作品評の記事一覧

(2565件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

ニコール・キッドマン主演『ホランド』を考察

物議を醸した『ホランド』の謎に迫る 再評価されるべきニコール・キッドマンの演技力

長年の映画界への貢献から、「アメリカン・フィルム・インスティチュート」の生涯功労賞を受賞し、新作映画『ベイビーガール』での鮮烈な…

『名探偵コナン』小五郎のカッコよさ振り返る

“目覚めの小五郎”の原点がここに 『名探偵コナン 水平線上の陰謀』カッコよすぎる毛利小五郎

劇場版で急にカッコよくなるキャラクターは、どんな作品にもいるものだ。しかし、劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)…

『名もなき者』はディランの成熟をどう描いた?

『名もなき者』はディランの“成熟”をどう描いたのか? “個人”的な音楽と大衆化との葛藤

大衆《フォーク》の象徴から魂の解放へ──『名もなき者』が描くディランの葛藤と成熟  小さい頃、毎週末のように通っていたダイナー…

『14番目の標的』が描く毛利一家の絆

『名探偵コナン 14番目の標的』が映す毛利一家の絆 小五郎&英理の不器用な夫婦愛にも注目

「おじさんがおばさんを撃ったのは事実でも、それがイコール真実とは限らねぇんじゃないか」  工藤新一の声を使った江戸川コナン…

『教皇選挙』をネタバレありで解説

アカデミー賞脚色賞受賞作『教皇選挙』をネタバレありで解説 “挑戦的行為”の意義を考える

さまざまな反応を呼び起こした、第97回アカデミー賞の受賞結果。映画『教皇選挙』が脚色賞を受賞したことも大きな話題となり、その内容…

『映画ドラえもん』最新作が担う教育的側面

『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』が担う教育的側面 芸術を愛する精神が育まれる傑作

『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』は、アニメーションの原点である絵の魅力を追求した作品だ。タイトルのとおり「絵画」を中心に、…

『啓示』はヨン・サンホ監督の集大成に 

Netflix映画『啓示』が描く現実社会の問題と人間の心理 ヨン・サンホ監督の集大成的作品に

映画『新感染』シリーズや『ソウル・ステーション/パンデミック』(2016年)などのアニメ作品、ウェブトゥーン作品、また、Netf…

『ノー・アザー・ランド』が世に与えた影響

『ノー・アザー・ランド』が切り取った驚くべきパレスチナの現実 世に与えた影響を考える

ベルリン映画祭最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞を受賞し、先のアカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞を獲得したことが大きな…

『ウィキッド』アリアナ・グランデに拍手

『ウィキッド ふたりの魔女』“やさしいギャル”を演じ切ったアリアナ・グランデに拍手!

『ウィキッド ふたりの魔女』(2024年)は、虐げられてきた人物が、巨大な理不尽に対して立ち上がる姿を描いた作品だ。そのカタルシ…

『エレクトリック・ステイト』の意義を考察

ルッソ兄弟のSFアドベンチャー『エレクトリック・ステイト』が意義を持つ作品になった理由

スウェーデンのアーティスト、シモン・ストーレンハーグのグラフィックノベルを原作とした、アメリカのSFアドベンチャー映画『エレクト…

『ウィキッド ふたりの魔女』が映す複雑さ

『ウィキッド ふたりの魔女』が描く“動揺”と“葛藤” 作品が長年愛されてきた理由を考える

『ウィキッド ふたりの魔女』が、オープニング週末3日間の動員32万1000人、興収5億1900円を記録し、実写洋画作品として久々…

難解作『ニッケル・ボーイズ』を徹底解説

アカデミー賞2部門ノミネートの“難解作” 『ニッケル・ボーイズ』の挑戦的な試みを徹底解説

2020年にピュリツァー賞(フィクション部門)を受賞したコルソン・ホワイトヘッドの同名小説を映画化した『ニッケル・ボーイズ』が、…

『名もなき者』のテーマを徹底考察

『名もなき者』が解き明かすボブ・ディランの音楽の“魔法の秘密” 作品のテーマを徹底考察

1960年代から、今なお多くの人々に多大な影響を与え続け、ミュージシャンとして初のノーベル文学賞を受賞している、世界的シンガーソ…

『ブルータリスト』の核心に迫る

アカデミー賞3冠『ブルータリスト』は驚くべき一作 映画製作の常識を覆す作品づくりに迫る

第82回ゴールデングローブ賞映画部門作品賞(ドラマ部門)を受賞し、第97回アカデミー賞では主演男優賞、作曲賞、撮影賞の受賞を果た…

『ぼくまほ』に“刺さる”観客が続出

映画『ぼくまほ』に“刺さる”観客が続出 『366日』に続く口コミ拡大の“泣ける”映画に

もしあなたが一回だけ魔法が使えるなら何に使うだろうか。自分の欲望を満たすために使うのか、それとも誰かの幸せのために使うのか。 …