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GLAYとはTAKURO(g)、TERU(vo)、JIRO(b)、HISASHI(g)から成る、現在日本でもっとも著名なロック・バンド。ライヴでの動員数、セールスともに、前人未踏な記録を打ち立てているのは、周知のとおりだ。
「キャンプ・ファイヤーで歌えるような楽曲を作っていきたい」——これはソングライターであるTAKUROの弁だが、彼らの音楽に対する姿勢をこれほど如実に物語った表現はないだろう。シング・アロングを考慮した底なしにメロディアスなヴォーカル・ライン、ポジティヴかつ普遍的な詞世界、心地よいミキシング……つまり、老若男女だれもが共有できる音楽を目指すということだ。確かに彼らの音楽には、レア・グルーヴもなければ、ドラムン・ベースもヒップホップもない。要するに先鋭的なテイストをもつ音楽とはまったくもって程遠いGLAY流のロックだと言っていいだろう。しかし、その源泉たる表現欲求はあまりに純粋であり、聴くものすべての心を打つのだ。
94年の1stシングル「RAIN」でメジャー・デビュー以降、オリコン週間ランキング初登場1位を獲得した2ndアルバム『BEAT out!』の先行シングルとして発売された8thシングル「グロリアス」がCMソングに抜擢され、瞬く間にGLAYというロック・バンドが世の中の音楽リスナーに認知された。
以降、「BELOVED」「口唇」「HOWEVER」など立て続けにヒットを記録、97年に発表された初のベスト・アルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』では、500万枚を超える爆発的なセールスを打ちたて、当時の歴代アルバム・セールスを更新して歴代1位となった。その後も、「誘惑」「Winter,again」「Way of Difference」「逢いたい気持ち」「G4」などのヒット曲をコンスタントにリリースしている。
06年8月に、氷室京介とのコラボレート・シングル「ANSWER」を発売後、味の素スタジアムにて『KYOSUKE HIMURO+GLAY 2006 at AJINOMOTO-STADIUM“SWING ADDICTION”』を氷室京介と共に開催した。08年8月には、『GLAY VERB TOUR 2008 in U.S』と銘打ち、初となるアメリカ公演を敢行。大晦日には幕張メッセにて約4年ぶりとなるカウントダウン・ライヴを開催し大成功を収めた。
デビュー15周年を迎える09年3月には、13分間にわたる壮大でドラマティックなロック・ナンバー「SAY YOUR DREAM」を通算40枚目のシングルとして発表。本作は、永遠などありえないと知った大人のロック・バンドの切ないほど狂おしい願いを込めた誇り高き明日へのモニュメントでもあるのだ。そしてデビュー日と同日である5月25日(月)には、映画『ラスト・ブラッド』主題歌に起用された「I am xxx」をリリース予定。4月〜11月にかけて、メンバープロデュース・ライヴを皮切りに、全国ホール・ツアー、日産スタジアムでの15万人動員ライヴ、全国アリーナ・ツアーの開催が決定している。デビュー15周年を迎えた彼らを誰も止めることは出来ない——。