『ゼイ・クローン・タイローン』が描いたもの

SF風陰謀コメディ 『ゼイ・クローン・タイローン』が描く、アメリカにおける現実的な脅威

『クリード 炎の宿敵』(2018年)の脚本を担当したユエル・テイラーが初監督し、ジョン・ボイエガ、ジェイミー・フォックス、テヨナ…

“時代”を映し出す『キングダム 運命の炎』

『キングダム 運命の炎』は“時代”を映し出す“現在の映画”に 今後のシリーズの行方は?

紀元前の中国で、無数の国が鎬を削って領土を奪い合った、群雄割拠の春秋戦国時代。その末期の戦いが描かれる同名漫画を原作にした、日本…

『M:I 7』と第1作の深い関わりとは

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』徹底考察 第1作との深い関係

トム・クルーズが製作、主演を務め、TVドラマ『スパイ大作戦』を映画化した大ヒットシリーズ『ミッション:インポッシブル』。その7作…

劇場版『セーラームーンCosmos』を考察

劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』が到達した、“暴力の連鎖”という深刻なテーマ

劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』前後編の2作が公開され、2014年からのTV、配信アニメシリーズ『美少女戦士セーラ…

『ニモーナ』が稀有な成功作となった理由

『ニモーナ』が稀有な成功作となった理由 作品に投影された“切実さ”と突出した“文学性”

CGアニメーションを中心に、大作映画を次々に送り出しているアメリカの大手アニメーションスタジオ群。これまでその一角を担っていたの…

『インディ・ジョーンズ』第5弾、なぜ賛否?

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』なぜ評価が割れた? 『SW』シリーズとの共通項

映画ファンのみならず、より幅広い層にも長年愛され続けてきた、スティーヴン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ』シリーズ。第…

『タイラー・レイク2』が描いた家族の在り方

『タイラー・レイク -命の奪還-2』がアクションとともに描いた、“家族の在り方”のテーマ

『マイティ・ソー』シリーズでおなじみのクリス・ヘムズワースが、銃撃、格闘、カーチェイスなど、長尺で持続し続けるハードなアクション…

『シークレット・インベージョン』のやばさ

MCUが足を踏み入れた“やばい”領域 先が予想できない『シークレット・インベージョン』

これまでMCU (マーベル・シネマティック・ユニバース)作品は、そのときそのときの社会問題と結びつく要素を、ヒーローの物語のなか…

『ザ・フラッシュ』突出したヒーロー映画に

『ザ・フラッシュ』がなしとげた素晴らしい達成 スケールとテーマの理想的なバランス

DCコミックスを原作とするスーパーヒーロー映画の製作が「DCスタジオ」として、新体制に移行した。これまでマーベル・スタジオで活躍…

シュワちゃんの生き方に学ぶ成功への道

アーノルド・シュワルツェネッガーは“計算高い人物”なのか? その生き方に学ぶ成功への道

今年5月、アーノルド・シュワルツェネッガーが、Netflixのチーフ・アクション・オフィサーに就任したという情報が動画によって、…

最も意味のある実写化『リトル・マーメイド』

『リトル・マーメイド』は最も意味のある実写化作品 “ディズニーらしいディズニー映画”に

一時期人気が低迷していたディズニーが、かつての勢いを取り戻すこととなった、「ディズニー第二黄金期」。その始まりとなったヒット作品…

『スパイダーバース』の挑戦的な姿勢に迫る

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が“挑戦的な姿勢”を崩さなかった理由

アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞するなど、アニメーション表現における新しい試みが広く評価され、エポックな作品となった『スパイダ…

『クリード 過去の逆襲』のアプローチ

『クリード 過去の逆襲』がとった前作とは真逆のアプローチ 現実と地続きの問題も

世界中にボクシングの魅力を広め、アクションスター、シルヴェスター・スタローンの代名詞にもなった大ヒットボクシング映画『ロッキー』…

マイケル・J・フォックスから学ぶ“生き方”

マイケル・J・フォックスから学ぶ“生き方”のヒント 観るべきドキュメンタリー『STILL』

映画ファンならずとも多くの観客にいまも愛されている『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ。その主人公マーティ・マクフライを演…

『ワイスピ』第10作は“原点回帰”作?

