物議を醸した『ホランド』の謎に迫る 再評価されるべきニコール・キッドマンの演技力
長年の映画界への貢献から、「アメリカン・フィルム・インスティチュート」の生涯功労賞を受賞し、新作映画『ベイビーガール』での鮮烈な…
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
長年の映画界への貢献から、「アメリカン・フィルム・インスティチュート」の生涯功労賞を受賞し、新作映画『ベイビーガール』での鮮烈な…
残酷な債権者に追われるミッキー・バーンズは地球脱出を図り、「エクスペンダブル」(使い捨て人間)として惑星移住船に乗りこむ。実験対…
「アクションはアクション映画だけの専売特許じゃないぜ!」……そんな『スナック バス江』(著:フォビドゥン澁川/集英社)の名セリフ…
『パラサイト 半地下の家族』(2019年)に『グエムル 漢江の怪物』(2006年)を接ぎ木したポン・ジュノの現在形、それが彼の新…
大衆《フォーク》の象徴から魂の解放へ──『名もなき者』が描くディランの葛藤と成熟 小さい頃、毎週末のように通っていたダイナー…
原作の実写化やアニメ化といった“メディアミックス”に対して、身構えてしまう人は少なくない。吉と出るか、凶と出るか。思い入れがある…
「おじさんがおばさんを撃ったのは事実でも、それがイコール真実とは限らねぇんじゃないか」 工藤新一の声を使った江戸川コナン…
2025年がはじまって4カ月。今年はまだスタートしたばかりではあるがアカデミー賞で史上初の単一作品でオスカー4本を獲得した『AN…
グリム兄弟の童話を基に、めくるめくファンタジー世界が圧倒的な表現力で展開する、ディズニーアニメーション『白雪姫』(1937年)。…
ひょっとしたら実写リメイク版『白雪姫』ほど、公開される前から、そして公開された後からも、酷評の嵐に晒され続けた作品はないかもしれ…
さまざまな反応を呼び起こした、第97回アカデミー賞の受賞結果。映画『教皇選挙』が脚色賞を受賞したことも大きな話題となり、その内容…
映画『ANORA アノーラ』のどんな煌びやかな場面より、エンドロールの後ろで静かになっている車のワイパーの音が忘れられない。降り…
映画『Flow』では、一切のセリフを廃した作劇と、徹底したローアングル中心の視点によって「人類」の痕跡がほぼ消え去っている。 …
映画『新感染』シリーズや『ソウル・ステーション/パンデミック』(2016年)などのアニメ作品、ウェブトゥーン作品、また、Netf…
第87回ゴールデングローブ賞長編アニメーション映画賞、そして第97回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したのは、記録的な興…
アカデミー賞長編アニメーション賞では過去にもシルヴァン・ショメの諸作やアイルランドのカートゥーン・サルーンの作品など、ヨーロッパ…
ベルリン映画祭最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞を受賞し、先のアカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞を獲得したことが大きな…
涙の数だけ強くなれるよ……現在のニコラス・ケイジを見ていると、この聖書の一節はより実在感を持って光り輝く。この十数年のニコケイの…
『ウィキッド ふたりの魔女』(2024年)は、虐げられてきた人物が、巨大な理不尽に対して立ち上がる姿を描いた作品だ。そのカタルシ…
スウェーデンのアーティスト、シモン・ストーレンハーグのグラフィックノベルを原作とした、アメリカのSFアドベンチャー映画『エレクト…
エレクトリックダンスミュージック発、フォークソング着。『ANORA アノーラ』(2024年)は、そういう映画である。今年のアカデ…
『ウィキッド ふたりの魔女』が、オープニング週末3日間の動員32万1000人、興収5億1900円を記録し、実写洋画作品として久々…
2024年は藤子・F・不二雄の生誕90周年イヤーであり、2025年は『映画ドラえもん』シリーズの45周年。長く続く作品ともなれば…
2007年にシリーズで放送されたアニメ版『モノノ怪』は、謎めいた「薬売り」を主人公に、女性の語り得ない悲哀が託された「モノノ怪」…
2020年にピュリツァー賞(フィクション部門)を受賞したコルソン・ホワイトヘッドの同名小説を映画化した『ニッケル・ボーイズ』が、…
1960年代から、今なお多くの人々に多大な影響を与え続け、ミュージシャンとして初のノーベル文学賞を受賞している、世界的シンガーソ…
映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の、映画興行に対する新たな挑戦が注目を集めている。観客の投票…
オリジナル脚本作の批評性 3月7日公開の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』で45周年を迎えた『映画ドラえもん』シリー…
カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞したほか、さまざまな映画祭で賞を獲得し、第97回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、…
第82回ゴールデングローブ賞映画部門作品賞(ドラマ部門)を受賞し、第97回アカデミー賞では主演男優賞、作曲賞、撮影賞の受賞を果た…
もしあなたが一回だけ魔法が使えるなら何に使うだろうか。自分の欲望を満たすために使うのか、それとも誰かの幸せのために使うのか。 …
2月28日から公開される映画『TATAMI』の冒頭は、イラン代表の女子柔道選手たちが遠征用バスで移動している場面だ。選手たちは皆…