『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が映す現実

現実世界の現在と未来を映し出す 真に意義のあるシリーズ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』

日本ではU-NEXTで独占配信となった、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のシーズン1が完結した。このシリーズは、世界で大ヒットした…

『スター・ウォーズ』新CGアニメの裏テーマ

CGアニメーション作品『スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ』に存在する裏テーマ

『スター・ウォーズ』の正史の一部である、エピソード1からエピソード3にあたる、「新三部作」。そこでまだ描かれていなかったり、暗示…

『グッド・ナース』が描く“おそるべき脅威”

エディ・レッドメインが圧巻の演技を披露 『グッド・ナース』が描いた“おそるべき脅威”

困窮するシングルマザーの看護師(ナース)と、何かと彼女を助けようとする、親切な同僚男性。この二人の看護師の物語を描く『グッド・ナ…

必見の映画祭『フォーエバー・チャップリン』

チャップリン映画は新たな視野を獲得する冒険! 必見の映画祭上映作品を解説

映画史のなかで最も偉大な功績を残した一人である、「喜劇王」チャールズ・チャップリン。ちょび髭や、山高帽にぶかぶかのズボンを履いた…

現在を映し出すドラマ『ザ・ウォッチャー』

『ザ・ウォッチャー』が現在を映し出す作品となった理由 人間の執着心のおそろしさ

ニューヨークタイムズをはじめとしたアメリカの複数のメディアが、2018年に奇妙な出来事を伝えた。そこに記された事件は、2014年…

『シー・ハルク』の前衛的な試みと深いテーマ

MCU史上最も“攻めた”『シー・ハルク』の前衛的な試み 本当の意味で“多様性”を語る内容に

シチュエーションコメディをドラマの要素に取り入れた『ワンダヴィジョン』、人格が入れ変わる男性を主人公とした『ムーンナイト』、そし…

『ウェアウルフ・バイ・ナイト』の意義を考察

マーベル・スタジオ“初のホラー作品” 『ウェアウルフ・バイ・ナイト』にみる新たな可能性

ディズニープラスからハロウィンのシーズンに合わせて配信された『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・…

『史上最高のカンパイ!』が届けるメッセージ

ピーター・ファレリー監督による異色の戦争映画 『史上最高のカンパイ!』のメッセージ

ファレリー兄弟監督の兄として、『メリーに首ったけ』(1998年)など、際どいユーモアが炸裂するコメディ映画を手がけてきたピーター…

『七人樂隊』に宿る香港への“愛情”

ジョニー・トーらの香港への“思い入れ”と“愛情” 『七人樂隊』が描く時代の移り変わり

激動の時代のなかで、変化のときを迎えようとしている香港。そんな都市の、まだイギリスの植民地だった1950年代から、現在、未来へと…

『四畳半タイムマシンブルース』を解説

複雑な感情を映像化 『四畳半タイムマシンブルース』が描くモラトリアムや“青春”の終わり

森見登美彦原作、湯浅政明監督により好評を博した、四畳半に住むモラトリアム学生が主人公のTVアニメ『四畳半神話大系』、そして映画『…

『キャシアン・アンドー』は挑戦的な作品に

『キャシアン・アンドー』が表現する深い陰影のあるテーマ 自由で挑戦的な内容を考察

ディズニーの「ルーカスフィルム」買収以降、多くの『スター・ウォーズ』関連の映画、ドラマ作品が製作されている。ドラマシリーズでは、…

大人向け絵本『ドクターバク』

大人にこそ読んでほしい、アニメ映画のような絵本ーー小野寺系が読み解く『ドクターバク』の魅力

絵本といえば、小さな子ども向けのもの……というイメージも今は昔。昨今は見た目もかわいくてつい飾りたくなるような絵本や、読むほどに…

『ザ・オールド・マン』はとにかく“渋い”

ジェフ・ブリッジスらが“アメリカの精神”を体現 とにかく“渋い”『ザ・オールド・マン』

公開初日に記録的な視聴者数を記録し、批評家にも絶賛されているシリーズ、『ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤』……タイトルの通り、…

