マ・ドンソク祭りの幕開け! 『無双の鉄拳』は“ヴァイオレンス・ファンタジー欲”を満たす快作だ
かつて闇社会で「雄牛」の異名で恐れられた男がいた。その二本の剛腕は万物を粉砕し、標的を仕留めるためなら常識を軽々と無視して突き進…
「E3」での『Gears 5』発表を機に振り返る、“カバーシステム”など『ギアーズ』シリーズの魅力
今年も世界最大のゲーム見本市E3がありました。『ファイナルファンタジー7』のリメイクや、『ゼルダの伝説 ブレズ オブ ザ ワイル…
凶悪かつ滑稽に描かれる暴力と死 『スノー・ロワイヤル』は観客がツッコミ役を担う“参加型映画”に
雪に覆われたコロラド州の田舎町キーホー。この田舎町が雪で孤立しないように「道」を守るのが、ネルズ・コックスマン(リーアム・ニーソ…
ゴジラへの暴走気味の想いが短所であり長所にも 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の美学
ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラが世界中をブッ壊しながら戦う。シンプルなお祭り映画なのに、『ゴジラ キング・オブ・モンスター…
トム・クルーズの“トムクル力”を堪能せよ! 『ミッション:インポッシブル』シリーズを総括
トム・クルーズ! 80年代に彗星のごとくデビューを果たし、今日もハリウッドの最前線でハンサムを振りまいているスター中のスターであ…
ジャッキー・チェンはいつだって“何か”を仕掛けてくる! 『ザ・フォーリナー』は新たな代表作に
アクション映画界の生きる伝説ことジャッキー・チェン。ここ日本ではレコードを出し、テレビでTOKIOやウッチャンと対決するなど、お…
『名探偵ピカチュウ』最大のキモは完璧に実写化されたポケモンたち 1種ごとに異なったアプローチ
So Cute……。そう一言だけ書いて記事を終えたい。それくらい『名探偵ピカチュウ』(2019年)に登場するポケモンは可愛い。俗…
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は胸を張れる超大作に “ヒーローも人”というMCUのスタンス
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)を遂に観た。公式から散々にネタバレへの注意喚起があって、正直そこまで注意することか…
『アベンジャーズ/エンドゲーム』への期待 MCUの一大シリーズ10年の歩みを総括する
思えば遠くへ来たもんだ……。武田鉄矢も裸足で逃げ出す巨大プロジェクトが、まもなく初めての“一区切り”をつけようとしている。『アベ…
『シャザム!』は笑いあり涙ありのホームドラマに その魅力はスケールの小ささにあり!?
結論から書くと『シャザム!』(2019)は非常に丁寧に作られたファミリー映画である。基本はコメディタッチだが、1人の傷ついた少年…
スーファミ版『幽☆遊☆白書』と“放課後暗黒武術会”に学んだ、「面白ければ支持される」という忘れがちなこと
「面白い」は、強く、すべてに優先する。今回の記事では、このシンプルな、しかし忘れがちなことを痛感した思い出話をしたい。あれは私が…
『ハンターキラー 潜航せよ』成功のカギはブチギレ俳優2人のキャスティング!? その頑強な魅力に迫る
想像してみてほしい。息が詰まりそうな潜水艦の中で、あのジェラルド・バトラーがアメリカ×ロシアの全面戦争のキーマンとなり、地上では…
オマージュだけでは終わらない 『ファイナル・スコア』は新たな“ダイ・ハード映画”の快作だ!
