『ボバ・フェット』が引き継ぐルーカスの意志

『ボバ・フェット』が引き継いだ、ジョージ・ルーカスの“新たな映画を目指す”という意志

ディズニーがルーカスフィルムを買収し、『スター・ウォーズ』の権利を手に入れてから、およそ10年。その間、続3部作を含め様々な『ス…

2作の『ゴーストバスターズ』を比較検証

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』と2016年のリブート版を比較考察

1984年に公開されるや世界中で大ヒット、日本でも定番のハリウッド娯楽作として、長きにわたって愛されてきた『ゴーストバスターズ』…

『僕を育ててくれたテンダー・バー』の男性性

男と男の“魂の継承”の物語 『僕を育ててくれたテンダー・バー』にみる“男らしさ”の価値観

室内に光るネオンサイン、棚に並んだ酒瓶とグラス、そして、ポーカーやビリヤードに興じる酔客たち……そんな喧騒に包まれたバーのカウン…

哲学的な問いに迫る『ハウス・オブ・グッチ』

リドリー・スコット監督による一大巨編 『ハウス・オブ・グッチ』は哲学的な問いに迫る

イタリアの高級老舗ブランド「GUCCI(グッチ)」。1920年代のフィレンツェで上質な革製品を売り出すところから事業をスタートし…

『マクベス』に漂う“本格派”の風格

コーエン作品とシェイクスピア作品の意外な親和性 『マクベス』に漂う“本格派”の風格

ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『マクベス』は、オーソン・ウェルズや黒澤明、ロマン・ポランスキーなど、名だたる巨匠監督たちが映画…

『スパイダーマンNWH』が示した可能性

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が示した、クロスオーバー作品の新たな可能性

トム・ホランド主演、ジョン・ワッツ監督による、マーベル・スタジオ版『スパイダーマン』シリーズの第3作であり、一つの区切りとなる『…

『キングスマン』シリーズの本質とは?

『キングスマン:ファースト・エージェント』の戦争描写から考える、シリーズ全体の本質

マシュー・ヴォーン監督による、イギリスの人気スパイシリーズ『キングスマン』の新作にして、過去の時代を描く初の試みとなった『キング…

過激なコメディー『ドント・ルック・アップ』

“真摯”で“真面目”なコメディー超大作 『ドント・ルック・アップ』に感じる現実的な恐怖

2021年のNetflix最大の映画作品『ドント・ルック・アップ』が配信された。ジェニファー・ローレンスやレオナルド・ディカプリ…

『ホークアイ』は何を描いていたのか

『ホークアイ』は何を描いていたのか クリントをふたたびニューヨークに立たせた真意

映画のみならず、ドラマもまだまだ好調のマーベル・スタジオ作品。2021年の最後を締め括るのは、ジェレミー・レナー演じるアベンジャ…

『マトリックス』シリーズとは何だったのか

『マトリックス』シリーズとは何だったのか 『レザレクションズ』に込められたメッセージ

2000年を挟んだ前後の時期に、映画史やその他のカルチャーに大きなインパクトを与えることとなったサイバーパンク・アクション『マト…

小野寺系の「2021年映画ベスト10」

小野寺系の「2021年 年間ベスト映画TOP10」 いまだ衰えないアメリカ映画変化の流れ

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2021年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

“娯楽映画”としての『ヴェノム』シリーズ

前作に続き批評家と観客の間で評価が二分 “娯楽映画”としての『ヴェノム』シリーズを考える

邪悪かつクールな風貌で人気を誇る、『スパイダーマン』の悪役“ヴェノム”を主人公に、トム・ハーディを主演に迎え実写映画化した『ヴェ…

『ミラベルと魔法だらけの家』主人公の複雑さ

『ミラベルと魔法だらけの家』はディズニー作品そのもの? 主人公の複雑さが意味するもの

「高度に発達した科学は、魔法と見分けが付かない」というのは、SF作家アーサー・C・クラークの言葉だ。“魔法”を持った家族を題材に…

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の“革命の力”

ジェーン・カンピオンの堂々とした到達点 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』にみる“革命の力”

カウボーイたちが牛の群れを遠隔地へと運ぶ「キャトルドライブ」を題材にした『赤い河』(1948年)という、大スケールで描かれた映画…

『チック、チック…ブーン!』のメッセージ

“売れない表現者”のシビアな問題を描く 『tick, tick... BOOM!』にみる“真のアーティスト”の姿

アメリカの映画界で、いま最もホットな存在といえば、主に舞台人として、劇作や作曲、出演者として活躍してきたリン=マニュエル・ミラン…

『ホーム・アローン』続編が投げかけた問題

『ホーム・スイート・ホーム・アローン』が投げかけた、ディズニー系列の作品作りの課題

アメリカで12週間連続興行収入ナンバーワンを獲得し、日本を含む世界で大ヒットした、もはやファミリー向けコメディの伝説となっている…

『エターナルズ』は観る者を試す

『エターナルズ』は観る者を試す 観客の手に委ねられたヒーローたちの希望

ヴェネチア国際映画祭最高賞を受賞し、アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む主要3部門を獲得するなど、世界を席巻した『ノマドランド』。…

『ロン 僕のポンコツ・ボット』の問題提起

デジタル世代が直面する問題を描く 『ロン 僕のポンコツ・ボット』が示す未来への活路

イギリス発、気鋭のCGアニメーションスタジオ「ロックスミス・アニメーション」の初劇場作品『ロン 僕のポンコツ・ボット』が公開され…

『CUBE』をオリジナル版と比較考察

日本版『CUBE』とオリジナル版『キューブ』を比較考察 見えてくる日本映画の課題

1997年に公開されて以来、世界でカルト的な人気を誇る、ソリッドシチュエーション・スリラー映画『キューブ』。立方体のかたちの部屋…

『007/NTTD』を3つの視点から考察

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を3つの視点から考察 ボンドの運命にみる神話の終焉

『007』シリーズの最新作にして、ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンド映画の最終作となった『007/ノー・タイム・トゥ・…

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』を解説

スピルバーグの演出から思想まで 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の見どころを解説

スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォードそれぞれの代表作ともいえるアドベンチャー大作シリーズ、『インディ・ジョーンズ』…

『恐るべき子供たち』の真の価値

コクトー×メルヴィルの傑作が4Kリマスター版で蘇る 『恐るべき子供たち』の真の価値とは

映画発祥の国フランスで、1950年代の終わりに起こった、映画芸術の新たな潮流「ヌーヴェル・ヴァーグ」。その映画史的革命の10年ほ…

『ケイト』にみる米映画の日本文化の描き方

クラシカルな性質を持った娯楽映画『ケイト』 アメリカ映画における日本文化の描き方を考察

東京を舞台に、日本のヤクザと外国出身の暗殺者ケイトとの戦いを描く、Netflix配信のアクション作品『ケイト』。アメリカ映画であ…