『ゴーステッド』が描いた理想的な男女関係

クリス・エヴァンス×アナ・デ・アルマス『ゴーステッド Ghosted』が描いた理想的な男女関係

これまで、『ノック・ノック』(2015年)や『ブレードランナー 2049』(2017年)、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘…

『search/#サーチ2』を前作と比較

『search/#サーチ2』は前作からどう進化した? サスペンス部分に宿る恐ろしい独自性

突然姿を消してしまった娘を、電子機器やアプリを駆使して捜索する父親の姿を、PCなど電子端末の画面のみで見せていく……という設定で…

台湾ドラマ版『模仿犯』を映画版などと比較

いまドラマ化される意義を獲得した台湾版『模仿犯』 中居正広主演『模倣犯』との違いは?

宮部みゆきの大長編サスペンス小説『模倣犯』(小学館)が、連続ドラマ作品として、3度目の映像化を果たした。しかも今回の製作国は海を…

『キル・ボクスン』の肝は静的な部分にあり

『キル・ボクスン』の肝は“静的”な部分にあり アクションとストーリーの相乗的な関係

殺し屋が殺し屋たちに狙われる極端な状況を描く、キアヌ・リーブス主演のバイオレンスアクションシリーズの最新作『ジョン・ウィック:コ…

『生きる LIVING』オリジナル版と比較

『生きる LIVING』は名作をどうリメイクしたのか? 黒澤明監督のオリジナル版と比較考察

“生きる”とは、一体どういうことなのか? 普遍的で重厚といえる哲学的テーマを表現し、大きな衝撃と深い感動を与えた、巨匠・黒澤明監…

『シャザム!』続編が受けた体制変更の影響

『シャザム!~神々の怒り~』がうったえるヒーロー作品の本質 一方で体制変更の影響も?

映画『シャザム!』が、およそ4年ぶりに続編として、スクリーンに帰ってきた。単純なほどにストレートな物語だが、見た目は大人なのに子…

『オットーという男』が描く“生きる意味”

トム・ハンクスがベテラン俳優の妙味を醸し出す 『オットーという男』が描く“生きる意味”

いつでも新たな企画を探しているアメリカ映画界が、海外の優れた作品をリメイクするケースは少なくない。近年は、フランス映画『エール!…

奇妙な傑作『フェイブルマンズ』を読み解く

『フェイブルマンズ』が示す“芸術の真実” スピルバーグの“奇妙な傑作”を読み解く

SF、アクション、サスペンス……エンターテインメント大作から歴史劇、社会派作品まで、多くの観客を魅了し、映画界を牽引してきた、生…

『エンパイア・オブ・ライト』は何を描いたか

『エンパイア・オブ・ライト』が描く心の拠りどころ オリヴィア・コールマンによる説得力

娯楽、アートフィルムの両方で、不動の地位を確立している、イギリス出身のサム・メンデス監督。彼の注目の新作は、1980年代初頭のイ…

『ボーンズ アンド オール』の深い味わい

『ボーンズ アンド オール』突出した映像美とともに描き出す、孤独な若者たちの人生の季節

『ミラノ、愛に生きる』(2009年)、『君の名前で僕を呼んで』(2017年)、『サスペリア』(2018年)など、類まれなセンスに…

『マンダロリアン』シーズン3への大きな期待

『スター・ウォーズ』ファンからも絶大な支持 『マンダロリアン』が評価される理由とは?

映画の枠を超え、世界のさまざまな文化的領域で、一つの象徴として定着している『スター・ウォーズ』。現在は創造主たるジョージ・ルーカ…

『アントマン3』にみる今後のMCUの展開

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が暗示する、フェーズ5以降のMCUの展開

ヒーロー映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」が、製作しているマーベル・スタジオが称するところの“フェー…

