作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『パプリカ』が予言した現代の混沌 フェイクニュース時代の今こそ観るべき今敏の遺作
4Kリマスター版でリバイバル上映されている今敏監督の『パプリカ』。今敏の再評価の波がきているタイミングで『パプリカ』を振り返りつ…
なにわ男子×INI×FANTASTICSが彩る『ロマンティック・キラー』 個人の“好き”を祝福する傑作
映画『ロマンティック・キラー』は英監督の演出や俳優の新境地を通じ、恋愛至上主義に抗う主人公の姿から多様な「好き」の在り方を肯定す…
レオス・カラックスはアレックスそのもの “美しき失敗作”『ポンヌフの恋人』が示す真実
渋谷・ユーロスペースほかで4Kリマスター版によるリバイバル上映が行われているレオス・カラックス監督の『ポンヌフの恋人』。観客にも…
ライアン・ジョンソンが生み出した“反逆的探偵映画” 『ナイブズ・アウト』シリーズのテーマ
ライアン・ジョンソン監督、ダニエル・クレイグ主演の映画「名探偵ブノワ・ブラン」シリーズ。アガサ・クリスティー原作形式といえる、豪…
『ジェイ・ケリー』は『8 1/2』のような作品に ノア・バームバック自身の境遇と繋げて考察
『ホワイト・ノイズ』(2022年)監督、『バービー』(2023年)のグレタ・ガーウィグ監督との共同脚本執筆など、映画業界の最前線…
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』はなぜ“父性”という神話の崩壊を描いたのか?
最新作の公開を記念して、シリーズ第2弾『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が放送される。『ウェイ・オブ・ウォーター』で重要なの…
『UVERworld THE MOVIE』で語られる25年の歴史とバンドの未来 最高の4DXライブシーン
UVERworld結成25周年映画。東京ドーム公演と豪州ロケが交錯する映像を通じ、4Dの臨場感とともに彼らの生き様を強烈に体感で…
『ロマンティック・キラー』は恋愛映画ではない “恋愛=制度”をパロディで解体する試み
百世渡原作の実写映画『ロマンティック・キラー』は、ロマコメの装いで“恋愛という制度”そのものを問い直す作品だ。原作者が上白石萌歌…
『ヤンヤン 夏の想い出』はなぜ映画史に残る名作なのか 4K版で味わう“余白”の醍醐味
多くの場合、語るべき物語があってそれを具現化していく過程で生じる“余白”にある種のカタルシスが見出され、それが映画を映画たらしめ…
最新ツアーを映画館で体験 『ワールド・オブ・ハンス・ジマー:新次元へ』をいま観る意義
現在の映画音楽界で最大の巨匠の一人といえる、ハンス・ジマー。2025年は、彼自身とオーケストラ、アーティストが演奏する初の日本公…
『ホーム・アローン』“バトル”はまさかの15分? 全編にあふれる“欲張らない”気持ちよさ
12月19日の金ローで『ホーム・アローン』が放送。泥棒撃退の痛快さはもちろん、孤独と向き合い戦う決意をする少年の成長物語こそが見…
少女は死と対話する 感覚的な鋭さが光る『白の花実』の不思議で幽玄な趣に取り憑かれる
坂本悠花里監督の『白の花実』は、“死の向こう側”に触れるという独自のアプローチで、このジャンルに新たな息吹を吹き込む。また、監督…
『WIND BREAKER』は新時代のヤンキー映画 山下幸輝×濱尾ノリタカの“物語”がいい!
映画『WIND BREAKER』は、漫画的キャラを美術と演出で実写に馴染ませた新時代のヤンキー映画。敵対する兎耳山と十亀のドラマ…
『エディントンへようこそ』が映し出す2020年の醜悪さ アリ・アスターによる忘却への抵抗
アリ・アスター監督の新作『エディントンへようこそ』は、パンデミック禍の2020年を舞台に、スマホという「銃」が狂気を生む現代の西…
『アバター:F&A』は映像美だけではない 観る者の心を揺さぶる壮大な人間ドラマに注目!
