嵐が乗るバスは走り続ける 最後の楽曲、「Five」に込めたまっすぐなメッセージを読み解く

嵐、「Five」に込めたメッセージを読み解く

 2026年3月4日に、嵐の5年ぶりの新曲「Five」がリリースされた。

 嵐の公式X(旧Twitter)では、1月26日に「嵐より嬉しいお知らせ」(※1)として3月4日に「Five」のリリースが決定したことを発表。2月16日には、青い空とグリーンの美しい芝が広がる中で、バスをバックにした5人が写るジャケット写真を公開した。

 同月25日には「新曲『Five』REC Teaser」(※2)としてレコーディングの様子を届け、27日には「5」のロゴがミラーに映る写真を公開。その翌日には、嵐の公式YouTubeチャンネルにて、3月5日21時にMVをプレミア公開するという告知が行われた。

 段階を踏みながら少しずつ全貌が明らかになっていく、そんなSNSの投稿ひとつとってもワクワク感を誘うのは、これまで数々のエンターテインメントを届けてきた嵐ならでは。ツアー開催、そして新曲の発表と、その日々は彼らの存在を肌で感じるような、まるで彼ら5人の足音が聞こえてくるような時間だった。そして迎えた3月4日のリリース。そして、翌5日21時には嵐の5人が登場する「Five」のMVがついにお披露目となった。

「Five」MVに収められたおちゃめな嵐の姿

 配信初日の音楽チャートでは1位を獲得。2026年3月4日付「オリコンデイリーストリーミングランキング」および「オリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング」で首位となり、配信開始日初日の再生数としては、オリコン史上最高の数値を獲得(※3/オリコン調べ)。また、Billboard JAPANのストリーミングソング集計速報(集計期間:2026年3月2日~3月4日)では、441万2924回で1位をマークした(※4)。

ARASHI - Five [Official Music Video]

 3月5日に公開のYouTube MVも、公開からわずか10時間で200万回を記録。3月11日時点で800万回を突破と、人気は衰え知らず。ブランクをものともせず国民的アイドルとして圧倒的な存在感を発揮した。本作はデジタル配信だけでなく、ファミクラストアオンライン限定販売商品としてCDシングルとしても発売される(注文受付期間はすでに終了)。

 「Five」は、作詞曲をHIKARI、作編曲をTomoki Ishizukaが務め、長きにわたって嵐の楽曲を手がけてきた制作陣が担った。嵐のラストシングルという特別な作品であり、ファンをはじめ周囲から寄せられる期待も相当なものだったはず。そんな重圧のようなものを払拭するかのように、聴こえてくる5人の歌声、そしてMVで見せる5人の表情や仕草からは、とても前向きなメッセージが注ぎ込まれていた。久しぶりに耳にした現在の嵐の歌声に乗せて、歌詞に込められた思いがストレートに胸に響く。

 MVでは、広大な自然を舞台に、どこまでも続く一本道に一台のバスがやってくるシーンからスタート。バスの上層デッキに立つ嵐5人の姿を上空から捉えた映像に続き、車内のベンチシートに並んで座り、カメラに向かって大野智、二宮和也、松本潤、櫻井翔、相葉雅紀の順でひょっこり顔を見せる。イントロから「ARASHI is back!」という言葉の意味を感じるものになっていた。

 天井にいくつもの地図が貼られた車中。バスに揺られる5人は、景色を眺めたり、サングラスをかけてウクレレを持ってはしゃいだり。ソロパートでは歌っている人を紹介するように手を添えていく。大野はメンバーをかき分けて前方へ身を乗り出すなど、今にも会話が聞こえてきそうなほど。楽しげに過ごす、変わらぬおちゃめな嵐の姿があった。

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