アリは人間より5000万年も早くに農業を発明した? 昆虫による驚異のイノベーションを伝える『虫・全史』
地球上で最も繫栄した動物は昆虫である。そんな前提のもと、昆虫の驚くべき生態の数々を紹介した一冊が、7月18日に日経ナショナルジオ…
マルキ・ド・サドが遺した世紀の問題作『ソドムの百二十日』に宿る呪いとは? 手稿が辿った数奇な運命
フランスの作家マルキ・ド・サドが遺した、「文学史上最も重要な小説のひとつ」とも、「悪魔の福音書」とも評される『ソドムの百二十日あ…
M-1、ナイツ・塙宣之「ダンビラムーチョは寄席で一番ウケるネタ」の真意は?『東京漫才全史』が紐解く歴史
本書『東京漫才全史』(筑摩選書)は、1996年生まれの漫才研究家・神保喜利彦(じんぼきりひこ)による、これまで書かれる…
「生きて腸まで届く」は本当か? 飲み物のウソ・ホントを専門家が科学的に解説
コンビニやスーパー、自動販売機で何種類も並ぶ飲料。「1日に必要な量の〇〇を配合」「脂肪を減らす」など、体調の気になる時に飲みたく…
羽柴秀吉の読み方は「ファシバフィデヨシ」だった? 世界一複雑な日本語の成り立ち
「ファシバフィデヨシ」「ツァツァノファファミヤマモツァヤニツァヤゲドモ」。歯が無い状態で喋っているわけではない。前者は戦国武将「…
昆虫食はもはや当たり前? ウジ虫チーズ、かたつむり水、ウツボの内臓……世界の奇食事情
人はなんでこれを食べ始めたのだろう? そう思わずにはいられない食べ物が、誰でも一つはあるはずだ。ウェールズ在住の食物史家セレン・…
世界には絶滅寸前の食べ物が5000以上も……失われていく「食の多様性」を考える書物
「絶滅危惧」というとまず生き物をイメージするが、実は多くの食べものも絶滅の危機に瀕している。スローフード協会が立ち上げたオンライ…
クソリプ主に電凸した結果は? アンチと会話してわかった、SNSコミュニケーションの難点
ツイッターやフェイスブックなどのSNSで、知り合いでもない人々から送られてくる誹謗中傷や的外れな返信コメント、通称「ク…
「つるめない芸人」と「プロレス芸人」が持つ哲学の違いとは? ナイツ塙宣之と有田哲平の著作を読み比べ
自らの持つ哲学について語った人気芸人の著書が、偶然にも近いタイミングで2冊刊行されている。2冊を読んで印象的だったのが、「他者と…
食べ物さえもハラスメントに? 芥川賞『おいしいごはんが食べられますように』の切実さ
会社員の食事をのぞいてみると、素直に「おいしい」と言えないそれぞれの事情が見えてくる。先月20日に第167回芥川賞を受賞した高瀬…
ペリー来航から始まった「ニッポンの音楽批評」の行く末は? 栗原裕一郎×大谷能生が綴る、ドラマチックな批評の物語
時は幕末、1853年。黒船が江戸湾に現れる。そこで日本人が目撃したのは、アメリカ大統領の親書を携え上陸したペリー提督。そして随員…