『ワンダーウーマン 1984』は失恋映画?

『ワンダーウーマン 1984』はクリスマスにぴったり!? 前作から一転、80’sの恋愛映画的な作りに

重いよ! ダイアナさん! というわけで、『ワンダーウーマン 1984』(2020年)である。本作の冒頭は、既に公式からリリースさ…

加藤よしきの「2020年映画TOP10」

年末企画:加藤よしきの「2020年 年間ベスト映画TOP10」 厳しい状況だが劇場や配信で良作が

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2020年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

「のむコレ2020」注目の2作品

「のむコレ2020」注目は“全力後ろ向き映画” 『ルクス・エテルナ 永遠の光』『レディ・マクベス』

まったく季節感がない2020年だが、今年も“のむコレ”の季節がやったきた。“のむコレ”とは、映画館・シネマート新宿/心斎橋で、同…

『悪魔はいつもそこに』でドン底気分に

Netflixの醍醐味がここにある トム・ホランドらの名演光る『悪魔はいつもそこに』でドン底気分に

アメリカの田舎は地獄かよ。名は体を表すというが、時々、本当にタイトルのまんまだなと感心する作品がある。Netflixで配信が始ま…

マックG、20年越しの「おかえりなさい」

どっこい生きてる、マックG! 『ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~』で20年越しのおかえりなさい

どっこい生きてる、マックG! というわけで先日からNetflixで配信が始まった『ザ・ベビーシッター 〜キラークイーン〜』(20…

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』解説

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は何がすごいのか? 映画の醍醐味がここにある

核戦争で荒廃した近未来。やさぐれ風来坊のマックス(トム・ハーディ)は、暴君イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の軍団にト…

実録サスペンス映画の秀作『バルーン』

よりにもよって気球で亡命!? 『バルーン 奇蹟の脱出飛行』は実録サスペンス映画の秀作

よりにもよって、気球ですか? 『バルーン 奇蹟の脱出飛行』(2018年)の観客は映画が始まった途端、そんなふうに頭を抱えるだろう…

『タイラー・レイク』アクションの凄まじさ

『タイラー・レイク -命の奪還-』はアクション映画のノウハウ満載 期待するもの全てある凄まじさ

哀しい過去を忘れるため、がむしゃらに戦える“死地”を求め、誰もが断る任務を受ける凄腕の傭兵タイラー・レイク(クリス・ヘムズワース…

ミシェル・ロドリゲス“武闘派”としての魅力

『ワイルド・スピード SKY MISSION』で国宝級のガン飛ばし “武闘派”ミシェル・ロドリゲスの魅力

現在のハリウッドにおいて、ミシェル・ロドリゲスほど「武闘派」という言葉が似合う女優はいない。もちろん彼女より身体能力の高い、もっ…

『ドクター・スリープ』は単体でも楽しめる!

『ドクター・スリープ』はサイキック・アクションの良作!  カタルシス溢れる決着を観よ

結論から書くと、『ドクター・スリープ』(2019年)はサイキック・アクションの良作だ。そして『シャイニング』の40年越し(!)の…

『トレイン・ミッション』の見どころは?

『トレイン・ミッション』地上波初放送! 管理職を放棄して暴れ回るリーアム・ニーソンを堪能せよ

現場から管理職へ。普通はそういうものである。これはアクションスターも同様だ。年齢を重ねるごとに、1人で奮闘するよりも、若手立てる…

『アドリフト』は実話系サバイバル映画の秀作

『アドリフト 41日間の漂流』は実話系サバイバル映画の秀作! 海という巨大な存在への恐怖と美しさ

海は広いな大きいな……それだけに海は恐ろしい。どこまでも広がる大海原を前にしたとき、人間は圧倒的に無力である。私も小さい頃にウッ…

『ハーレイ・クインの~』は距離感が絶妙!

“手を組む”距離感が絶妙! 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』アンサンブルとしての面白さ

キャラクターの性質を大事にしつつ、観客の支持を得る。この目標を掲げたとき、ハーレイ・クインはなかなか難しい題材だ。何せ彼女は見た…

まさかの復活、『ワイスピ』ハンの軌跡

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でまさかの復活! シリーズの立役者ハンの軌跡をたどる

ハン、事実上2回目の蘇生である。なんの話かといえば、もちろん『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2020年)だ。スピンオフ…

『1917』の技術と新しい挑戦

サム・メンデスの新境地! 『1917 命をかけた伝令』の“シンプルな物語”と“実験的な手法”

1917年。第一次世界大戦の戦場で過ごす2人の若者ブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)とスコフィールド(ジョージ・マッ…

『バッドボーイズ』成功した“引き算戦法”

『バッドボーイズ フォー・ライフ』はシリーズの転換点!? 成功した“引き算戦法”

見た目も中身もギンギラ、ナンパで武闘派刑事のマイク(ウィル・スミス)と、常識人ながらマイクの暴走の心労から時おり奇行が目立つ良き…

加藤よしきの「2019年映画TOP10」

年末企画:加藤よしきの「2019年 年間ベスト映画TOP10」 歴史の生き証人になれた感覚

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2019年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の憑依芸

前作の魅力は確かに「継承」! ロック様たちの“憑依芸”光る『ジュマンジ/ネクスト・レベル』

冴えない大学生のスペンサー(アレックス・ウルフ)。大学へ進学したけれど、学校では友達ができず、バイト先では叱られる。なんだか暗い…

ロック様が映画で提言する「プロレス」の魅力

熱くて優しいスポ魂映画の快作! 『ファイティング・ファミリー』ロック様が提言する「プロレス」の魅力

本作『ファイティング・ファミリー』(2019年)は、アメリカン・プロレスの最高峰WWEで活躍する女子レスラー、ペイジの伝記映画で…

「のむコレ」“ヤンキー更生映画”を見逃すな

のむコレの季節がやってきた! “ヤンキー更生映画“『英雄都市』『スーパーティーチャー』を要チェック

今年も映画館・シネマート新宿/心斎橋で実施される“のむコレ”の時期がやってきた。同劇場の編成担当である野村武寛氏がチョイスした世…

キャラ小説としての『三体』

中国SF『三体』は理系が苦手でも楽しめる! キャラクター小説としての魅力を考察

私は理系科目が物凄く苦手だ。高校生のとき「上手くいってたら80点、失敗していても60点は取れてるな」と思った数学のテストで0点を…

『JW:パラベラム』は理想的な続編に

『ジョン・ウィック:パラベラム』は理想的な続編! 広げすぎた風呂敷を畳み、アクションに特化

まさかこんな風呂敷が広がってしまうなんて……。恐らく作り手たちも内心ではビックリしたのではないか。『ジョン・ウィック:パラベラム…