クドカンドラマにおける阿部サダヲ

宮藤官九郎ドラマにおける阿部サダヲは“本音”を体現? 『いだてん』と過去作から探る

最初に俳優・阿部サダヲを知ったのは1997年の刑事ドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)だったと思う。  阿部はある殺人事件の…

『偽装不倫』は鐘子が見ている夢物語?

『偽装不倫』は鐘子が見ている夢物語? 「銀河鉄道の夜」とのつながりから考える最大の謎

水曜夜10時から放送されている『偽装不倫』(日本テレビ系)は32歳の婚活に疲れた派遣社員・濱鐘子(杏)が主人公のラブコメディだ。…

2019年4月期ドラマ振り返り

性的マイノリティの問題を同性愛者の視点で描いた『きのう何食べた?』と『腐女子、うっかりゲイに告る。』

近年のテレビドラマは、ポリティカル・コレクトネス(政治的な正しさ)を踏まえた上で社会派娯楽作品を作ろうと模索する作品が増えている…

『わたし定時』ネット上で阿鼻叫喚の嵐!

『わたし、定時で帰ります。』ネット上で阿鼻叫喚の嵐! ドラマで描かれる“働き方”の変化

火曜夜10時から放送されている『わたし、定時で帰ります。』(TBS系、以下『わた定』)が盛り上がりをみせている。本作はWEB制作…

2019年の春ドラマ注目作ベスト5

今期、もっとも観るべきドラマは? ドラマ評論家が選ぶ、2019年の春ドラマ注目作ベスト5

2019年4月クールのドラマが出揃った。最大10連休というこのゴールデンウィークを利用して第1話から見ていた方も多いのではないだ…

『ドキュメンタル』ストイックな芸人の凄み

『ドキュメンタル』ストイックな芸人たちの凄み 『HUNTER×HUNTER』と重なる“格闘”の興奮

本日4月26日より、Amazon Prime Videoにて『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタ…

「よるドラ」は“腐女子”をどう描く?

挑戦的な「よるドラ」枠、次は“腐女子”をどう描く? 青春ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』に注目

土曜夜11時30分から、新作ドラマ『腐女子うっかり、ゲイに告(コク)る。』が放送される。筆者は先日、試写で第一話を拝見したのだが…

NHKドラマ、意欲作が続く理由

二大看板「朝ドラ」と「大河」以外でも高いクオリティ保持 意欲作が続く近年のNHKドラマを探る

NHKドラマというと、丁寧に作られた優等生的な文芸作品という印象が強く、民放で放送されている娯楽性の高いドラマとは良くも悪くも別…

『大奥』で描かれ続けてきたテーマ

『大奥』には先進国における様々な課題が詰め込まれている? シリーズ人気の秘密を探る

3月25日、フジテレビ開局60周年を記念して月曜夜8時から『大奥 最終章』が放送される。『大奥』とは江戸時代に実在した将軍の世継…

『SICK’S』の遊び心溢れた映像表現

『SICK’S』の真骨頂は“何でもありの悪ふざけ感覚”!? 堤幸彦監督による遊び心溢れた映像表現

定額有料動画配信サービス・Paravi(パラビ)で配信されている『SICK’S~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』(以下、『…

『トクサツガガガ』オタク趣味の在り方

『トクサツガガガ』は現代のオタク趣味の在り方を反映 歴代ドラマ『電車男』『モテキ』と比較する

特オタ(特撮オタク)の女性を描いたドラマ『トクサツガガガ』(NHK)が最終回を迎えた。  主人公の仲村叶(小芝風花)は、特オタ…

『3年A組』ヒットのポイントは“展開の速さ”

『3年A組』作り手と菅田将暉の姿が重なる? “展開の速さ”で視聴者惹きつける現代的ドラマの作り方

日本テレビ系で日曜夜22時30分から放送されている『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(以下、『3年A組』)は、ミステリーテ…

2019年冬ドラマ注目作ベスト5

今期、もっとも観るべきドラマは? ドラマ評論家が選ぶ、2019年冬ドラマ注目作ベスト5

2019年現在、朝からゴールデンプライム帯、深夜帯にかけて、現在約30作以上ものドラマが地上波にて放送中だ。各局、力の入った作品…

“月9→映画化”の歩みを振り返る

『コンフィデンスマンJP』はドラマの映画化における試金石に? “月9→映画化”の成功例を振り返る

昨年、放送された古沢良太脚本の連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)が5月に劇場公開される。本作はダー子(長澤まさ…

『いだてん』“落語”ではめる「笑い」の視点

クドカン率いる『あまちゃん』チームが再集結! 『いだてん』落語を通した“笑い”の視点

1月6日、新しい大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)がスタートする。物語の主人公は、1912年に、日本人で初め…

TBSドラマに見る、女性の作り手たちの活躍

TBSドラマに見る、女性の作り手たちの活躍 “理性を重んじる”人間を肯定的に描く作品が増加傾向に

近年のテレビドラマは、女性の作り手の活躍が目立つ。その筆頭と言えるのが、TBSドラマだろう。  例えば、不自然死の原因を究明す…

2018年ドラマ評論家座談会【後編】

田中圭ブレイク、異色の朝ドラ『半分、青い。』……2018年振り返るドラマ評論家座談会【後編】

2018年も、各局から多種多様なTVドラマが放送された。リアルサウンド映画部では、1年を振り返るために、レギュラー執筆陣より、ド…

2018年ドラマ評論家座談会【前編】

2018年ドラマ評論家座談会【前編】 『獣になれない私たち』野木亜紀子ら女性脚本家飛躍の1年

2018年も、各局から多種多様なTVドラマが放送された。リアルサウンド映画部では、1年を振り返るために、レギュラー執筆陣より、ド…