作品評の記事一覧

(2748件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

劇場版『わたなれ』の反響でアニメ映画界激震

劇場版『わたなれ』の反響でアニメ映画界激震 唯一無二の“ゴミ”映像体験を見逃すな

『わたなれ』劇場版は、コスプレを通じた主人公の成長と恋愛模様を描く良作。だが、終盤の台無しな「決断」が観客を苦笑の渦に巻き込んで…

デル・トロ版『フランケンシュタイン』を考察

ギレルモ・デル・トロは何を描こうとした? 『フランケンシュタイン』に込めたメッセージ

ギレルモ・デル・トロ監督が、ホラー作品の代名詞である『フランケンシュタイン』をNetflixで映画化。デル・トロ監督は、この映画…

実写版『秒速5センチメートル』成功の理由

実写版『秒速5センチメートル』成功の理由 新海誠の作家性を再解釈し健全な恋愛映画へ回帰

新海誠監督の2007年公開のアニメーション映画、『秒速5センチメートル』。『君の名は。』(2016年)で大ブレイクを果たす前の小…

『ハウス・オブ・ダイナマイト』が示す恐怖

核戦争の恐怖を人間の弱さを描くことで暗示 『ハウス・オブ・ダイナマイト』が示す恐怖

『ハート・ロッカー』(2008年)、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012年)など、近年はアメリカのポリティカルかつ刺激的な題材で…

『ナイトメアー』は何度観ても“再発見”

【本日地上波放送】『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は何度観ても“再発見”できる!

子どもの頃に観た映画を大人になってから観返すと、まるで同じ映画が別の作品のように感じることがある。かつては単純に「面白い」「怖い…

『グッドニュース』の挑戦的な試み

「よど号ハイジャック事件」を韓国側の視点で描く 『グッドニュース』の挑戦的な試み

1970年に日本を震撼させた、「よど号ハイジャック事件」。極左過激武装組織・赤軍派が、羽田を飛び立った旅客機を乗っ取り、北朝鮮へ…

『死霊館』シリーズの完結を考える

『死霊館 最後の儀式』はホラーとして物足りない? シリーズの締めくくりに与えられた意味

「心霊研究家」夫妻、エド&ロレイン・ウォーレンをモデルに、夫妻が経験したという超常現象・怪奇事件を題材にした、12年の歴史を持つ…

『ホーンテッドマンション』の映画的仕掛け

“乗る恐怖”から“見る物語”へ 『ホーンテッドマンション』が挑んだ映画的仕掛け

ディズニーランドの名物アトラクション「ホーンテッドマンション」は、恐怖を“見る”のではなく“体験する”ことを目的に設計された没入…

『ロスト・バス』は“人間ドラマ”の傑作だ

山火事の脅威を誰も見たことのないレベルで表現 『ロスト・バス』は“人間ドラマ”の傑作だ

これまでのパニック映画の枠を飛び越え、山火事の脅威を、映画作品として誰も見たことのないレベルで見事に表現したポール・グリーングラ…

『ファイナル・デッドブラッド』ヒットの理由

『ファイナル・デッドブラッド』なぜシリーズ最大のヒットに? “死の描写”のリアリティ

予知によって大惨事から逃れた人々が、“死の運命”に襲われ次々と連鎖的な事故で命を狙われるホラー、『ファイナル・デスティネーション…

『金ロー』でハリソン・フォードの凄さを堪能

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』“原点回帰”で味わう最後の冒険

『007』シリーズのジェームズ・ボンドのように、演じる俳優が次々と変わっていくアクション映画もあれば、俳優のイメージと強く結びつ…

『キル・ボクスン』と対になる『カマキリ』

イム・シワン主演『カマキリ』が描く韓国社会の課題 『キル・ボクスン』と対になる一作に

暗殺を請け負う会社組織に属する、業界トップのベテラン殺し屋が、母として娘の問題に翻弄され、ワークライフバランスのなかで揺れる姿を…

『トロン:アレス』は映画館で“体感”すべき

『トロン:アレス』を映画館で“体感”せよ 圧倒的な映像体験と音楽がもたらすメッセージ

3DCGを本格的に導入した最初期の伝説的映画として、圧倒的に時代を先取りしていた1作目『トロン』(1982年)。そして、ジョセフ…