『呪術廻戦』祈本里香と両面宿儺、どっちが強い? 勝敗を分けるのは"戦う動機”か
※本稿には、『呪術廻戦』(芥見下々)の内容について触れている箇所がございます。原作を未読の方はご注意ください。 『呪術廻…
『スピリッツ』編集長が語る、“アンケート至上主義”ではない理由 「編集者がおもしろいと思ったものが人々の心を打てる」
1980年の創刊以来、「青年漫画」のジャンルを牽引してきた雑誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)。『めぞん一刻』、『軽井…
『呪術廻戦』『DEATH NOTE』『ヒカルの碁』……ジャンプ漫画における「憑依」を考える
天使、悪魔、幽霊、妖怪など、いわゆる“人外の者”に憑依(ひょうい)されたことで、魔性の力を得た――そんな主人公の戦いを描いた物語…
田島昭宇が描き出した“光と影”の世界 画業35周年記念作品集『Baby Baby』で読み解く作家性
『多重人格探偵サイコ』(原作・大塚英志)や「MADARA」シリーズなどで知られる田島昭宇の画業35周年を記念した作品集、『Bab…
『セスタス』シリーズが読者を熱くさせる理由ーーひたむきな姿に見る、“格差社会”を生き抜く術
格差社会と呼ばれる現在(いま)を生き抜くための術(すべ) 技来静也の『拳闘暗黒伝セスタス』と『拳奴死闘伝セスタス』を原作とす…
『マイ・ブロークン・マリコ』の平庫ワカ、初期作品集『天雷様と人間のへそ』の完成度に驚き
先ごろ(3月12日)、第24回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表され、マンガ部門の新人賞に、平庫ワカの『マイ・ブロークン・マリ…
寡作の鬼才漫画家・多田由美ーー長編『レッド・ベルベット』のアメリカン・ニューシネマ的センスを考察
多田由美という漫画家をご存じだろうか。1986年、『ウォーレンの娘』でデビュー、アメリカを舞台にした、絵的にも内容的にも異様に完…
『チ。』作者・魚豊が語る、“主観的な熱中”の尊さと危うさ 「気持ちに逆らえない人たちの姿を描きたい」
いま、目利きの漫画読みたちの間で話題になっている衝撃的な作品がある。『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載中の『チ。…
『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』編集者が語る、新しい才能への期待 「何かひとつでも光るところがあればいい」
『SPY×FAMILY』(遠藤達哉・著)、『地獄楽』(賀来ゆうじ・著)、『怪獣8号』(松本直也・著)など、次々と話題作を世に送り…
2021年、まず読むべき漫画『チ。』 「地動説」をテーマに描く美学とは?
漫画という表現はなんて自由なのだろう。岩明均が『ヒストリエ』の連載を始めた時、あらためてそう思った。なぜならば、アレクサンドロス…
『マイ・ブロークン・マリコ』は2020年漫画界の最大の収穫か? 各媒体のランキングを振り返る
あらためて言うまでもないことかもしれないが、2020年の漫画界は『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)の一人勝ちだったと言っていいだろう(最…
『ジョジョの奇妙な冒険』岸辺露伴、トリックスターとしての魅力とは? 正義と悪の二面性を考察
荒木飛呂彦の『岸辺露伴は動かない』が、高橋一生主演で実写ドラマ化、本日(2020年12月28日)から3夜連続でNHK総合にて放送…
『ストップ!! ひばりくん!』なぜ時代を超えて愛される? 江口寿史が投げかけたメッセージ
現在、タワーレコードにて開催されている「♡80’sキャンペーン」。同キャンペーンは、タイトル通り、80年代の名盤&名作を…
『ジャンプ』はいまや「少年」だけのものではない! 『BURN THE WITCH』かわいい魔女たちの力強いメッセージ
「おとぎ話なんかクソでしょ」といういささか挑発的なヒロインの言葉で始まる『BURN THE WITCH』は、『BLEACH』で知…