【漫画】オーストラリアからの転校生が無敵すぎ? 「いじめ」の滑稽さを感じるSNS漫画が痛快

【漫画】オーストラリアから来た季節はずれの転校生

 「いじめ/いじめっ子」がいかに滑稽か。学校という狭い世界でそのことに気づくのは難しいが、X上で12月下旬に投稿されたオリジナル漫画『オーストラリアから来た季節はずれの転校生』を読むと、視野を広げればどれだけバカバカしいことかが伝わってくる。ほのぼのとしたタッチで描かれる帰国子女・タエコの振る舞いが痛快だ。

 ある日、高校に「タエコノザワ」という帰国子女がオーストラリアから転校してきた。さっそくクラスのいじめっ子・水上の目に留まってしまい因縁をつけられるが、マイペースな対応で手玉に取るタエコ。腹の虫は収まらない水上は、彼女にゾッコンの学校一のイケメンにタエコを誘惑させるが……。

 本作を手掛けたのは緑丘まこさん(@makoishappy777)。以前は文筆を中心に、漫画原作やエッセイなどで賞を獲得していたものの、漫画教室に行った際に講師を務めていた『チェリーボーイズ』(青林工藝舎)などでお馴染みの古泉智浩氏から「緑丘さんの漫画は、緑丘さんの絵で描いたほうがいいよ」と言われたことをキッカケに、ストーリーだけではなく絵も描くようになったという。カタルシスと中毒性のある本作を制作した背景を聞いた。(望月悠木)

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