リアルピース、男性アーティスト史上初の快挙へ向かって! 全Zeppツアー開幕戦を振り返る

全国のZepp9会場を巡る『リアフェスin全Zepp』が、1月18日・東京・Zepp Haneda公演で初日を迎えた。「全国のZeppをリアルピースがジャック!」という言葉が掲げられた今回のツアーは、5人組YouTuberアイドルグループ・リアルピースが各地のZepp会場でライブを行う。全公演のチケットは完売。すべての公演を完走した場合、グループとソロを含め、男性アーティスト史上初の快挙が成し遂げられる。初日公演は、大きな挑戦をする5人の気合いで満ちあふれていた。その模様をレポートする。

芝居小屋のような拍子木の音が鳴り響き、ステージを覆っていた幕がオープン。リアルピースの5人――かずぅ、こーた、かちょー、なお、こぺが背中を客席側に向けて立っていた。各々が振り返って顔を見せるたび、観客のあいだから上がる歓声。メンバーカラーを示す5色のライトで完全に埋め尽くされた客席が美しい。そして、10から始まるカウントダウンの数字がスクリーン上に示され、0になった瞬間、ライブがスタートした。オープニングナンバーは、「リアピ夏祭り」。観客のコールが加わり、瞬く間に生まれた爽やかな昂揚感。2曲目「プリティーボーイ」に突入すると、キレの良さを一際帯びた歌とダンス。〈俺を見ろ!俺を見ろ!〉というフレーズが、メンバーたちを見つめる人々の視線の熱をぐんぐん高めていく。


小休止のあいだも、「動きが止まらねえぜ」と言いながら身体の動きを止めなかったメンバーたち。繰り広げる寸劇が観客の和やかな笑いを誘ったのち、「1時間前」のムービーがスクリーンに映し出された。控室に突然現れたオープンカー型タイムマシンに乗り込んだ5人がたどり着いたのは、江戸時代。出会った殿さまから貰った新選組風の羽織を身に纏ったところ、ノンストップで暴れたくなるパワーを授かってしまった――という幕間ムービーを挟み、多彩なナンバーがさらに届けられていく。「トレジャー」「ちょんまげベイビー」「モンブランヘッド」のメドレーによって、観客の沸き立つ心にはさらなる火が点いたようだった。美メロをじっくり体感させてくれた「センチメンタル・コンプレックス」「物語」「黎明」の直後、「膝が笑ってやがる……」と続き、殿さまとのやり取りが展開される映像を経て、ライブは後半へ突入していった。


観客のエネルギッシュなコールと手拍子がステージに向かって届けられた「ビネガー革命」で、パワーを取り戻したメンバーたちは、「パジャマ」と「RUM-PUM」を熱唱。そして、かずぅとこーたとなおはステージに残り、かちょーとこぺは2階席へ。2チームに分かれて盛り上げた「特別な言葉」ののち、再び迎えた小休止。5人は、「楽しい!」と言いながら活き活きとした表情を浮かべている。完全復活だ。

「次の曲は、心が弱いこーたが最初に書いた曲です」――曲紹介の際、「今は病んでるの?」と問われたこーた。「今は病んでない」と言って笑顔を浮かべた彼が、「今からやる曲はみんなへの応援歌でもあるから」という言葉を添えた「プレパラートハート」が、本編ラストを飾った。落ち込んでいる心を上向かせる言葉を次々重ねながら響かせたサウンドがとても清々しい。〈笑顔で信じよう!/空高くピース掲げて/あの未来まで 全力で〉という言葉とともに5人が掲げたピースサインが、ライトを浴びながら雄々しく輝いた。


エンディングムービーで「疲れたけど楽しかったー!」と言い、羽織を脱いだ5人。ツアーの次の開催地・福岡で彼らが向かうのは縄文時代であることが告知された。どんな冒険が繰り広げられるのか? 期待を高めてくれたが、ライブが終演を迎えるにはまだ早すぎる。フロアから起こった「リアピ! リアピ! リアピ!」という明るい声と手拍子。ステージに戻ってきたメンバーたちは、アンコール1曲目「アンロック」を歌ったあと、客席を眺めながら心底嬉しそうな表情を浮かべた。「今日からZeppツアー始まります! 完走したら男性アーティスト初。絶対に成功させたい。これから俺らと一緒に突っ走ってください。よろしくお願いします!」――かずぅが呼びかけると、熱い歓声がステージを包んだ。

記念撮影、ショート動画撮影が行われたのち、このライブを締めくくったのは「ラッタ王国」。1階の客席内を巡って歌い、ファンとの近い距離のコミュニケーションを楽しんでいたかずぅ、なお、こぺ。こーたとかちょーも、全力のパフォーマンスをステージ上で繰り広げた。5人がステージに集結し、エンディングを迎えた時、爽やかで明るい余韻が漂っていたのが思い出される。「以上。僕たちが、元気の押し売りアイドル、リアル! リアル! リアルピース! ありがとうございました!」――そう挨拶をしてステージをあとにした彼らを、興奮冷めやらぬ様子の歓声と拍手が見送っていた。


























