『毒戦 BELIEVER 2』はハン・ヒョジュのための映画? いまの時代らしい試みと懸念点
韓国で大ヒットを記録した映画『毒戦 BELIEVER』(2018年)が、配信映画『毒戦 BELIEVER 2』としてNetfli…
エジプシャン・シアター100年の歴史とともに考える、配信サービス事業の戦略と映画の未来
アメリカ、ロサンゼルスの「ハリウッド大通り」。著名な業界人の名が星型のプレートとともに刻まれる「ウォーク・オブ・フェーム」が歩道…
シルヴェスター・スタローンの精神は『ロッキー』そのもの その生き方が示す人生の希望
半年ほど前より、アクションスター俳優アーノルド・シュワルツェネッガーの伝記ドキュメンタリー『アーノルド ~シュワルツェネッガー、…
『リアリティ』の題材となった実際の事件を解説 恐ろしく“リアリティ”のあるスリラー映画
リアリティ・ウィナー。珍しい響きに聞こえるが、アメリカに住む、ごく平凡な一人の女性の名前である。彼女はペットの犬や猫をかわいがっ…
デヴィッド・フィンチャー監督『ザ・キラー』を徹底考察 ラストシーンは何を意味する?
「殺し屋」を職業にしている人物は、娯楽映画において数限りなく登場してきた。おそらくは多かれ少なかれ実際に存在していて、たぶんどこ…
ポン・ジュノの才能の原点に迫る 『ノランムン』が映す映画を愛する若者たちの青春時代
いまや世界から大きな注目を集めるようになっている韓国映画。そんなブームの波の中心で存在感を放っているのは、言わずと知れたポン・ジ…
『ゴジラ-1.0』徹底考察 第1作『ゴジラ』や『シン・ゴジラ』、山崎貴の作家性から紐解く
時代を超える傑作である第1作(1954年)以来、半世紀を超える映画シリーズとして絶大な人気を誇る『ゴジラ』。近年日本のシリーズで…
『ザ・クリエイター/創造者』が驚きに満ちた一作となった理由 製作背景などから考察
『ザ・クリエイター/創造者』は、VFXが多用されたSF映画として娯楽的な要素に満ちた内容でありながら、同時にこれまでの同種の作品…
マーティン・スコセッシの圧倒的な一作 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』徹底考察
マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は、とんでもない作品だ。「こういう傑作と出会うために映画を観続…
『アッシャー家の崩壊』をマイク・フラナガンが映像化した意義 原作小説から読み解く
19世紀文学を代表する作家の一人である、エドガー・アラン・ポー。史上初の推理小説といわれる『モルグ街の殺人』や、発表当時衝撃を巻…
『死霊館のシスター 呪いの秘密』は主客転倒した作品? シリーズの中での位置づけを考察
実在したアメリカの心霊研究家、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻の物語を、「ホラーマスター」と呼ばれるジェームズ・ワン監督が先鋭的な…
『バレリーナ』がこだわった映像表現 画面の美的な完成度によって獲得した優雅さ
近年、とくに世界が韓国映画、ドラマに期待しているものといえば、恋愛よりもバイオレンス表現なのではないか。エクストリームな内容はイ…
MV出身監督グラント・シンガーの驚くべき達成 『レプタイル -蜥蜴-』の凄さを解説
さまざまなジャンルの映像作品を製作、配信しているNetflix。そのラインナップのなかでも、映画ファンたちがとくに歓迎したいのが…
ロバート・ロドリゲスからの挑戦状!? 『ドミノ』鑑賞前に押さえておきたいこと
『デスペラード』(1995年)、『シン・シティ』(2005年)などのバイオレンスアクションを中核に、さまざまなジャンルを横断しな…
『スパイキッズ:アルマゲドン』の突出した点を解説 ロバート・ロドリゲスが託した希望
ロバート・ロドリゲス監督が手がけてきた『スパイキッズ』シリーズは、スパイの夫婦とその子どもたちが悪の組織と戦って世界の危機を救う…
『フローラとマックス』は“名作”と呼べる愛すべき一作に 音楽に対する普遍的かつ深い理解
ひと組の親子の結びつきが音楽によって修復されていく姿を描いたアイルランド映画『フローラとマックス』の配信がApple TV+で開…
“ウェス・アンダーソン節”全開 中編作品『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』を解説
『アステロイド・シティ』が日本で公開中のタイミングで、同じウェス・アンダーソン監督作である41分の映画『ヘンリー・シュガーのワン…
『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』は“革命的”作品 その凄さを解説
アメリカンコミックやTVアニメ、実写映画をはじめ、その他複数のメディアで、1980年代より今日まで展開され続けている『ティーンエ…
『アリスとテレスのまぼろし工場』の内容を徹底考察 “人間を描く”という岡田麿里の意識
アニメーション脚本家として多くのキャリアを積み、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などの作品で知られている、岡田麿里。…
チリの独裁者ピノチェトが吸血鬼だったら…… パブロ・ラライン『伯爵』の見事な風刺精神
次々と映像作品が配信されているNetflix。その膨大なタイトルのなかに、人知れずとんでもないものが、とくに大きな宣伝もされない…
『火の鳥 エデンの宙』がいま製作された意味 手塚治虫の「望郷編」に包含された狂気の再現
漫画、アニメ文化を、長年にわたって大きく飛躍させた、日本を代表するクリエイター、手塚治虫。そのライフワークとなった漫画『火の鳥』…
『GAMERA -Rebirth-』が見せた、「ガメラ」作品の新たな可能性 課題はバランスの調整?