『NOPE/ノープ』のテーマを徹底考察

『NOPE/ノープ』に込められたテーマを徹底考察 逆転した“見られる者”と“見る者”の関係性

映画のはじまりは、フランスのリュミエール兄弟による「シネマトグラフ」の発明からだということは、映画好きの間ではよく知られている。…

『鵜頭川村事件』に潜むおそろしい謎

『ミッドサマー』『呪詛』に続く 『連続ドラマW 鵜頭川村事件』に潜むおそろしい謎

スウェーデンの土着的な祭に参加したことで、異様な状況に巻き込まれていく主人公たちの恐怖を描いた映画『ミッドサマー』(2019年)…

『ラック~幸運を探す旅~』の高揚感

『ラック~幸運をさがす旅~』はピクサー的な作品に 宮﨑駿作品などにも通じる高揚感

『ミッション:インポッシブル』シリーズや『トップガン マーヴェリック』などを手がけるスカイダンス・メディア。そのアニメ部門である…

『プレデター:ザ・プレイ』は意欲作に

引き継がれた第1作の“魂” 『プレデター:ザ・プレイ』の続編映画としての理想的な姿勢

『ホーム・スイート・ホーム・アローン』に続いて、20世紀スタジオを買収したディズニーが、同スタジオの大ヒットシリーズを配信作とし…

『輪るピングドラム』は新たな宗教哲学か

『輪るピングドラム』は新たな宗教哲学か 劇場版に追加された不気味な予言シーンも

TVアニメ『輪るピングドラム』の放送から、およそ10年の時を経て、新作パートを加えた総集編として新たに構築された、『劇場版 RE…

『ジュラシック・ワールド』シリーズの課題

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にみる、映画界のシリーズ作品における課題

映画史に巨大な爪痕を残した、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』(1993年)の公開から、およそ30年。その…

『グレイマン』は懐かしさを覚える一作に

『グレイマン』が思い起こさせる往年のアクション映画の面白さ シリーズ化には課題も?

製作費推定250億円以上という、配信映画として最大といえる巨費が投じられた、アドベンチャー・アクション映画『レッド・ノーティス』…

『再婚ゲーム』が視聴者に問う“価値観”

“再婚”と“婚活の駆け引き”を題材にした『梨泰院クラス』!? 『再婚ゲーム』が問う価値観

大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』は、日本でも大きな人気を獲得し、新たな韓国ドラマブームの原動力となった。その人気を受け、竹内涼…

『バイオハザード』初のドラマシリーズを検証

『バイオハザード』初の実写ドラマは現代的な内容に 恐怖表現、原作ゲーム、配役から検証

世界的なヒットを続けている、カプコンのTVゲーム『バイオハザード』シリーズは、その人気を基に、これまで多くの映像化作品が製作され…

『ミニオンズ フィーバー』が追求する音楽の魅力

『ミニオンズ フィーバー』が追求する音楽の魅力 ブラックカルチャーのきらめきを楽しむ

イルミネーションの代表作である、『怪盗グルー』シリーズの人気キャラクター、“ミニオン”。グルーの手下として働く、小さくてバナナの…

感動作『アプローズ、アプローズ!』の衝撃

個人と人生とのかかわりを観客に問い直す “一歩先”の“感動作”『アプローズ、アプローズ!』

情熱的なベテラン俳優が、囚人たちを指導して演劇の舞台を成功させ、パリの国立劇場での上演に挑む……。このようなあらすじから、『アプ…

『ソー:ラブ&サンダー』の“価値”を考察

『ソー:ラブ&サンダー』はなぜ観客に混迷した印象を与えたのか? 作品の“価値”を考える

『マイティ・ソー 』シリーズも、『ソー:ラブ&サンダー』で、ついに第4作を迎え、マーベル・スタジオ映画では、単独ヒーローシリーズ…

今だからこそ生まれる『ザ・フォッグ』の価値

映画の魅力に溢れた『ザ・フォッグ』の強靭な存在感 現在だからこそ生まれるその価値とは

アメリカB級娯楽映画の代表的な監督、ジョン・カーペンター。その職人的な姿勢は、一般の観客を楽しませるとともに、プロの映画監督の支…