『ウィキッド ふたりの魔女』が愛される理由 最終章を前に振り返る“2人の魔女”の真の友情

3月6日の日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、60分拡大で地上波初放送される『ウィキッド ふたりの魔女』(2024年)。同日には、最終章『ウィキッド 永遠の約束』が公開される。本シリーズは2部作となっているので、最終章を鑑賞する前に、テレビで観られるのはうれしい限り。1作目を未見の人はもちろん、すでに観た人も、ぜひおさらいしてから2作目に臨んでみてはいかがだろうか。
2003年に、ブロードウェイミュージカルとして初めて登場し、日本を含む世界各国で上演され続けている人気作品『ウィキッド』。2024年、『クレイジー・リッチ!』『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウが監督を務め、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデ主演で、『ウィキッド ふたりの魔女』として映画化されると、世界中で社会現象を巻き起こし、ブロードウェイミュージカルの映画化作品として、全世界興行収入歴代1位を記録する大ヒットとなった。そして、第97回アカデミー賞では、作品賞を含む10部門にノミネートされ、衣装デザイン賞と美術賞を受賞した。

『ウィキッド』とは、世界中で愛され続けているライマン・フランク・ボームの児童文学『オズの魔法使い』のサイドストーリーとして、1995年に出版されたグレゴリー・マグワイアの小説『ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語』を原作にしたミュージカル。「オズの国」を背景に、最も嫌われた“悪い魔女”エルファバと、最も愛された“善い魔女”グリンダの過去が、それぞれの視点から語られていく物語となっており、『オズの魔法使い』の主人公・少女ドロシーの冒険の裏側で起こっていたことを描いている。
ミュージカルファンタジー超大作映画として誕生した、2部作の1作目『ウィキッド ふたりの魔女』のあらすじを紹介しよう。
母と魔法使いとの不貞行為から生まれた、緑色の肌の少女エルファバ(エリヴォ)。彼女には幼い頃から、怒りを覚えると魔力を発揮するという不思議な力が備わっていた。そんなエルファバは、足の不自由な妹のネッサローズ(マリッサ・ボーディ)に付き添い、魔法と幻想の国オズにある「シズ大学」を訪れる。

シズ大学には、人気者だが自信過剰の美女グリンダ(アリアナ・グランデ)がいた。運命の出会いを果たした2人だが、エルファバとグリンダは見た目も性格も対照的。そんな時、エルファバの魔力を偶然目にした魔法学部の学部長マダム・モリブル(ミシェル・ヨー)は、エルファバに入学を強く勧める。
何もかもが正反対のエルファバとグリンダは、なんとルームメイトとなり、事あるごとに衝突することに。だが、徐々に2人の距離は縮まり、親しくなっていく。ある日、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム)に、特別な力を見出されたエルファバは、「エメラルドシティ」に招待される。すでにエルファバと絆を育んでいたグリンダも、彼女と一緒に列車に乗り込み、エメラルドシティへと旅立つが、2人はオズに隠され続けていた“ある秘密”を知ってしまう。その秘密は世界を揺るがすほど衝撃的で、2人の運命を変えてしまうものだった……。





