『THE LAST OF US』比較検証

『THE LAST OF US』を原作ゲームと比較検証 日常を描いたドラマならではのアプローチ

日進月歩の成長を遂げ、ときに映画やドラマ以上の製作費をかけて、深い感動を与える作品が登場してきているテレビゲーム業界。そのなかで…

『イニシェリン島の精霊』の物語を解説

『イニシェリン島の精霊』に込められた、世界を救う一抹の希望 真の“アイルランド魂”とは

衝撃的な人間ドラマが展開する映画『スリー・ビルボード』(2017年)で、監督、脚本家として絶大な評価を受けることになった、マーテ…

『カジノ』が視聴者に問いかけること

チェ・ミンシク演じる主人公の人生をどう評価する? 『カジノ』が視聴者に問いかけること

すごい時代になってきた。『パラサイト 半地下の家族』(2019年)、配信ドラマ『イカゲーム』の世界的ヒットに続き、『Pachin…

『ホワイト・ノイズ』の難解な内容を解説

『ホワイト・ノイズ』の難解な内容を解説 ノア・バームバック監督が示した“恐ろしい事実”

例年の通りNetflixが、『バルド、偽りの記録と一握りの真実』、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』、アメリカで1週間限定公開…

『今際の国のアリス』のテーマを深掘り

『今際の国のアリス』が真に描いたものとは? 『イカゲーム』に通じる現実社会の写し絵に

同名の漫画作品を原作にして、東京そっくりの不思議な国に迷い込み、命を賭けた謎の“げぇむ”に参加することを余儀なくされる若者たちの…

『ナイブズ・アウト』続編のすごさに迫る

現代的マーダーミステリーの決定版 『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』のすごさに迫る

好評を博した、ライアン・ジョンソン監督、ダニエル・クレイグ主演のミステリー映画『ナイブズ・アウト』(2019年)の続編である『ナ…

三池崇史×韓国ドラマ『コネクト』の存在価値

三池崇史監督の作風と韓国作品・配信作品の過激さが合体 日韓合作『コネクト』の存在価値

映画監督として、世界でも日本でも、かなり独特といえる位置にいる三池崇史監督。商業的なジャンル映画を次々に撮りながら、アート方面に…

『非常宣言』が我々に投げかける選択肢

“大空のイ・ビョンホン”と“大地のソン・ガンホ” 『非常宣言』が我々に投げかける選択肢

韓国のスカイパニック映画『非常宣言』は、観客が驚く要素に溢れた大作だ。「パニック映画」は、次々に訪れる危機を、人々が乗り越えよう…

『アバター』続編に感じた複雑な思い

前作と同じ展開の繰り返し? 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に感じた複雑な思い

『ターミネーター』シリーズ、『エイリアン2』(1986年)、『タイタニック』(1997年)、そして『アバター』(2009年)など…

小野寺系の「2022年映画ベスト10」

小野寺系の「2022年 年間ベスト映画TOP10」 “人間がどう生きるのか”という思索へ

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2022年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

『ブラックアダム』から考えるDC映画の行方

『ブラックアダム』は新たな方針と外れたものに? 今後のDCコミックス映画の行方を占う

ワーナー・ブラザースのDCコミックスを原作とする大作映画シリーズが、激動の時を迎えている。ヒーロー大作映画が映画界で最も大きなビ…

『ウェンズデー』は『ハリポタ』を想起させる

『アダムス・ファミリー』とは別物として楽しみたい スピンオフ『ウェンズデー』の可能性

コメディドラマ『アダムスのお化け一家』や、アニメーション、実写映画シリーズなどの派生作品が製作され、日本でもタイトルの認知度が高…

『ストレンジ・ワールド』が描く重要なテーマ

『ストレンジ・ワールド』がいま公開される意義 描かれた家族3世代の考え方の違い

想像もつかない不思議な光景が広がり、見たこともない生物が活動する世界。自分たちの常識や既存の考え方が通用しない世界。そんな場所で…

『バルド』はイニャリトゥ版『8 1/2』

『バルド、偽りの記録と一握りの真実』はアレハンドロ・G・イニャリトゥによる『8 1/2』か

『アモーレス・ペロス』(2000年)で鮮烈な長編デビューを果たし、アカデミー賞作品賞を受賞した『バードマン あるいは(無知がもた…

『魔法にかけられて2』“おとぎ話”の問題点

『魔法にかけられて2』が描く“おとぎ話”の問題点 15年前の前作からの変化とは?

現代のニューヨークにディズニープリンセスがやってきて大騒動が巻き起こる実写映画『魔法にかけられて』(2007年)は、そのユニーク…

『ブラックパンサー』続編なぜ戸惑う内容に?

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が戸惑うような展開になった理由

公開当時、史上最高の興行収入を記録するヒーロー映画となった『ブラックパンサー』(2018年)は、アフリカ系のキャストや監督が中心…