『トクサツガガガ』オタク趣味の在り方

『トクサツガガガ』は現代のオタク趣味の在り方を反映 歴代ドラマ『電車男』『モテキ』と比較する

特オタ(特撮オタク)の女性を描いたドラマ『トクサツガガガ』(NHK)が最終回を迎えた。  主人公の仲村叶(小芝風花)は、特オタ…

『3年A組』ヒットのポイントは“展開の速さ”

『3年A組』作り手と菅田将暉の姿が重なる? “展開の速さ”で視聴者惹きつける現代的ドラマの作り方

日本テレビ系で日曜夜22時30分から放送されている『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(以下、『3年A組』)は、ミステリーテ…

2019年冬ドラマ注目作ベスト5

今期、もっとも観るべきドラマは? ドラマ評論家が選ぶ、2019年冬ドラマ注目作ベスト5

2019年現在、朝からゴールデンプライム帯、深夜帯にかけて、現在約30作以上ものドラマが地上波にて放送中だ。各局、力の入った作品…

“月9→映画化”の歩みを振り返る

『コンフィデンスマンJP』はドラマの映画化における試金石に? “月9→映画化”の成功例を振り返る

昨年、放送された古沢良太脚本の連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)が5月に劇場公開される。本作はダー子(長澤まさ…

『いだてん』“落語”ではめる「笑い」の視点

クドカン率いる『あまちゃん』チームが再集結! 『いだてん』落語を通した“笑い”の視点

1月6日、新しい大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)がスタートする。物語の主人公は、1912年に、日本人で初め…

TBSドラマに見る、女性の作り手たちの活躍

TBSドラマに見る、女性の作り手たちの活躍 “理性を重んじる”人間を肯定的に描く作品が増加傾向に

近年のテレビドラマは、女性の作り手の活躍が目立つ。その筆頭と言えるのが、TBSドラマだろう。  例えば、不自然死の原因を究明す…

2018年ドラマ評論家座談会【後編】

田中圭ブレイク、異色の朝ドラ『半分、青い。』……2018年振り返るドラマ評論家座談会【後編】

2018年も、各局から多種多様なTVドラマが放送された。リアルサウンド映画部では、1年を振り返るために、レギュラー執筆陣より、ド…

2018年ドラマ評論家座談会【前編】

2018年ドラマ評論家座談会【前編】 『獣になれない私たち』野木亜紀子ら女性脚本家飛躍の1年

2018年も、各局から多種多様なTVドラマが放送された。リアルサウンド映画部では、1年を振り返るために、レギュラー執筆陣より、ド…

成馬零一の「2018年 年間ベストドラマTOP10」

年末企画:成馬零一の「2018年 年間ベストドラマTOP10」 WEBドラマの質と量が一気に底上げ

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2018年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

バカリズム、“ドラマ脚本家”として大成

バカリズム、ドラマ脚本家として大成 日テレ朝ドラ『生田家の朝』にみる観察眼の鋭さ

『生田家の朝』は日本テレビが開局65年を機に立ち上げた “ドラマ製作プロジェクト“の一貫で作られた“朝ドラ”だ。企画プロデュース…

『けもなれ』野木亜紀子が再び描いた“逃げる”こと

野木亜紀子が再び描いた“逃げる”ということ 『けもなれ』は作り手の本気度が伝わる作品に

先日最終回を迎えた『獣になれない私たち』(日本テレビ系、以下『けもなれ』)は、苦い作品だった。  主人公の深海晶(新垣結衣)は…

福田雄一が引き継ぐコントバラエティの伝統

福田雄一が引き継ぐコントバラエティの伝統 『今日から俺は!!』OPから作り込まれた世界観を読む

『今日から俺は!!』(日本テレビ系)が好評だ。  日曜夜22時30分から放送されている本作は、『少年サンデー』(小学館)で連載…

唐沢寿明、トリックスターとしての魅力を開花

唐沢寿明、50代でトリックスターの魅力を開花 『ハラスメントゲーム』“昼行灯”の主人公から考察

月曜夜22時から放送されている『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)は、大手スーパー・マルオーホールディングスのコンプライアンス…

『中学聖日記』は社会に根ざした作りに

『中学聖日記』は社会に根ざした作りに 『Nのために』と共通するテレビドラマならではの演出

火曜夜22時から放送されているドラマ『中学聖日記』(TBS系)は中学校教師の末永聖(有村架純)が、教え子の男子中学生・黒岩晶(岡…

朝ドラで描かれる戦争はどう変化した?