12月19日より公開される『アバター』シリーズの最新作であり、シリーズ第一章の完結となる『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ…
『ペリリュー』はなぜ戦争映画のハードルを越えられた? “英雄譚”にしなかった物語の力
デフォルメされたキャラクターデザインに馴染みがない筆者だが、戦争映画なのに人物は可愛らしいというギャップに惹かれた『ペリリュー』…
ジム・モリソンを再び見つめ直す 『The Doors: When You’re Strange』が突きつける問いかけ
自分だけが、その場から浮いているように感じられる。ここは自分の居場所ではないのではないか。とにかく居心地が悪いのだ。まわりの人々…
『ペリリュー』は戦争アニメの新たな金字塔に 『プライベート・ライアン』級の衝撃が再び
戦後80年となる2025年の掉尾を飾るアニメーション映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』を近年の戦争アニメの特徴を踏まえながら…
盟友のように心を通わせる倍賞千恵子と木村拓哉 『TOKYOタクシー』は山田洋次の真骨頂に
山田洋次監督がフランス映画『パリタクシー』(2022年)を倍賞千恵子主演×木村拓哉共演でリメイクした『TOKYOタクシー』。国内…
細田守は一体何に挑んだのか 『果てしなきスカーレット』は“世界の現状”を問い続ける
この物語はどこに行こうとしているのだろう。何を伝えようとしているのだろう。そんな謎に包まれながら、スクリーンから目を離すことがで…
『果てしなきスカーレット』細田守史上“最大スケール”の物語 戦争と復讐をめぐる集大成に
細田守最新作『果てしなきスカーレット』は「ハムレット」を基に復讐の連鎖を断つ物語。プレスコやミュージカルを用い、現代的視点で平和…
『平場の月』が描く50代の恋愛のリアリティ 堺雅人と井川遥が体現する人間の愛おしさ
山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみの恋愛小説が、『いま、会いにゆきます』(2004年)、『花束みたいな恋をした』(2021年)の土…
チェット・ベイカーは何度でもよみがえる 『レッツ・ゲット・ロスト』を今観る意義
1988年に写真家ブルース・ウェーバーが監督して発表した、チェット・ベイカーのドキュメンタリー映画『レッツ・ゲット・ロスト』の4…
『KILL 超覚醒』のガチンコアクションに興奮 タイトルにふさわしい情け無用の残虐ファイト
インドからやって来たノンストップバイオレンス映画『KILL 超覚醒』(2022年)を映画ライターの加藤よしきがレビュー。
ギレルモ・デル・トロは何を描こうとした? 『フランケンシュタイン』に込めたメッセージ
ギレルモ・デル・トロ監督が、ホラー作品の代名詞である『フランケンシュタイン』をNetflixで映画化。デル・トロ監督は、この映画…
『平場の月』『花束みたいな恋をした』『片思い世界』 土井裕泰が描く“距離を見つめる愛”
土井監督は、“距離”を撮る演出家だ。それは登場人物のあいだの距離であり、時間との距離であり、そして観客と物語との距離でもある。『…
実写版『秒速5センチメートル』成功の理由 新海誠の作家性を再解釈し健全な恋愛映画へ回帰
新海誠監督の2007年公開のアニメーション映画、『秒速5センチメートル』。『君の名は。』(2016年)で大ブレイクを果たす前の小…
『(LOVE SONG)』森崎ウィン×向井康二の“底抜けの明るさ” 同性愛のリアル描く訴求力
新作BL『(LOVE SONG)』は森崎ウィン・向井康二主演映画。コメディながら、母親を通し同性愛嫌悪という現実も描く。
映画監督・小田和正の“戦い”の日々が詰まった青春の一作 『緑の街』に込められた映画愛
映画作りをテーマにした映画はたいてい面白い。古くはフェデリコ・フェリーニの『8 1/2』から、近年の『サマーフィルムにのって』、…







































