『ファイナル・スコア』は新ダイ・ハード映画

オマージュだけでは終わらない 『ファイナル・スコア』は新たな“ダイ・ハード映画”の快作だ!

イギリスで作られたアメリカ映画! あるいはイギリスにも『午後のロードショー』を愛する男がいた! 本作『ファイナル・スコア』(20…

『大脱出2』は「!?」が連発する謎の映画?

『大脱出2』は「!?」が連発する謎の映画? シルヴェスター・スタローンの転がる人生を再確認

どうした!? スタローン!? というわけで『大脱出2』(2018年)である。スタさんとシュワちゃんのダブル主演で贈る脱獄映画『大…

『バンブルビー』にみるスピルバーグ・イズム

『バンブルビー』に継承された“スピルバーグ・イズム” 格闘アクションはシリーズ最高の完成度に

『バンブルビー』(2018年)は『トランスフォーマー』シリーズに登場する人気キャラクター「バンブルビー」のスピンオフであり、前日…

『キャプテン・マーベル』の熱いメッセージ

暴れたいのに暴れられない人へ 『キャプテン・マーベル』の熱いメッセージ性と軽快なユーモア

「女の子だって暴れたい」。これは日本で大人気のアニメ『プリキュア』シリーズの1作目、『ふたりはプリキュア』の企画書に記されていた…

『マスターZ』は超王道の娯楽活劇に

マックス・チャンのアクションが凄まじい! 『イップ・マン外伝 マスターZ』は超王道の娯楽活劇に

詠春拳の使い手・張天志(チョン・ティンチ)は、同じく詠春拳の達人である葉問(イップ・マン)との看板を賭けた対決に敗れ、武術界から…

『アリータ』の絶妙なバランス

メディアミックスとして大成功? 『アリータ:バトル・エンジェル』の絶妙なバランス

実写化に限らず、メディアミックスは難しい。ゲームのアニメ化、漫画の小説化、映画の漫画化などなど、表現媒体を変え、なおかつ「原作」…

『クリード 炎の宿敵』恋愛映画としての一面

原点にあった恋愛映画としての一面も 『クリード 炎の宿敵』が捉えた『ロッキー』シリーズのテーマ

『クリード 炎の宿敵』(2018年)は恋愛映画であり、スポーツ映画だ。前作以上にパンチ一発一発の「重さ」を強調した格闘シーンや、…

2018年の“おじさん映画”を振り返る

トムクル骨折、ニコケイブチギレ、ソン・ガンホ巻き込まれ……2018年“おじさん映画”を振り返る

50・80、喜んで。そんなわけで、近年のアクション映画シーンでは「おじさん映画」が盛り上がっている。なお、ここで言う「おじさん」…

加藤よしきの「2018年映画TOP10」

年末企画:加藤よしきの「2018年 年間ベスト映画TOP10」 アジア映画が熱い方向へ進化

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2018年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

『ボーダーライン』続編の“お仕事映画”感

蘇るデスマーチの記憶…… 『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の“お仕事映画”感

休憩はおろか帰宅すらできない過剰労働、いわゆるデスマーチ(死の行進)を経験したことはあるだろうか? 私はある。家には帰れず、たま…

『のむコレ』でアジア映画の“熱”を体感せよ

『のむコレ』でアジア映画の“熱”を体感せよ 『狂獣 欲望の海域』『The Witch/魔女』に注目

今、アジア映画が熱い。特にアクション映画は熱い。ここ日本でも近年グングンとアクション映画のレベルが上がっているように、アクション…

加藤よしき、PS4『スパイダーマン』レビュー

PS4『スパイダーマン』に漂う“親愛なる隣人”感! オープンワールドと地域密着型キャラクターの相性

スパイダーマンのゲームを遊ぶと、いつもズルいと思う。だって移動するだけで面白いのだから。クモの能力を持つスーパーヒーロー、スパイ…

夫婦アクションの快作『スカイスクレイパー』

“夫婦アクション”の新たな快作! 夫婦関係をカッコよく描いた『スカイスクレイパー』の新しさ

香港に作られた高さ1kmの巨大タワー“ザ・パール”。ビルの安全管理コンサルタントを務めるウィル(ロック様ことドウェイン・ジョンソ…

『ザ・プレデター』は捉え方で評価が変化?

