『007/NTTD』を3つの視点から考察

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を3つの視点から考察 ボンドの運命にみる神話の終焉

『007』シリーズの最新作にして、ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンド映画の最終作となった『007/ノー・タイム・トゥ・…

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』を解説

スピルバーグの演出から思想まで 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の見どころを解説

スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォードそれぞれの代表作ともいえるアドベンチャー大作シリーズ、『インディ・ジョーンズ』…

『恐るべき子供たち』の真の価値

コクトー×メルヴィルの傑作が4Kリマスター版で蘇る 『恐るべき子供たち』の真の価値とは

映画発祥の国フランスで、1950年代の終わりに起こった、映画芸術の新たな潮流「ヌーヴェル・ヴァーグ」。その映画史的革命の10年ほ…

『ケイト』にみる米映画の日本文化の描き方

クラシカルな性質を持った娯楽映画『ケイト』 アメリカ映画における日本文化の描き方を考察

東京を舞台に、日本のヤクザと外国出身の暗殺者ケイトとの戦いを描く、Netflix配信のアクション作品『ケイト』。アメリカ映画であ…

『レミニセンス』が内包する多層性と哲学性

SF映画ではなくフィルム・ノワール? 『レミニセンス』が内包する多層性と哲学性

大ヒットしたTVドラマ『ウエストワールド』の脚本家であり、製作総指揮を務めたジョナサン・ノーラン。そして同じく製作総指揮と、エピ…

マルコムXとモハメド・アリの友情の行方

マルコムXとモハメド・アリの友情の行方 『ブラッド・ブラザーズ』が映し出す意外な真実

統一世界ヘビー級チャンピオンとして君臨したボクサー、モハメド・アリ。人権活動家、宗教家として活動し、道半ばで命を落としたマルコム…

『シャン・チー』成功の理由を分析

『シャン・チー』はなぜ想像以上の成功を収めたのか 哲学的な要素と多様性のメッセージ

マーベル・スタジオの新たなヒーロー映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が、とくにアメリカで、当初の予想を超えるヒットを記録…

『ドライブ・マイ・カー』脚本の魅力を解説

『ドライブ・マイ・カー』脚本の魅力を徹底解説 “解釈の遅延”という発想とジャンルの横断

最近の濱口竜介監督の勢いが凄まじい。脚本を連名で手がけた『スパイの妻』(2020年)が、ヴェネチア国際映画祭で黒沢清監督に銀獅子…

『ベケット』が映し出す映画史の“記憶”

70年代を中心としたサスペンス映画が現代に蘇る 『ベケット』が映し出す映画史の“記憶”

現代における“映画”とは何なのか……Netflixで配信中のサスペンススリラー映画『ベケット』は、配信作品でありながら、その根源…

『ザ・スーサイド・スクワッド』を前作と比較

『ザ・スーサイド・スクワッド』が前作から引き継いだ精神 ジェームズ・ガンの“成長”も

バットマンやスーパーマンをはじめとするヒーローなどに敗れ、収監されたヴィラン(悪党)たちが、アメリカ政府の指揮のもと自滅必至の危…

『フリー・ガイ』を哲学的な切り口から考察

『フリー・ガイ』の内容は意外に深い? 哲学的な切り口から読み解く

日々驚異的なスピードで進歩を遂げている、ビデオゲーム(TV、PCゲーム)の表現力。その技術革新が活かされたリアルな仮想世界を舞台…

『ワイスピ/ジェットブレイク』の試みを考察

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が長尺となった理由 シリーズ回帰作の試みとは

新作を生み出す度に荒唐無稽な描写がグレードアップしていく、カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズ。その9作目となる『ワ…

『ジャングル・クルーズ』に反映された思想

『ジャングル・クルーズ』の“現代の映画”としてのスリリングさ 作品に反映された思想を解説

近年、実写映画化企画が立て続いているウォルト・ディズニー・ピクチャーズ。その作品の中には、世界中のディズニーのパークで稼働してい…

『すべてが変わった日』が映し出す異常な世界

現代の目で観るからこその切迫感 サイコスリラー『すべてが変わった日』が映す異常な世界

自分の愛する人が苦しめられる……それは人間にとって、最も耐え難い事態ではないだろうか。映画『すべてが変わった日』は、あろうことか…

『モンスターズ・ワーク』の新しい価値観

変化したピクサー社の現状にもリンク? 『モンスターズ・ワーク』の新しい価値観

ピクサー・アニメーション・スタジオの代表作の一つであり、現在スタジオの製作を統括するピート・ドクターの当時の奇想が活かされたアニ…

『ブラック・ウィドウ』が描く“一つの希望”

『ブラック・ウィドウ』が描いた“一つの希望” マーベル・スタジオのヒーロー映画から考察

『アイアンマン2』(2010年)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)まで、マーベル・スタジオの映画で約10年の間活…

『ロキ』にみるマーベル・スタジオの革新性

MCUのドラマシリーズに新たな驚き 『ロキ』にみるマーベル・スタジオの革新性

マーベル・スタジオによるドラマシリーズの第3弾としてリリースされた『ロキ』は、その作品群に新たな驚きを加える作品だ。『マイティ・…

『クワイエット・プレイス』の問題点を考える

『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』にみる“続編映画”の問題点 本当の勝負は3作目?

音を立てただけで、巨大な怪物が猛スピードで襲ってくる……。そんな緊迫感に溢れた世界を描き、背筋を凍らせるサスペンス体験と新鮮な驚…

『グーニーズ』が“クラシック”となった理由

『グーニーズ』なぜキッズ作品の代表的な存在に? 現実ともリンクする一抹の“ほろ苦さ”

子どもたちが活躍する、娯楽アドベンチャー映画の定番といえる1985年公開の『グーニーズ』が地上波放送される。  公開から30年…

『クルエラ』が内容的に成功した理由

『クルエラ』が内容的な成功を収めることになった理由 掲げられた新しいメッセージとは

『101匹わんちゃん』(1961年)のクルエラ・ド・ヴィルといえば、ディズニーのアニメーションの歴史の中でも、屈指のインパクトと…