『週刊少年サンデー』ヒットの法則

『タッチ』『うる星やつら』……80年代『週刊少年サンデー』ヒットの法則とは?

長く続いている漫画雑誌には、独自の「ヒットの法則」があるものだ。ヒットの法則、という言葉が生々しすぎるならば、「それぞれの雑誌の…

『BECK』が描く「バンドのマジック」

『BECK』はなぜ“バンド漫画の金字塔”となった? ロックファンを夢中にさせた展開を考察

いま、東京・池袋マルイの7階イベントスペースにて、「アニメ『BECK』15周年記念展 ~I was made to hit in…

『鬼滅の刃』不死川玄弥が兄に伝えたもの

『鬼滅の刃』不死川玄弥、壮絶な戦いの果てに兄に伝えたメッセージ 不器用な少年の成長物語

『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)のキャラクター評、今回は、不死川玄弥を採り上げたいと思う。 ※以下、ネタバレあり “鬼の力…

澁澤龍彥の名著はどう漫画化された?

澁澤龍彥の名著『高丘親王航海記』はコミカライズでどう生まれ変わった? 漫画家・近藤ようこの手腕

北鎌倉の小高い山の中腹にいまもある、白い瀟洒(しょうしゃ)な館の奥の部屋――古今東西の書物や珍奇なオブジェに囲まれた妖しげな書斎…

あだち充『タッチ』のスポ根漫画要素とは?

あだち充『タッチ』は極めて80年代的なスポ根漫画だったーー上杉達也が見せた“ド根性”

「夏の甲子園」が漫画に与えた影響  全国高等学校野球選手権大会――いわゆる「夏の甲子園」が中止になったのは、今年で…

いま最も前衛的な漫画『チェンソーマン』

いま最もぶっ飛んだ漫画『チェンソーマン』 「わかりやすさ」から逸脱する、前衛的な表現を考察

藤本タツキの『チェンソーマン』の単行本(現在8巻まで刊行)の累計発行部数が、300万部を突破したらしい。といってもこれは8月上旬…

『鬼滅の刃』悲鳴嶼行冥の弱点とは?

『鬼滅の刃』最強の剣士、悲鳴嶼行冥の弱点とは? 竈門兄妹との出会いが変えた心

『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)のキャラクター評、今回は、鬼殺隊最強の剣士――悲鳴嶼行冥を採り上げたいと思う。 最年長の柱の能力とは…

『鬼滅』の「鬼」を考える2冊

『鬼滅の刃』をさらに深掘りするためにーー物語や伝説における「鬼」とは何かを考える

 『週刊少年ジャンプ』での連載が終了し、「鬼滅ロス」なる言葉まで生み出した吾峠呼世晴のヒット作『鬼滅の刃』だが、7月3日…

『映像研』より早い映研漫画とは?

『映像研』のルーツ? 細野不二彦の80年代映研漫画『あどりぶシネ倶楽部』が伝える普遍的な想い

時代を越えて読み継がれる不朽の名作漫画に改めて光を当てるとともに、現代の漫画にその精神や技法が、どのように受け継がれているのかを…

新連載『名作漫画の遺伝子』スタート

『デビルマン』から『呪術廻戦』へ受け継がれた、ダークヒーローの遺伝子

時代を越えて読み継がれる不朽の名作漫画に改めて光を当てるとともに、現代の漫画にその精神や技法が、どのように受け継がれているのかを…

わたせせいぞう『ハートカクテル』の功績

わたせせいぞうが描く、“青い空”の意味とは? 80年代カラーコミックの傑作『ハートカクテル』の功績

「前例のなかったいろんな道を切り開いてきたわたせせいぞうという作家は、日本の漫画界の宝」――これは江口寿史がわたせせいぞうとの対…

悪役から読む『鬼滅の刃』の魅力

悪役から読む『鬼滅の刃』の魅力 煉󠄁獄杏寿郎と戦った、上弦の鬼・猗窩座の生き様

ドイツ文学者の種村季弘は、『悪の娯しみ』というエッセイ(『書国探検記』ちくま学芸文庫・所収)の中で、次のようなことを書いている。…

『ヤンジャン』新連載【推しの子】レビュー

赤坂アカ × 横槍メンゴ【推しの子】は2020年を代表する漫画に? セオリー破りな第1話の衝撃

※本稿では第1話の展開について少なからず触れています(筆者)  もしかしたら2020年を代表する漫画のひとつになるかも…

『鬼滅の刃』我妻善逸の魅力に迫る

『鬼滅の刃』善逸は極めて「ジャンプ的」なヒーロー 二重人格の“黄色い少年”の強みとは?

ひと頃よく話題にのぼった「ツンデレ」というのもその一種だと思うが、「ギャップを持たせる」というのは、漫画などでキャラを立てる際の…

『鬼滅の刃』伊之助トリックスター論

『鬼滅の刃』伊之助に通じる、伝統的トリックスターの系譜 最悪の局面を打破できるか?

古今東西の神話や物語において、秩序や法といった社会のルールに縛られることなく、自由にふるまい、世界をかき乱していく存在を「トリッ…

『つげ義春日記』で描かれる赤裸々な生活

『つげ義春日記』はなぜ文学たりえるのか? 赤裸々に綴られた日々に漂う“正直さ”

   講談社文芸文庫の3月新刊は2点。これがなかなか攻めている。まずは『稲垣足穂詩文集』という「らしくない」企画にも驚かされたが…

14歳の漫画家・ときわ藍の『まんが道』

14歳でデビューした漫画家・ときわ藍、デビューの裏側に母娘の『まんが道』アリ 生まれ変わった『ドラえもん』を読む

   14歳でデビューした「ときわ藍(らん)」という漫画家をご存じだろうか。短編『アイドル急行』で小学館新人コミック大賞(少女・…

『薔薇はシュラバで生まれる』レビュー

『薔薇はシュラバで生まれる』は少女漫画版『まんが道』かーー70年代少女漫画の内幕にあった輝き

   いま、漫画界の片隅で、とてもかわいい一冊が話題になっている。笹生那実の『薔薇はシュラバで生まれるー70年代少女漫画アシスタ…

『鬼滅の刃』一人勝ちランキングを考察

『鬼滅の刃』漫画売り上げランキングで一人勝ち ゆとりあるネーム作りが成功の秘訣か

週間ベストセラー【コミックス】ランキング(1月21日トーハン調べ) 1位 『五等分の花嫁』(13)春場ねぎ 講談社 2位…