『ホーム・アローン』続編が投げかけた問題

『ホーム・スイート・ホーム・アローン』が投げかけた、ディズニー系列の作品作りの課題

アメリカで12週間連続興行収入ナンバーワンを獲得し、日本を含む世界で大ヒットした、もはやファミリー向けコメディの伝説となっている…

『エターナルズ』は観る者を試す

『エターナルズ』は観る者を試す 観客の手に委ねられたヒーローたちの希望

ヴェネチア国際映画祭最高賞を受賞し、アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む主要3部門を獲得するなど、世界を席巻した『ノマドランド』。…

『ロン 僕のポンコツ・ボット』の問題提起

デジタル世代が直面する問題を描く 『ロン 僕のポンコツ・ボット』が示す未来への活路

イギリス発、気鋭のCGアニメーションスタジオ「ロックスミス・アニメーション」の初劇場作品『ロン 僕のポンコツ・ボット』が公開され…

『CUBE』をオリジナル版と比較考察

日本版『CUBE』とオリジナル版『キューブ』を比較考察 見えてくる日本映画の課題

1997年に公開されて以来、世界でカルト的な人気を誇る、ソリッドシチュエーション・スリラー映画『キューブ』。立方体のかたちの部屋…

『007/NTTD』を3つの視点から考察

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を3つの視点から考察 ボンドの運命にみる神話の終焉

『007』シリーズの最新作にして、ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンド映画の最終作となった『007/ノー・タイム・トゥ・…

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』を解説

スピルバーグの演出から思想まで 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の見どころを解説

スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォードそれぞれの代表作ともいえるアドベンチャー大作シリーズ、『インディ・ジョーンズ』…

『恐るべき子供たち』の真の価値

コクトー×メルヴィルの傑作が4Kリマスター版で蘇る 『恐るべき子供たち』の真の価値とは

映画発祥の国フランスで、1950年代の終わりに起こった、映画芸術の新たな潮流「ヌーヴェル・ヴァーグ」。その映画史的革命の10年ほ…

『ケイト』にみる米映画の日本文化の描き方

クラシカルな性質を持った娯楽映画『ケイト』 アメリカ映画における日本文化の描き方を考察

東京を舞台に、日本のヤクザと外国出身の暗殺者ケイトとの戦いを描く、Netflix配信のアクション作品『ケイト』。アメリカ映画であ…

『レミニセンス』が内包する多層性と哲学性

SF映画ではなくフィルム・ノワール? 『レミニセンス』が内包する多層性と哲学性

大ヒットしたTVドラマ『ウエストワールド』の脚本家であり、製作総指揮を務めたジョナサン・ノーラン。そして同じく製作総指揮と、エピ…

マルコムXとモハメド・アリの友情の行方

マルコムXとモハメド・アリの友情の行方 『ブラッド・ブラザーズ』が映し出す意外な真実

統一世界ヘビー級チャンピオンとして君臨したボクサー、モハメド・アリ。人権活動家、宗教家として活動し、道半ばで命を落としたマルコム…

『シャン・チー』成功の理由を分析

『シャン・チー』はなぜ想像以上の成功を収めたのか 哲学的な要素と多様性のメッセージ

マーベル・スタジオの新たなヒーロー映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が、とくにアメリカで、当初の予想を超えるヒットを記録…

『ドライブ・マイ・カー』脚本の魅力を解説

『ドライブ・マイ・カー』脚本の魅力を徹底解説 “解釈の遅延”という発想とジャンルの横断

最近の濱口竜介監督の勢いが凄まじい。脚本を連名で手がけた『スパイの妻』(2020年)が、ヴェネチア国際映画祭で黒沢清監督に銀獅子…

『ベケット』が映し出す映画史の“記憶”

70年代を中心としたサスペンス映画が現代に蘇る 『ベケット』が映し出す映画史の“記憶”

現代における“映画”とは何なのか……Netflixで配信中のサスペンススリラー映画『ベケット』は、配信作品でありながら、その根源…

『ザ・スーサイド・スクワッド』を前作と比較

『ザ・スーサイド・スクワッド』が前作から引き継いだ精神 ジェームズ・ガンの“成長”も

バットマンやスーパーマンをはじめとするヒーローなどに敗れ、収監されたヴィラン(悪党)たちが、アメリカ政府の指揮のもと自滅必至の危…

『フリー・ガイ』を哲学的な切り口から考察

『フリー・ガイ』の内容は意外に深い? 哲学的な切り口から読み解く

日々驚異的なスピードで進歩を遂げている、ビデオゲーム(TV、PCゲーム)の表現力。その技術革新が活かされたリアルな仮想世界を舞台…

『ワイスピ/ジェットブレイク』の試みを考察

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が長尺となった理由 シリーズ回帰作の試みとは

新作を生み出す度に荒唐無稽な描写がグレードアップしていく、カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズ。その9作目となる『ワ…

『ジャングル・クルーズ』に反映された思想

『ジャングル・クルーズ』の“現代の映画”としてのスリリングさ 作品に反映された思想を解説

近年、実写映画化企画が立て続いているウォルト・ディズニー・ピクチャーズ。その作品の中には、世界中のディズニーのパークで稼働してい…

『すべてが変わった日』が映し出す異常な世界

現代の目で観るからこその切迫感 サイコスリラー『すべてが変わった日』が映す異常な世界

自分の愛する人が苦しめられる……それは人間にとって、最も耐え難い事態ではないだろうか。映画『すべてが変わった日』は、あろうことか…

『モンスターズ・ワーク』の新しい価値観

変化したピクサー社の現状にもリンク? 『モンスターズ・ワーク』の新しい価値観

ピクサー・アニメーション・スタジオの代表作の一つであり、現在スタジオの製作を統括するピート・ドクターの当時の奇想が活かされたアニ…

『ブラック・ウィドウ』が描く“一つの希望”

『ブラック・ウィドウ』が描いた“一つの希望” マーベル・スタジオのヒーロー映画から考察

『アイアンマン2』(2010年)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)まで、マーベル・スタジオの映画で約10年の間活…