『タイラー・レイク』アクションの凄まじさ

『タイラー・レイク -命の奪還-』はアクション映画のノウハウ満載 期待するもの全てある凄まじさ

哀しい過去を忘れるため、がむしゃらに戦える“死地”を求め、誰もが断る任務を受ける凄腕の傭兵タイラー・レイク(クリス・ヘムズワース…

ミシェル・ロドリゲス“武闘派”としての魅力

『ワイルド・スピード SKY MISSION』で国宝級のガン飛ばし “武闘派”ミシェル・ロドリゲスの魅力

現在のハリウッドにおいて、ミシェル・ロドリゲスほど「武闘派」という言葉が似合う女優はいない。もちろん彼女より身体能力の高い、もっ…

『ドクター・スリープ』は単体でも楽しめる!

『ドクター・スリープ』はサイキック・アクションの良作!  カタルシス溢れる決着を観よ

結論から書くと、『ドクター・スリープ』(2019年)はサイキック・アクションの良作だ。そして『シャイニング』の40年越し(!)の…

『トレイン・ミッション』の見どころは?

『トレイン・ミッション』地上波初放送! 管理職を放棄して暴れ回るリーアム・ニーソンを堪能せよ

現場から管理職へ。普通はそういうものである。これはアクションスターも同様だ。年齢を重ねるごとに、1人で奮闘するよりも、若手立てる…

『アドリフト』は実話系サバイバル映画の秀作

『アドリフト 41日間の漂流』は実話系サバイバル映画の秀作! 海という巨大な存在への恐怖と美しさ

海は広いな大きいな……それだけに海は恐ろしい。どこまでも広がる大海原を前にしたとき、人間は圧倒的に無力である。私も小さい頃にウッ…

『ハーレイ・クインの~』は距離感が絶妙!

“手を組む”距離感が絶妙! 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』アンサンブルとしての面白さ

キャラクターの性質を大事にしつつ、観客の支持を得る。この目標を掲げたとき、ハーレイ・クインはなかなか難しい題材だ。何せ彼女は見た…

まさかの復活、『ワイスピ』ハンの軌跡

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でまさかの復活! シリーズの立役者ハンの軌跡をたどる

ハン、事実上2回目の蘇生である。なんの話かといえば、もちろん『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2020年)だ。スピンオフ…

『1917』の技術と新しい挑戦

サム・メンデスの新境地! 『1917 命をかけた伝令』の“シンプルな物語”と“実験的な手法”

1917年。第一次世界大戦の戦場で過ごす2人の若者ブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)とスコフィールド(ジョージ・マッ…

『バッドボーイズ』成功した“引き算戦法”

『バッドボーイズ フォー・ライフ』はシリーズの転換点!? 成功した“引き算戦法”

見た目も中身もギンギラ、ナンパで武闘派刑事のマイク(ウィル・スミス)と、常識人ながらマイクの暴走の心労から時おり奇行が目立つ良き…

加藤よしきの「2019年映画TOP10」

年末企画:加藤よしきの「2019年 年間ベスト映画TOP10」 歴史の生き証人になれた感覚

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2019年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

『SW』エイブラムスの哀しき独り相撲

J・J・エイブラムスの哀しき独り相撲 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』への同情

J・J・エイブラムス監督53歳、哀しき独り相撲……観終わった後、私はそう思った。面白い/面白くないかで言えば面白かったし、好き/…

『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の憑依芸

前作の魅力は確かに「継承」! ロック様たちの“憑依芸”光る『ジュマンジ/ネクスト・レベル』

冴えない大学生のスペンサー(アレックス・ウルフ)。大学へ進学したけれど、学校では友達ができず、バイト先では叱られる。なんだか暗い…

ロック様が映画で提言する「プロレス」の魅力

熱くて優しいスポ魂映画の快作! 『ファイティング・ファミリー』ロック様が提言する「プロレス」の魅力

本作『ファイティング・ファミリー』(2019年)は、アメリカン・プロレスの最高峰WWEで活躍する女子レスラー、ペイジの伝記映画で…

「のむコレ」“ヤンキー更生映画”を見逃すな

のむコレの季節がやってきた! “ヤンキー更生映画“『英雄都市』『スーパーティーチャー』を要チェック

今年も映画館・シネマート新宿/心斎橋で実施される“のむコレ”の時期がやってきた。同劇場の編成担当である野村武寛氏がチョイスした世…

『グレタ GRETA』が描く孤独と狂気

“女性同士の奇妙な関係”を描いた新たな秀作! 『グレタ GRETA』に漂う“孤独”と“狂気”

『グレタ GRETA』(2019年)は奇妙な映画だ。サイコサスペンスであり、ブラックコメディであり、孤独と狂気を描いた映画でもあ…

キャラ小説としての『三体』

中国SF『三体』は理系が苦手でも楽しめる! キャラクター小説としての魅力を考察

私は理系科目が物凄く苦手だ。高校生のとき「上手くいってたら80点、失敗していても60点は取れてるな」と思った数学のテストで0点を…

『JW:パラベラム』は理想的な続編に

『ジョン・ウィック:パラベラム』は理想的な続編! 広げすぎた風呂敷を畳み、アクションに特化

まさかこんな風呂敷が広がってしまうなんて……。恐らく作り手たちも内心ではビックリしたのではないか。『ジョン・ウィック:パラベラム…

『喧嘩稼業』の面白さは“理屈の戦い”にアリ

今もっとも続きが気になる格闘技漫画、『喧嘩稼業』の面白さは“理屈の戦い”にアリ

リアルサウンド編集部の方から「今すぐ記事にしたい本はありますか?」という質問を受けたとき、私は即答した。「木多康昭先生の『喧嘩稼…

『ハイロー』は「EXILEになれる」場所?

『HiGH&LOW』は「もっとEXILEになれる」場所!? 山田裕貴、志尊淳、川村壱馬らの情熱と工夫

日本のどこかにあるSWORD地区(なぜSWORD地区と言うかを説明すると大変なので割愛)。このSWORD地区に存在する“漆黒の凶…

ジョニー・トーの傑作を野心的リメイク!

ジョニー・トーの傑作を野心的リメイク! 狂人続出の『毒戦 BELIEVER』は男2人の「情」の物語

今すぐ頭を強打して記憶を失いたい……! こんな気持ちになる日が来ようとは。『毒戦 BELIEVER』(2018年)は韓国ノワール…

『大脱出3』から感じる作り手たちの意地

マックス・チャンがMVP!? 『大脱出3』から感じるシルヴェスター・スタローンら作り手たちの意地

我らがスタローンの最新作が見参! 衝撃の『大脱出3』(2019年)である。自ら監獄に囚人として潜入・脱獄してしまうことで、逆に刑…

『トリプル・スレット』の強いメッセージ性

細かいことは気にするな! アクションスターたちを対決させた『トリプル・スレット』の意義

スコット・アドキンス、マイケル・ジェイ・ホワイト、ジージャー・ヤーニンらが率いる凄い極悪人が悪いことをしている! イコ・ウワイス…

『ワイスピ』ロック様の“ピープルズ演技”

ロック様の筋肉が原動力!? 『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』でも健在の“ピープルズ演技”

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019年)は凄い映画だ。語彙が消滅する類の映画である。本作のストーリーはあってないよう…

『チャイルド・プレイ』リブートとしての成果

『チャイルド・プレイ』は現代のホラー映画として見事な出来! 作り手がクリアしたリブートの課題

いろいろと問題を抱える少年アンディ(ガブリエル・ベイトマン)は、生活に疲れ切ったお母さんカレン(オーブリー・プラザ)から、せめて…