作品評の記事一覧

(2461件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』ネタバレ解説

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』完全ネタバレ解説 “黒の王”ヌルはMCUでも大暴れ?

こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画およびジャンル映画まわりのニュースや気になった噂をセレ…

アナ・ケンドリック、初監督作で貫いた意志

アナ・ケンドリックがシリアルキラーもので初監督 『アイズ・オン・ユー』で貫いた“意志”

『マイレージ、マイライフ』 (2009年)、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010年)、『ピッチ・パーフェ…

『イル・ポスティーノ』に収められた命の輝き

こんなふうに生きることができたならば 『イル・ポスティーノ』に収められた命のきらめき

映画にはごくたまに、「こんなふうに生きることができたならば」と思わせるものがある。1996年に日本公開されたイタリア映画『イル・…

ヴィジャイ『カッティ 刃物と水道管』は必見

社会派×アクションの傑作! 南インドの星・ヴィジャイ主演『カッティ 刃物と水道管』は必見

疲れた時にはスパイスたっぷりのカレーが食べたくなるし、インド映画も観たくなる。特に日々の出勤で疲労が溜まっていたり、アコギな企業…

『トラップ』にみるシャマランの唯一無二性

『トラップ』にみるM・ナイト・シャマランの“唯一無二性” ヒッチコック作品との共通点も

ハリウッドのヒットメイカーかつ鬼才として知られる、M・ナイト・シャマラン監督。その新作『トラップ』は、まさに面目躍如、真骨頂とい…

『がんばっていきまっしょい』アニメ版の評価

『がんばっていきまっしょい』30年越しの“アニメ化”の評価は? ボート競技の“延長”の意味

敷村良子の小説『がんばっていきまっしょい』は息の長い作品である。1995年に第4回坊っちゃん文学賞大賞を受賞した本作は、1998…

“韓国らしい”映画『戦と乱』の力強さ

“動”のカン・ドンウォンと“静”のパク・ジョンミン “韓国らしい”映画『戦と乱』の力強さ

Netflix配信作品としてリリースされた、韓国の歴史アクション映画『戦と乱』は、配信作ならではの過激なバイオレンス描写が平気な…

『ジョーカー2』に貫かれた破滅的な試み

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に貫徹された破滅的な試み “上下巻”だから描けたもの

※本記事はネタバレを一部含みます。鑑賞前の方はどうぞご注意ください。  『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』をめぐる一連のネガ…

『ジョーカー2』のメッセージを徹底考察

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を徹底考察 作品に仕掛けられた“最大のジョーク”とは?

R指定作品として、初めて10億ドル以上の興行収入を記録したほどに大きなブームを巻き起こした、トッド・フィリップス監督作『ジョーカ…

『アリス・イン・ワンダーランド』衣装に注目

『アリス・イン・ワンダーランド』が女性に人気の理由は? 多彩な衣装に目を奪われる

10月18日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、ティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)が放送…

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を考察

『シビル・ウォー』はなぜ多くの観客に受け入れられたのか アメリカの悲劇的な姿を追体験

アメリカ南北戦争(アメリカン・シビル・ウォー)のような内戦が、現在のアメリカで始まったら、果たしてどうなるのか。映画『シビル・ウ…

『室井慎次  敗れざる者』の役割を解説

『室井慎次 敗れざる者』が“『踊る』らしさ”を封印した意図とは? 2部作前編の役割を解説

お台場で物騒な事件が起きて、所轄と本庁の意地がぶつかり合い、モッズコートを着た刑事が走り、しびれるような決め台詞を発する。それら…

『スオミ』は三谷幸喜の自己言及的な一作

三谷幸喜の『スオミ』での“挑戦”は議論を呼ぶ結果に 『鎌倉殿』で得た“現代性”の試行錯誤

5年ぶりとなる三谷幸喜監督の新作映画『スオミの話をしよう』(以下、『スオミ』)は、著名な詩人・寒川しずお(坂東彌十郎)の妻・スオ…

『完結編 第1章』に凝縮されたニジガクの魅力

映画『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』に凝縮された“ニジガクの魅力”

お台場から沖縄へ、実在の舞台で再発見する“ニジガクの魅力”   映画『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第…

『踊る大捜査線2』に刻印された昭和と平成

『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』に刻印された激動の平成 警察だから描けたサラリーマン社会

『踊る大捜査線』(以下、『踊る』)プロジェクトの12年ぶりの新作となる2部作の映画『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)、…

『名探偵ピカチュウ』が発展させた原作の世界

『名探偵ピカチュウ』が発展させた原作ゲームの世界 大谷育江らおなじみの声優陣も

10月4日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、任天堂のゲームを原作とした大ヒット映画『名探偵ピカチュウ』(2019年)が放…

『スーパーヒーロー』は『DAIMA』前に必見

『DAIMA』の前に必見『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』 原点を感じるハチャメチャ感

『ドラゴンボール』シリーズの映画としては最新作となる『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(2022年)が10月3日にフジテレビ…

『ベイビーわるきゅーれ』第3作の完成度

アクション映画として世界レベル 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の突出した完成度

殺しの腕は超一流。けれども、いまいち社会じゃうまくやっていけない。そんな殺し屋コンビの杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤…

『ビートルジュース』続編が支持される理由

『ビートルジュース ビートルジュース』はなぜ支持を得た? 現代でも通用するメッセージ

ティム・バートン監督の特異なセンスとイマジネーションが爆発し、その才能を広く知らしめることになったホラーコメディ映画『ビートルジ…

『喪う』が描く深い人間ドラマ

Netflix映画『喪う』が描く深い人間ドラマ “名作”の濃密かつ繊細なアプローチを紐解く

Netflix配信の映画作品のなかでも、アカデミー賞に絡んでも全くおかしくない、そしていまからでも「名作」と呼びたくなるほどの、…