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は“原点回帰”作なのか? 次作以降への課題も

大ヒットシリーズ『ワイルド・スピード』が、第1作公開から20年以上の時を経て、10作目『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』…

『ザ・マザー』に込められたメッセージ

ジェニファー・ロペスの人生を象徴? Netflix映画『ザ・マザー』に込められたメッセージ

「J. Lo(ジェイロー)」の愛称で知られる世界的スター、ジェニファー・ロペス。歌、ダンス、そして演技と、多彩な才能を発揮して各…

「新宿東口映画祭2023」注目作品を紹介

サイレント映画から洋邦の貴重な名作まで 「新宿東口映画祭2023」注目作品を一挙紹介!

新スポットが現れるなど盛り上がりを見せ、再開発も進んでいる、現在の新宿駅周辺。そんな駅の東口のすぐ近くには、大正時代から営まれ、…

『GotG3』の結末が暗示するもの

【ネタバレあり】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』結末が暗示するもの

マーベル・スタジオで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけてきたジェームズ・ガン監督が、『ザ・スーサイド・スクワ…

実写版『聖闘士星矢』は失敗作なのか?

新田真剣佑主演のハリウッド実写版 『聖闘士星矢 The Beginning』は本当に“失敗作”なのか

車田正美原作の漫画シリーズや、東映動画(現東映アニメーション)のTVアニメシリーズ、劇場版アニメ、OVA作品などを中心に、ゲーム…

『ピーター・パン&ウェンディ』の達成と功績

『ピーター・パン&ウェンディ』の達成と功績 原作小説&アニメーション映画と比較考察

続々と進められている、ディズニーの名作アニメーションの実写化企画。この度ディズニープラスで新しく配信されたのが、ディズニー・クラ…

映画『スーパーマリオ』が支持された理由

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が支持された理由 内包された哲学性と社会性

日本を代表するエンターテインメント企業の一つ「任天堂」が擁する、大人気キャラクター“マリオ”。1980年代より『ドンキーコング』…

『ゴーステッド』が描いた理想的な男女関係

クリス・エヴァンス×アナ・デ・アルマス『ゴーステッド Ghosted』が描いた理想的な男女関係

これまで、『ノック・ノック』(2015年)や『ブレードランナー 2049』(2017年)、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘…

『search/#サーチ2』を前作と比較

『search/#サーチ2』は前作からどう進化した? サスペンス部分に宿る恐ろしい独自性

突然姿を消してしまった娘を、電子機器やアプリを駆使して捜索する父親の姿を、PCなど電子端末の画面のみで見せていく……という設定で…

台湾ドラマ版『模仿犯』を映画版などと比較

いまドラマ化される意義を獲得した台湾版『模仿犯』 中居正広主演『模倣犯』との違いは?

宮部みゆきの大長編サスペンス小説『模倣犯』(小学館)が、連続ドラマ作品として、3度目の映像化を果たした。しかも今回の製作国は海を…

『キル・ボクスン』の肝は静的な部分にあり

『キル・ボクスン』の肝は“静的”な部分にあり アクションとストーリーの相乗的な関係

殺し屋が殺し屋たちに狙われる極端な状況を描く、キアヌ・リーブス主演のバイオレンスアクションシリーズの最新作『ジョン・ウィック:コ…

『生きる LIVING』オリジナル版と比較

『生きる LIVING』は名作をどうリメイクしたのか? 黒澤明監督のオリジナル版と比較考察

“生きる”とは、一体どういうことなのか? 普遍的で重厚といえる哲学的テーマを表現し、大きな衝撃と深い感動を与えた、巨匠・黒澤明監…

『シャザム!』続編が受けた体制変更の影響

『シャザム!~神々の怒り~』がうったえるヒーロー作品の本質 一方で体制変更の影響も?

映画『シャザム!』が、およそ4年ぶりに続編として、スクリーンに帰ってきた。単純なほどにストレートな物語だが、見た目は大人なのに子…

『オットーという男』が描く“生きる意味”

トム・ハンクスがベテラン俳優の妙味を醸し出す 『オットーという男』が描く“生きる意味”

いつでも新たな企画を探しているアメリカ映画界が、海外の優れた作品をリメイクするケースは少なくない。近年は、フランス映画『エール!…

奇妙な傑作『フェイブルマンズ』を読み解く

『フェイブルマンズ』が示す“芸術の真実” スピルバーグの“奇妙な傑作”を読み解く

SF、アクション、サスペンス……エンターテインメント大作から歴史劇、社会派作品まで、多くの観客を魅了し、映画界を牽引してきた、生…