『グラディエーターII』はいま意義のある続編

『グラディエーターII』はいま世に送り出す意義のある続編に 前作からのブレないメッセージ

巨匠リドリー・スコット監督が、古代ローマの剣闘士(グラディエーター)を題材に、大ヒットを達成した歴史アクション大作『グラディエー…

『レッド・ワン』の“クリスマス精神”

ドウェイン・ジョンソンとクリス・エヴァンスが活躍 『レッド・ワン』の“クリスマス精神”

いまや、最も高額な出演料を誇る俳優の一人となった、ドウェイン・ジョンソン。そして近年さまざまな役柄に挑戦して、キャプテン・アメリ…

アナ・ケンドリック、初監督作で貫いた意志

アナ・ケンドリックがシリアルキラーもので初監督 『アイズ・オン・ユー』で貫いた“意志”

『マイレージ、マイライフ』 (2009年)、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010年)、『ピッチ・パーフェ…

『トラップ』にみるシャマランの唯一無二性

『トラップ』にみるM・ナイト・シャマランの“唯一無二性” ヒッチコック作品との共通点も

ハリウッドのヒットメイカーかつ鬼才として知られる、M・ナイト・シャマラン監督。その新作『トラップ』は、まさに面目躍如、真骨頂とい…

“韓国らしい”映画『戦と乱』の力強さ

“動”のカン・ドンウォンと“静”のパク・ジョンミン “韓国らしい”映画『戦と乱』の力強さ

Netflix配信作品としてリリースされた、韓国の歴史アクション映画『戦と乱』は、配信作ならではの過激なバイオレンス描写が平気な…

『ディスクレーマー 夏の沈黙』の独自性

アルフォンソ・キュアロンが描く深刻な人間ドラマ 『ディスクレーマー 夏の沈黙』の独自性

誰かが書いた小説のページをめくっていたら、登場人物が自分自身であり、自分の過去の物語が綴られていることに途中で気づいたとしたら、…

『ジョーカー2』のメッセージを徹底考察

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を徹底考察 作品に仕掛けられた“最大のジョーク”とは?

R指定作品として、初めて10億ドル以上の興行収入を記録したほどに大きなブームを巻き起こした、トッド・フィリップス監督作『ジョーカ…

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を考察

『シビル・ウォー』はなぜ多くの観客に受け入れられたのか アメリカの悲劇的な姿を追体験

アメリカ南北戦争(アメリカン・シビル・ウォー)のような内戦が、現在のアメリカで始まったら、果たしてどうなるのか。映画『シビル・ウ…

『ビートルジュース』続編が支持される理由

『ビートルジュース ビートルジュース』はなぜ支持を得た? 現代でも通用するメッセージ

ティム・バートン監督の特異なセンスとイマジネーションが爆発し、その才能を広く知らしめることになったホラーコメディ映画『ビートルジ…

『喪う』が描く深い人間ドラマ

Netflix映画『喪う』が描く深い人間ドラマ “名作”の濃密かつ繊細なアプローチを紐解く

Netflix配信の映画作品のなかでも、アカデミー賞に絡んでも全くおかしくない、そしていまからでも「名作」と呼びたくなるほどの、…

『理想のふたり』が描く“人間たちの醜さ”

ニコール・キッドマン、ダコタ・ファニングら共演 『理想のふたり』が描く“人間たちの醜さ”

音楽映画『フローラとマックス』で見事なパフォーマンスを見せたことが記憶に新しい、ロックバンドU2のボノの娘としても知られる、俳優…

『トイ・ストーリー3』の価値を再吟味

多くの観客を感動の渦に巻き込んだ『トイ・ストーリー3』の功績 作品の価値を再吟味

世界のアニメ業界のトップランナーである、「ピクサー・アニメーション・スタジオ」。その記念すべき長編第1作となり、世界初の劇場版フ…

『誰もいない森の奥で~』のテーマを解説

『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』の“強いテーマ”を解説 鎮魂歌としての役割も

「誰もいない森の奥で、木が倒れる。音はするだろうか?」……18世紀、アイルランドの哲学者ジョージ・バークリーが発した、有名な問い…

『デリヴァランス』の多層的な構造を読み解く

リー・ダニエルズが描く“悪魔祓い” 『デリヴァランス 悪霊の家』の多層的な構造を読み解く

2024年2月開催のスーパーボウルで、「アメリカの黒人国家」と称される讃美歌「リフト・エブリ・ボイス・アンド・シング」を見事に歌…

『ラストマイル』が観客に突きつける現実

『ラストマイル』が観客に突きつけるメッセージ 野木亜紀子や塚原あゆ子が託した“可能性”

不自然死の謎を究明する組織「UDIラボ」の活躍を描いた『アンナチュラル』(TBS系)と、警視庁機動捜査隊のバディの動きを追う刑事…

『フォールガイ』はスタント映画の決定版

『フォールガイ』はスタントアクション映画の決定版 現在の映画界の状況も反映した一作に

映画撮影において、出演俳優の代わりに命を張って危険なアクション部分を演じる役割といえば、アクション映画にとって、なくてはならない…

『インスティゲイターズ』の批評性に迫る

マット・デイモン×ケイシー・アフレックによる逃亡劇 『インスティゲイターズ』の批評性

マット・デイモンとケイシー・アフレック、そして、『ザ・ホエール』(2022年)でのアカデミー賞ノミネートによって近年注目を集める…

J・バーキン×A・ヴァルダ作品をいま観る意義

ジェーン・バーキンのカリスマ性が光る アニエス・ヴァルダとのタッグ作を“いま”観る意義

俳優、シンガー、モデル、アクティビストとして、さまざまな分野で長年にわたり光り輝き、いまも多くの人々の憧れであり続けている、ジェ…

S・S・ラージャマウリ記録映画の価値に迫る

S・S・ラージャマウリの“秘密”に迫る ドキュメンタリー『モダン・マスターズ』の真の価値

『バーフバリ』シリーズ2作や、『RRR』(2022年)を世界的なヒットへと導き、日本でも多くのファンを獲得している、インドの映画…

『デッドプール&ウルヴァリン』ヒットの理由

『デッドプール&ウルヴァリン』が大ヒットを成し遂げた理由 マルチバースを最大限に利用

ディズニーによる、2019年の20世紀フォックス買収。これによって、これまで20世紀フォックスが映画化権を有していたマーベル・コ…

『怪盗グルーのミニオン超変身』の驚きの挑戦

『怪盗グルーのミニオン超変身』の驚くべき挑戦 4作目だからこそ可能になった前衛的な試み

次々とヒット作品を送り出している制作会社イルミネーション。その代名詞といえば、スタジオの記念すべき第1作となり、数々の続編やスピ…

『メイ・ディセンバー』の“問いかけ”とは

映画史における『メイ・ディセンバー』の意義深さ 実話ベースの作品に対する“問いかけ”に

トッド・ヘインズが監督を務め、ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーア共演で火花を散らす役柄を演じる、『メイ・ディセンバー ゆれ…