GLAY、“ライブ動員”で打ち立ててきた数々の伝説 長期キャリアにおいて圧倒的な集客力を持つ理由

 GLAYが1月27日、Kアリーナ横浜にて一夜限りの特別公演『LAWSON 50th Anniversary presents GLAY Special LIVE』を開催した。

 ちなみに、同日は火曜日。平日、開催で収容人数最大2万人のKアリーナでのライブ開催は、そう容易いことではない。19時開演ではあるが、それでも平日のど真ん中。仕事などがあるファンにとっては決して低いハードルではないはずだ。ただ、こちらのそんな心配は杞憂に終わった。GLAYは、これまで同様に“平日開催のハードル”をしっかり越えていった。

 それにしても、なぜGLAYのライブにはこれほど多くの人が集まるのか?

“動員”で歴史を塗り替えてきたGLAY

 GLAYの“動員伝説”で最も有名なのが、1999年7月31日に幕張メッセ特設会場で行われた結成10周年記念ライブ『GLAY EXPO '99 SURVIVAL』だ。約20万人を動員し、単独アーティストによる有料ライブとして当時の世界記録を樹立。また、1回公演の動員数は日本最大のライブコンサートとなっており、この記録は2026年1月時点でいまだ破られていない(※1)。

 その後も、デビュー10周年記念イヤーの2004年7月には大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで『GLAY EXPO 2004 in UNIVERSAL STUDIOS JAPAN“THE FRUSTRATED”』を開催。動員数10万人を叩き出し、当時関西最多の動員数を叩き出したことでも語り草となっている。

GLAY / 華よ嵐よ (GLAY ARENA TOUR 2013 JUSTICE AND GUILTY in YOKOHAMA ARENA)
#GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE Teaser

 総動員25万人規模の全国アリーナツアー『GLAY ARENA TOUR 2013 "JUSTICE & GUILTY"』や、全国8都市15公演で約15万人を動員した『GLAY 30th Anniversary ARENA TOUR 2024-2025 "Back To The Pops" Presented by GLAY EXPO』など、25年以上にわたってスケールが大きいライブ公演を繰り広げ続けている。

GLAYの圧倒的な動員力の背景にあるもの

 GLAYのライブにたくさんの人が集まる理由の根底の一つにあるのは、いつの時代にも通用する普遍的かつ強度の高い楽曲をリリースし続けているからだろう。

GLAY / HOWEVER

 「口唇」(1997年)のようにシャープなロックサウンドを響かせながらも、一度聴いただけで口ずさめてしまうメロディと歌詞の融合性からくるポップ感覚はもちろんのこと、今や結婚式のBGMとして定番にもなっている「HOWEVER」(1997年)など、その楽曲は幅広いシチュエーションで浸透している。このように音楽的な面でさまざまな世代の心を掴んでいる点が、たとえ平日に大規模なライブを開催しても、世代を超えて多くの来場者がやってくる要因のになっているのではないか。

 特に、記録づくしだったGLAYの大ヒット曲の数々を、青春時代にリアルタイムでどっぷり浴びたのが現在の40代、50代。年齢やキャリアの部分において比較的、仕事の時間を自分なりにコントロールしやすくなる世代でもある。20代や30代の頃に比べて多少の余裕が生まれているであろう“GLAYドンピシャ世代”が、先頭を切って会場を賑わせているのだと思う。

 そんな世代から熱烈に支持をされているアーティスト特有の現象が、GLAYにも当てはまると思われる。それは、その世代が家庭を築き、一家総出で長く追い続けているアーティストのライブに駆けつけるということ。親の影響を受けた子供世代にも愛される、普遍的な音楽性が、圧倒的な動員力を誇り続けている理由の一つなのかもしれない。

 6月にはオフィシャルファンクラブ「HAPPY SWING」の発足30周年記念ライブが国内だけではなく、イタリア・ヴェネツィアでも開催される。彼らの規模は世界へと広がっていく――。イタリア公演は、GLAYのさらなる進化を印象付けるものとなるのではないだろうか。

※1:https://japaneserecords.org/japanese-records/36010/

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