“過去の追体験”から“震災以降の未来を読み解く手段”へ 朝ドラで描かれる“戦争”の変遷を辿る

NHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『まんぷく』が放送されて1カ月が過ぎた。インスタントラーメンを生み出した日清食品の創業者・…

織田裕二の俳優人生を振り返る

『踊る大捜査線』青島から『SUITS/スーツ』甲斐へ 織田裕二の俳優人生を辿る

織田裕二を最初に意識したのは1990年に放送された連続ドラマ『予備校ブギ』(TBS系)だ。本作は3人の予備校生を主人公にした青春…

池井戸作品においての『下町ロケット』とは?

『下町ロケット』は現代版『プロジェクトX』? 日本人の琴線に触れる普遍的なドラマ

2015年に日曜劇場で放送されて好評だったドラマ『下町ロケット』(TBS系)の続編が10月14日から放送される。 …

『半分、青い。』なぜ“新しい”と呼ばれた?

『半分、青い。』はなぜ“新しい”と呼ばれた? 恋愛ドラマの名手・北川悦吏子がもたらした革新

連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『半分、青い。』(NHK)が完結した。左耳が聞こえない楡野鈴愛(永野芽郁)の半生を描いた本作は、大…

『東京ラブストーリー』はなぜ特別な存在に?

赤名リカの想いは現在と地続きに 『東京ラブストーリー』が特別な存在になった理由

9月14日から関東地区(フジテレビ、メディアミックスa、月~金午後3時50分)で再放送されている『東京ラブストーリー』が、話題と…

平成という時代はどう語り継がれる?

平成という時代は今後どう語り継がれていく? 90年代リバイバル作品から読み解く

今年に入って、90年代を舞台にした映像作品や、当時、連載されていた漫画を映像化した作品が目立つようになってきている。その筆頭が現…

平成最後の夏ドラマ注目作ベスト5

今期、もっとも観るべきドラマは? ドラマ評論家が選ぶ、平成最後の夏ドラマ注目作ベスト5

2018年、今シーズンのテレビドラマは、ほとんどが中盤に差し掛かった。現在は、TVerやFOD、Huluをはじめとするサービスが…

『コード・ブルー』を成功に導いた妥協なき追求

『コード・ブルー』成功の理由は“妥協なき追求”にあり? 劇場版ヒットの必然性を解説

7月27日に公開された『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が好調だ。  映画興行ランキングは2週続けて1位を獲得…

民放ドラマ、若手俳優を育てる環境が減少?

民放ドラマは今、若手俳優を育てている? 松本穂香ら7月クールドラマ主演女優陣から考察

近年の連続ドラマをみていると、朝ドラ(NHKの連続テレビ小説)で主演、もしくは脇役で目立った女優が主役を務めるケースが増えている…

『祈りの幕が下りる時』はシリーズの総決算に

阿部寛主演『祈りの幕が下りる時』はシリーズの総決算に 『新参者』からの魅力を紐解く

2010年に放送された連続ドラマ『新参者』(TBS系)は警視庁捜査一課の刑事・加賀恭一郎(阿部寛)が日本橋の人形町で起きた殺人事…

脚本家のSNSがTVドラマの反響の舵を切る?

TVドラマで注目浴びる、脚本家のSNS展開 作り手と視聴者の密なつながりは何を生む?

かつてはインターネットでテレビドラマの作り手が放送中に自作について語ったり、解説したりすることはオフィシャル・ホームページ以外で…

『この世界の片隅に』が目指す「夜の朝ドラ」

松本穂香主演『この世界の片隅に』が目指すのは“夜の朝ドラ”? オリジナル要素は原作の延長線上に

7月15日21時からTBS系の日曜劇場で放送される連続ドラマ『この世界の片隅に』の第1話を試写で拝見させていただいた。  原作…

テレ朝ドラマ、独自の作品を生み出す手法

テレ朝ドラマ、新しさと古さのバランスが絶妙に 独自の作品を生み出す手法

春ドラマは、意外な作品が面白かった。まず、今期一番のダークホースとなった『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)。  テレビ朝日のド…

“池井戸潤”実写化作品の変化を読む

『空飛ぶタイヤ』に見る、池井戸潤実写化作品の変化 『半沢直樹』以降のアプローチを読む

現在公開中の映画『空飛ぶタイヤ』は池井戸潤の原作小説を映像化したものだ。トラックのタイヤ脱落事故を起こした赤松運送会社の社長・赤…

『おっさんずラブ』ネット戦略成功の理由

『おっさんずラブ』なぜネットで盛り上がった? キーワードは“二次創作の許容”

先週、最終回を迎えた『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)は土曜夜の11時15分から放送される深夜ドラマでありながら、大きな盛り上が…

『おっさんずラブ』のフランクな作風

“おっさんの恋愛”はなぜこんなに切ない? フランクな作風が功を奏した『おっさんずラブ』

土曜の夜11時15分から放送されている連続ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)は、天空不動産で働く33歳の春田創一(田中圭)…