLUE GIANT』最重要ファクターである“音”の力 上原ひろみらプロの技が成し得た映像化
現在公開中のアニメ映画『BLUE GIANT』の熱狂が止まらない。原作は、2013年、石塚真一が『ビッグコミック』(小学館)で連…
『シャザム!~神々の怒り~』がうったえるヒーロー作品の本質 一方で体制変更の影響も?
映画『シャザム!』が、およそ4年ぶりに続編として、スクリーンに帰ってきた。単純なほどにストレートな物語だが、見た目は大人なのに子…
ヘレン・ミレンが一番キュート!? 『シャザム!~ 神々の怒り~』続編として堅実な仕上がりに
絶賛正念場! DCEU! というワケで、DC映画最新作『シャザム!~ 神々の怒り~』(2023年)である。 魔術師に勇者…
トム・ハンクスがベテラン俳優の妙味を醸し出す 『オットーという男』が描く“生きる意味”
いつでも新たな企画を探しているアメリカ映画界が、海外の優れた作品をリメイクするケースは少なくない。近年は、フランス映画『エール!…
『フェイブルマンズ』が示す“芸術の真実” スピルバーグの“奇妙な傑作”を読み解く
SF、アクション、サスペンス……エンターテインメント大作から歴史劇、社会派作品まで、多くの観客を魅了し、映画界を牽引してきた、生…
古沢良太脚本の持ち味が全開 『映画ドラえもん』で“騙し騙される”を描いた意義
現在公開中の『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』は、『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)やNHK大河ドラマ『どうす…
『ダンジョンズ&ドラゴンズ』最高のコメディ映画として大成功 クリーチャーの造形も秀逸
アメコミ原作のスーパーヒーロー映画がすっかりメインストリームとなり、続く勢力としてTVゲーム原作の大型企画が次々に進行している現…
中国映画界の新たなる才能 チウ・ション監督作『郊外の鳥たち』に込められたメッセージ
ビー・ガン監督(『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』)や、バイ・シュエ監督(『THE CROSSING~香港と大陸をまた…
“カンフー映画”の奇跡を起こした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
明らかにアナルプラグの形をしたトロフィーを尻に挿入してカンフーする映画があったとして、それがアカデミー賞作品賞を獲るなんてことは…
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』に内包されていたシビアで恐ろしいメッセージ
タイトルの「のび太〜」の後に「と」が来るのは、2012年の『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』以来…
『エンパイア・オブ・ライト』が描く心の拠りどころ オリヴィア・コールマンによる説得力
娯楽、アートフィルムの両方で、不動の地位を確立している、イギリス出身のサム・メンデス監督。彼の注目の新作は、1980年代初頭のイ…
こんなスピルバーグ観たことない! 『フェイブルマンズ』が描く恐るべき映画の真理
全然関係ない話から始めさせてもらうが、マイク・ホッジスというイギリスの映画監督がいる。彼はTV業界で活躍したあと、マイケル・ケイ…
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が超絶技巧で描く普遍的なテーマ
気が狂いそう~(ラーラーラー)♪ やさしい歌が好きで~♪ ああ あなたにも聞かせたい~♪ ……力強く背中を押してくれる系の映画を…
『ボーンズ アンド オール』突出した映像美とともに描き出す、孤独な若者たちの人生の季節
『ミラノ、愛に生きる』(2009年)、『君の名前で僕を呼んで』(2017年)、『サスペリア』(2018年)など、類まれなセンスに…
『BLUE GIANT』がアニメーション映画化された意義 ジャズの演奏シーンに込められたもの
音楽、青春を描いたアニメーション映画として、ひとつ次元の異なる作品が完成したという印象だ。石塚真一の漫画を原作に、“音”と“動き…
『BLUE GIANT』が掲げる“自分への勝利” 玉田が掴み取った自信と美しい景色
「音楽やりたいって気持ちにノーって言うのか?」 主人公・宮本大が放つこの台詞に、ハッとさせられたのは私だけではないだろう。新…
『鬼滅の刃』LiSAとAimerが紡いできた“叫び” 「刀鍛冶の里編」主題歌は命の重さが宿る
大正時代を舞台に、人喰い鬼を討伐する剣士たちの活躍を描いた吾峠呼世晴原作のアニメ『鬼滅の刃』の最新シリーズがこの春始動する。それ…
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が暗示する、フェーズ5以降のMCUの展開
ヒーロー映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」が、製作しているマーベル・スタジオが称するところの“フェー…
『逆転のトライアングル』は音楽にも皮肉がたっぷり 独特な選曲に込められた意図とは?
突然、雪崩が起こった時、父親が家族をおいて逃げ出したことが波紋を呼ぶ『フレンチアルプスで起きたこと』(2014年)。「思いやり」…
『THE FIRST SLAM DUNK』は濃密な“試合観戦”だ 原作未読だからこそ体験できた熱狂
「三井がスタメンなのに体力全然なかったのってさ、最近まで不良であんまりバスケやってなかったからなんだよ」 シアターから退場し…
正念場のMCU 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』MVPはピムとジャネットの老夫婦
絶賛正念場! MCU! というワケで、マーベル映画の最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023年)である。 …





































