作品評の記事一覧

(2762件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『ヤンヤン 夏の想い出』“余白”の醍醐味

『ヤンヤン 夏の想い出』はなぜ映画史に残る名作なのか 4K版で味わう“余白”の醍醐味

多くの場合、語るべき物語があってそれを具現化していく過程で生じる“余白”にある種のカタルシスが見出され、それが映画を映画たらしめ…

ハンス・ジマーの最新ツアーを映画館で体験

最新ツアーを映画館で体験 『ワールド・オブ・ハンス・ジマー:新次元へ』をいま観る意義

現在の映画音楽界で最大の巨匠の一人といえる、ハンス・ジマー。2025年は、彼自身とオーケストラ、アーティストが演奏する初の日本公…

『ホーム・アローン』の“欲張らない”よさ

『ホーム・アローン』“バトル”はまさかの15分? 全編にあふれる“欲張らない”気持ちよさ

12月19日の金ローで『ホーム・アローン』が放送。泥棒撃退の痛快さはもちろん、孤独と向き合い戦う決意をする少年の成長物語こそが見…

『アバター:F&A』の壮大な人間ドラマに注目

『アバター:F&A』は映像美だけではない 観る者の心を揺さぶる壮大な人間ドラマに注目!

12月19日より公開される『アバター』シリーズの最新作であり、シリーズ第一章の完結となる『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ…

劇場版『わたなれ』の反響でアニメ映画界激震

劇場版『わたなれ』の反響でアニメ映画界激震 唯一無二の“ゴミ”映像体験を見逃すな

『わたなれ』劇場版は、コスプレを通じた主人公の成長と恋愛模様を描く良作。だが、終盤の台無しな「決断」が観客を苦笑の渦に巻き込んで…

デル・トロ版『フランケンシュタイン』を考察

ギレルモ・デル・トロは何を描こうとした? 『フランケンシュタイン』に込めたメッセージ

ギレルモ・デル・トロ監督が、ホラー作品の代名詞である『フランケンシュタイン』をNetflixで映画化。デル・トロ監督は、この映画…

実写版『秒速5センチメートル』成功の理由

実写版『秒速5センチメートル』成功の理由 新海誠の作家性を再解釈し健全な恋愛映画へ回帰

新海誠監督の2007年公開のアニメーション映画、『秒速5センチメートル』。『君の名は。』(2016年)で大ブレイクを果たす前の小…

『ハウス・オブ・ダイナマイト』が示す恐怖

核戦争の恐怖を人間の弱さを描くことで暗示 『ハウス・オブ・ダイナマイト』が示す恐怖

『ハート・ロッカー』(2008年)、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012年)など、近年はアメリカのポリティカルかつ刺激的な題材で…

『ナイトメアー』は何度観ても“再発見”

【本日地上波放送】『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は何度観ても“再発見”できる!

子どもの頃に観た映画を大人になってから観返すと、まるで同じ映画が別の作品のように感じることがある。かつては単純に「面白い」「怖い…

『グッドニュース』の挑戦的な試み

「よど号ハイジャック事件」を韓国側の視点で描く 『グッドニュース』の挑戦的な試み

1970年に日本を震撼させた、「よど号ハイジャック事件」。極左過激武装組織・赤軍派が、羽田を飛び立った旅客機を乗っ取り、北朝鮮へ…

『死霊館』シリーズの完結を考える

『死霊館 最後の儀式』はホラーとして物足りない? シリーズの締めくくりに与えられた意味

「心霊研究家」夫妻、エド&ロレイン・ウォーレンをモデルに、夫妻が経験したという超常現象・怪奇事件を題材にした、12年の歴史を持つ…