捉え方で評価が変わる? 『ザ・プレデター』は「ドン詰まりの男子のバカ騒ぎ映画」として満点!

『ザ・プレデター』(18年)上映終了後、左右に座るカップルが絵に描いたように真反対の反応を示した。右は絶賛の言葉と共に笑い合い、…

『スタンド マイヒーローズ』評

“麻薬取締部”題材に、バトル漫画を彷彿とさせる恋愛ゲーム!? 『スタンド マイヒーローズ』の秀逸なシナリオに迫る

「メディアミックス」とは、ゲーム/アニメ/小説/マンガ業界において、魅力的かつ危険な言葉である。成功すればデカいが、メディアの垣…

『アントマン&ワスプ』4DX版見どころ解説

『アントマン&ワスプ』の格闘シーンは変幻自在でリズミカル! 4DX版の見どころ解説

映画と連動して座席が揺れ、風が吹き、水滴が飛ぶ……いわゆる4DX 。この4DXが今、凄くイイ感じに盛り上がってきている。この原稿…

加藤よしきの『ショックウェイブ』評

全てが過剰! アンディ・ラウ×ハーマン・ヤウ『ショックウェイブ』から感じる香港映画の意地

劉徳華ことアンディ・ラウ! 俳優・歌手としてアジアの最高峰を走る香港の大スターであり、数々の苦難を乗り越えてきた奇跡の人である。…

『スターフォックス64』に教わった“対戦”の楽しさ

『スターフォックス64』が教えてくれた“対戦”の楽しさ 学校の看板を賭けた隣町の少年との勝負

ゲームに関する記事を書いておいて何だが、私は「対戦」が苦手である。生来の気質もあるが、育った環境も関係しているだろう。実家の最寄…

『M:I 6』は“おじさん映画”の傑作!

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、まごうことなき“おじさん映画”の傑作だ!

私がおじさんになっても、カッコよく撮れるの? 肉体美はとても無理よ、若い子には負けるわ……。森高千里の名曲「わたしがオバさんにな…

全編10カット『ブッシュウィック』の魅力

全編わずか10カット 『ブッシュウィック-武装都市-』の“長回し”は、3本の映画を想起させる

映画は映画であるから、役者の近くにはカメラとスタッフがいるものだ。この当たり前のことを私たちはけっこう忘れがちである。今、画面に…

『ジュラシック・ワールド』続編は挑戦的

ポイントは“ムツゴロウ精神”? 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は挑戦的な作品に

「あれだけ人が死んだのに、普通に開園した!?」全世界の人間がそう突っ込んだ『ジュラシック・ワールド』(15年)から早3年。ついに…

加藤よしきの『オンリー・ザ・ブレイブ』評

映画異文化交流の醍醐味! 『オンリー・ザ・ブレイブ』が描く普通の人間とヒーローとしての消防士

アメリカ合衆国アリゾナ州。乾燥した気候と多発する山火事で有名なこの地で、2人の男が人生の袋小路に迷い込んでいた。1人は青年マクド…

加藤よしきの『消された女』評

血みどろホラー・サスペンスの新たな快作! 『消された女』は最後まで観客の好奇心を刺激する

身から出た錆で苦境に立たされているテレビマンのナムス(イ・サンユン)は、キャリアを一発逆転させるドキュメンタリー番組の題材を探し…

『デッドプール2』は“思春期に帰れる”

食い足りなさに感じる不思議な魅力 『デッドプール2』は“思春期に帰れる”

前作『デッドプール』(16年)は習作という感じの作品だった。不死身な上に第四の壁を無視する傭兵デッドプール。そのキャラクターに相…