イギリスで作られたアメリカ映画! あるいはイギリスにも『午後のロードショー』を愛する男がいた! 本作『ファイナル・スコア』(20…
『大脱出2』は「!?」が連発する謎の映画? シルヴェスター・スタローンの転がる人生を再確認
どうした!? スタローン!? というわけで『大脱出2』(2018年)である。スタさんとシュワちゃんのダブル主演で贈る脱獄映画『大…
『バンブルビー』に継承された“スピルバーグ・イズム” 格闘アクションはシリーズ最高の完成度に
『バンブルビー』(2018年)は『トランスフォーマー』シリーズに登場する人気キャラクター「バンブルビー」のスピンオフであり、前日…
暴れたいのに暴れられない人へ 『キャプテン・マーベル』の熱いメッセージ性と軽快なユーモア
「女の子だって暴れたい」。これは日本で大人気のアニメ『プリキュア』シリーズの1作目、『ふたりはプリキュア』の企画書に記されていた…
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』に見た、“ブッ殺す以上にブッ殺されまくる”フロムの真髄
恐ろしいことに、フロム・ソフトウェアさんの新作『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(2019年)の試遊会にお邪…
マックス・チャンのアクションが凄まじい! 『イップ・マン外伝 マスターZ』は超王道の娯楽活劇に
詠春拳の使い手・張天志(チョン・ティンチ)は、同じく詠春拳の達人である葉問(イップ・マン)との看板を賭けた対決に敗れ、武術界から…
メディアミックスとして大成功? 『アリータ:バトル・エンジェル』の絶妙なバランス
実写化に限らず、メディアミックスは難しい。ゲームのアニメ化、漫画の小説化、映画の漫画化などなど、表現媒体を変え、なおかつ「原作」…
アメリカはラッパーが殴り合うゲームを出すべきだーー『Def Jam』シリーズ続編への期待
日本でキムタクが殴り合うゲームが出ている今こそ、アメリカはラッパーが殴り合うゲームを出すべきだ。何の話かと言うと、早く『Def …
フネさんが「ナメられないように」と精神的マウント? 初期『サザエさん』アニメとしての魅力
まさか「最近観たアニメは?」という鉄板の質問に、「『サザエさん』しか観てないですね……」と答える日が来るとは思いませんでした。そ…
人生を見つめ直すきっかけに……自分探しタップゲーム『ALTER EGO』が教えてくれること
まず結論から書いておきましょう。今回ご紹介する『ALTER EGO』(2018~)は夜に1人で、可能なら部屋の電気を全て消すか、…
原点にあった恋愛映画としての一面も 『クリード 炎の宿敵』が捉えた『ロッキー』シリーズのテーマ
『クリード 炎の宿敵』(2018年)は恋愛映画であり、スポーツ映画だ。前作以上にパンチ一発一発の「重さ」を強調した格闘シーンや、…
トムクル骨折、ニコケイブチギレ、ソン・ガンホ巻き込まれ……2018年“おじさん映画”を振り返る
50・80、喜んで。そんなわけで、近年のアクション映画シーンでは「おじさん映画」が盛り上がっている。なお、ここで言う「おじさん」…
年末企画:加藤よしきの「2018年 年間ベスト映画TOP10」 アジア映画が熱い方向へ進化
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2018年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
2018年に“納得”できる形で成立 『アリー/ スター誕生』ブラッドリー・クーパーの堅実な手腕
8割は「酒と泪と男と女」のハリウッド実写版と言っていい傑作、『アリー/ スター誕生』(2018年)が遂に公開された。稀代のポップ…
非凡なる『ミトラスフィア -MITRASPHERE-』の堅実さーー“守り”に特化した作品の魅力
3カ月かけて指示通りの仕事をして、さらに顧客からも好評を得たのに、上層部内での政治的な理由で、その成果物を全破棄されてしまったら…
蘇るデスマーチの記憶…… 『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の“お仕事映画”感
休憩はおろか帰宅すらできない過剰労働、いわゆるデスマーチ(死の行進)を経験したことはあるだろうか? 私はある。家には帰れず、たま…
今になって気づいた『ねこあつめ』の本当の優しさーー加藤よしきが感謝の気持ちを込めて
拝啓、『ねこあつめ』様。 勝手なことだとは重々承知ですが、どうしても『ねこあつめ』様へ自分の気持ちを伝えておきたく、…
『のむコレ』でアジア映画の“熱”を体感せよ 『狂獣 欲望の海域』『The Witch/魔女』に注目
今、アジア映画が熱い。特にアクション映画は熱い。ここ日本でも近年グングンとアクション映画のレベルが上がっているように、アクション…
PS4『スパイダーマン』に漂う“親愛なる隣人”感! オープンワールドと地域密着型キャラクターの相性
スパイダーマンのゲームを遊ぶと、いつもズルいと思う。だって移動するだけで面白いのだから。クモの能力を持つスーパーヒーロー、スパイ…
“夫婦アクション”の新たな快作! 夫婦関係をカッコよく描いた『スカイスクレイパー』の新しさ
香港に作られた高さ1kmの巨大タワー“ザ・パール”。ビルの安全管理コンサルタントを務めるウィル(ロック様ことドウェイン・ジョンソ…
捉え方で評価が変わる? 『ザ・プレデター』は「ドン詰まりの男子のバカ騒ぎ映画」として満点!
『ザ・プレデター』(18年)上映終了後、左右に座るカップルが絵に描いたように真反対の反応を示した。右は絶賛の言葉と共に笑い合い、…