第1作『大怪獣ガメラ』が1965年に公開されてからこれまでに、数々の映画シリーズが公開され、メディアミックスにて関連作がリリース…
『ホーンテッドマンション』に感じる異様な奥行き 娯楽作にとどまらない内容になった理由
ディズニーアニメーションを原作とした実写映画化シリーズを、ディズニー自身が続々製作、公開しているのと同様、『パイレーツ・オブ・カ…
『アステロイド・シティ』をネタバレありで解説 ウェス・アンダーソンが作品に込めた真意
アメリカの映画界で、きわめて個性的なスタイルを駆使しながら、ポップで抽象的な映像世界を生み出しているウェス・アンダーソン監督。そ…
Netflixシリーズ『ONE PIECE』が実写化大成功となった理由 アメリカで作られた意義を考察
永きにわたり、漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』の屋台骨を支え続けてきた、尾田栄一郎によるヒット作『ONE PIECE』(ワンピース)…
忽那汐里、菊地凛子も出演 SFドラマ『インベージョン』の特殊性と現実社会に通じるテーマ
Apple TV+で2021年から配信されているSFドラマシリーズ『インベージョン』の第2シーズンの配信が始まった。 この『…
漆器づくりの“現在の苦境”と“未来への可能性” 『バカ塗りの娘』から学ぶ理想的な“生き方”
アジアの伝統工芸として知られる“漆器”。その原料となる天然樹脂“漆(うるし)”は、日本ではなんと縄文時代から、もの作りに使われて…
『マスクガール』が優れたドラマとなった理由 ネガティブな社会問題と現代的な視点が鍵に
世界的なフィーバーを巻き起こした『イカゲーム』以降、韓国ドラマが注目を浴びているなか、同じくNetflixから「マスターピース」…
映画『SAND LAND』にみる“作家・鳥山明”の凄み 『ドラゴンボール』以上の強靭な内容に
『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』など、『週刊少年ジャンプ』の漫画作品を原作としたアニメーション作品、いわゆる「ジャンプアニメ」が、近年…
孫悟空の活躍を描くアニメーション映画 『モンキー・キング』に漂う異様な雰囲気の正体
映画やTVドラマ、漫画やゲーム、舞台などなど、中国のみならず日本でも数々の派生作品を生み出し続けている『西遊記』。子どもにも人気…
『ムービング』が“地に足をつけた”ドラマとなった理由 スーパーヒーロー作品との類似点
『パラサイト 半地下の家族』(2019年)、『イカゲーム』が世界的なブームになったことから、さまざまなタイトルが熱視線を浴び続け…
『ハート・オブ・ストーン』は『M:I』シリーズと似て非なる? ガル・ガドットの勇姿を堪能
『タイラー・レイク』シリーズや『グレイマン』(2022年)など、次々に大作が送り出されているNetflixのアクション映画。この…
奇妙な惑星の日常を描くアニメシリーズ 『ストレンジ・プラネット』が掲示するメッセージ
アニメ『ストレンジ・プラネット』の配信が開始されている。WEBコミックが書籍化され、ベストセラーとなった同名作品の原作者ネイサン…
『バービー』は娯楽大作かつ現代を代表する圧倒的な映画に 作品に込められた強度と信念
映画『バービー』と『Oppenheimer(原題)』を同日に観るというネットミーム「バーベンハイマー」がアメリカで流行し、本国の…
『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の驚くべき挑戦 描かれたブルックリンのリアル
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮として参加、マイケル・ベイ監督が10年の間に5作もの作品を送り出し、さらにスピンオフも製作…
SF風陰謀コメディ 『ゼイ・クローン・タイローン』が描く、アメリカにおける現実的な脅威
『クリード 炎の宿敵』(2018年)の脚本を担当したユエル・テイラーが初監督し、ジョン・ボイエガ、ジェイミー・フォックス、テヨナ…
パク・ソジュン×IU初共演 再起する人間たちの物語『ドリーム ~狙え、人生逆転ゴール!~』
『梨泰院クラス』に主演して世界的な人気を獲得し、MCU作品『マーベルズ』にも出演するパク・ソジュン。国民的シンガーとして知られ、…