『ヴェノム』続編は一周回って異色作?

一周回って異色作? 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の安心感

人間、開き直ると強くなるものである。『ダイの大冒険』でポップも言っていた。そして『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2…

香港映画マインドに溢れた『シャン・チー』

香港映画マインドに溢れた『シャン・チー』 功夫映画的な物語構造と成長譚としての魅力

何千年も前から存在し、歴史を影から操っていた悪の組織「テン・リングス」の首領・シュー・ウェンウー(トニー・レオン)は、妻を亡くし…

『ワイスピ/ジェットブレイク』の愛と誠実さ

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は愛と誠実さに溢れた傑作 人間ドラマにも注目

“悪い連中が悪いことを考えているから、いつもの仲間でシメに行こうぜ!”。本作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年…

『タイタニック』撮影時の伝説の数々

『タイタニック』はパニックアクションとしても超一級品! 映画史に残る撮影時の伝説とは

さる5月7日に『タイタニック』(1997年)が『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送され、「前編」として主人公のジャック(レ…

『るろうに剣心』を成功に導いた“発明”とは

『るろうに剣心』は日本アクション映画の歴史を塗り替えた 最大の発明は“不殺アクション”

伝説の暗殺者・人斬り抜刀斎こと緋村剣心が、不殺の誓いの証である逆刃刀を手に、強敵たちと壮絶な死闘を繰り広げる。そんな『るろうに剣…

個々のパーツが輝く『デンジャー・ゾーン』

細かい“厭描写”が光る “気軽に楽しめる映画”の需要を満たす『デンジャー・ゾーン』

近年、中規模程度のアクション映画が減っている。もちろん正座して観たくなるような名作は重要だし、心に突き刺さる映画も必要だ。しかし…

『ワンダーウーマン 1984』は失恋映画?

『ワンダーウーマン 1984』はクリスマスにぴったり!? 前作から一転、80’sの恋愛映画的な作りに

重いよ! ダイアナさん! というわけで、『ワンダーウーマン 1984』(2020年)である。本作の冒頭は、既に公式からリリースさ…

加藤よしきの「2020年映画TOP10」

年末企画:加藤よしきの「2020年 年間ベスト映画TOP10」 厳しい状況だが劇場や配信で良作が

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2020年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

「のむコレ2020」注目の2作品

「のむコレ2020」注目は“全力後ろ向き映画” 『ルクス・エテルナ 永遠の光』『レディ・マクベス』

まったく季節感がない2020年だが、今年も“のむコレ”の季節がやったきた。“のむコレ”とは、映画館・シネマート新宿/心斎橋で、同…

『悪魔はいつもそこに』でドン底気分に

Netflixの醍醐味がここにある トム・ホランドらの名演光る『悪魔はいつもそこに』でドン底気分に

アメリカの田舎は地獄かよ。名は体を表すというが、時々、本当にタイトルのまんまだなと感心する作品がある。Netflixで配信が始ま…

マックG、20年越しの「おかえりなさい」

どっこい生きてる、マックG! 『ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~』で20年越しのおかえりなさい

どっこい生きてる、マックG! というわけで先日からNetflixで配信が始まった『ザ・ベビーシッター 〜キラークイーン〜』(20…

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』解説

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は何がすごいのか? 映画の醍醐味がここにある

核戦争で荒廃した近未来。やさぐれ風来坊のマックス(トム・ハーディ)は、暴君イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の軍団にト…

実録サスペンス映画の秀作『バルーン』

よりにもよって気球で亡命!? 『バルーン 奇蹟の脱出飛行』は実録サスペンス映画の秀作

よりにもよって、気球ですか? 『バルーン 奇蹟の脱出飛行』(2018年)の観客は映画が始まった途端、そんなふうに頭を抱えるだろう…