作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『東京ヴァンパイアホテル』は園子温の原点? 映画でもテレビドラマでもない稀有な1本
メジャーで『新宿スワンⅡ』(17年)を、ロマンポルノ・リブートプロジェクトではローバジェットで『アンチポルノ』(17年)を、その…
『築地ワンダーランド』は“魚を食べる”認識が変わるーー築地市場の深部を捉えたドキュメンタリー
東京、銀座から徒歩で約15分。質の高い水産物を中心とした食材が日本中、世界の様々な地域から大量に集められる“築地市場”。ピーク時…
BOMIの『彼女の人生は間違いじゃない』評:スカッとするわけではないけれど、確実に何かが残る
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第8回となる今回は、廣木隆一監督が自身の小説デビュー作を自ら映画化した『彼女の人…
『怪盗グルー』“スラップスティック”でアニメ界に新風 幅広い世代を虜にする魅力を考察
近年アメリカでは、ディズニー映画『ズートピア』や、ピクサー映画『ファインディング・ドリー』、『カーズ/クロスロード』のように、実…
劇場版最新作も大ヒット! “戦う魔法少女”のイメージ決定づけた「なのはシリーズ」の功績
魔法少女と聞いて、どんな存在を思い浮かべるだろうか。今、魔法少女といえば戦うものだというイメージが定着している。日曜朝にも戦って…
『ポケモン』ブランドを再構築? サトシとピカチュウの出会いと旅立ちを描きなおした意味
現在公開中の『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』はアニメ化の20周年記念作品。物語の原点である主人公サトシとピカチュウの…
『カーズ/クロスロード』に見る、次世代に受け継がれるディズニー/ピクサーの精神
擬人化された車たちによる社会と、そこで繰り広げられるカーレースの興奮を、ピクサー・アニメーション・スタジオがCGで描いた作品『カ…
BOMIの『ありがとう、トニ・エルドマン』評:すべてを語りすぎない、観客との的確な距離感
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第7回となる今回は、第89回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『ありがと…
『怪盗グルーのミニオン大脱走』から探る、イルミネーション大躍進の理由
普段はミニオン語しか喋れないミニオンたちが、調子っぱずれに「イ!ルミ!ネー!ション!」と声をあげる冒頭のオープニングタイトルから…
“人の知性”についての物語ーー『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』は知的好奇心を煽る秀作だ
『ノーゲーム・ノーライフ』は人間の知性を信じる物語だ。人の力は暴力ではなく、どこまでも知性であると信じる人の話だ。大抵のヒーロー…
小野寺系の『メアリと魔女の花』評:“ジブリの精神”は本当に受け継がれたのか?
近年、新作を作る度の風物詩となっていた、宮崎駿監督の「長編引退宣言」。『風立ちぬ』完成時にも、本人が「またかと思われるかもしれま…
がんじからめの世に一刺しの復讐を スタントマン魂が刻まれた『ジョン・ウィック:チャプター2』
2014年公開の『ジョン・ウィック』は、キアヌ・リーブスが『マトリックス』シリーズ以来の当たり役をつかんだ作品だ。ロシアンマフィ…
絶望的なのに、活気づけられるーー爽快SFホラー『ライフ』の輝かしいユーモア
「80億のバカがいる地球には帰りたくない」と、憂い顔のジェイク・ギレンホールは同僚のレベッカ・ファーガソンに向かってつぶやくのだ…
『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作の裏テーマーー“家族の絆”と“単身者の孤独”を読む
過去のシリーズ作と比較して、意外にも“泣ける”仕上がりになっていたのが印象的だった、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』…
筒香嘉智、青木宣親、知られざる選手たちのリアル 『あの日、侍がいたグラウンド』レビュー
2010年10月7日横浜スタジアム、公式戦最終戦のこの日に筒香嘉智のプロ初ホームランを目の当たりにした。2010年の横浜ベイスタ…
『オンリー・ゴッド』は失敗作だったのか? N・W・レフン監督の苦悩捉えた迫真ドキュメンタリー
賛否の渦を巻き起こした世紀の問題作、『オンリー・ゴッド』。ヒット作『ドライヴ』によって、次作への期待が集まっていたニコラス・ウィ…
松江哲明の『ハクソー・リッジ』評:人間が一線を超える瞬間を捉えた“戦争映画”
実在の人物であるデズモンド・ドスを主人公に据えた本作は、第2次世界大戦末期の沖縄戦を舞台としています。しかし、宣伝では沖縄が舞台…
『キンプラ』はなぜ「応援上映」が好まれる? ファンが共有する刹那のきらめき
「すごくカルチャーショックでした。“アニメ”とか“映画”とかの常識を越えていて、終わった後は放心状態でした。上映中はずっと笑っち…
『ハクソー・リッジ』は戦争を題材にしたヒーロー映画だ メル・ギブソンが再現した地獄の戦場
「沖縄戦」は、歴史のなかでも稀に見る凄惨な戦いとして知られる。太平洋戦争におけるこの地上戦で、日本側は兵隊と民間人合わせて20万…
現在最高峰の海外ドラマを探しているなら、『ナイト・オブ・キリング』を見ない選択肢はない
「Peak TV」(テレビ全盛期)、または「TV Bubble」なんてホットな新用語が各メディアを賑わせている、現在のドラマシリ…
『20センチュリー・ウーマン』の“ポリフォニー”が描き出す、1979年という時代
観終えた直後ではなく、むしろそれからしばらく経ってから、その映画が思いのほか自分の心に深く突き刺さっていることに気づくことがある…
モルモット吉田の『映画 山田孝之3D』評:山下敦弘×松江哲明を飲み込む山田孝之のキャパシティ
記憶の糸をたどる行為は楽しい。深掘りしていくと、脳内奥深くのひだに隠れたぼんやりした風景が鮮明とまではいかなくとも、輪郭ぐらいは…
ドイツから生まれた異形の傑作『ありがとう、トニ・エルドマン』 甘くてにがい父娘の関係描く
先日たまさかAKB48総選挙の直前特番を見ていたら、メンバー4〜5人がそれぞれ帰省して、思い思いに実家で親とふれあう様子を密着ド…
映画は自由でいいーー『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』が示す、常識の向こう側
なぜ映画を好きなんだろうか、と自問自答することがある。「人間を知る最良の教材である」とか、「世界についての知見を与えてくれる」と…
『HiGH&LOW THE RED RAIN』は稀有なアクション映画だーー『END OF SKY』公開に備えて
EXILE HIROが総合プロデュースし、EXILE TRIBEや若手実力派俳優らが大挙して出演するプロジェクト『HiGH&am…
上戸彩VS伊藤歩、狂気の対決に戦慄! 地獄へ堕ちる不倫映画『昼顔』が観客の心をえぐる理由
涙目になりながら手で口を抑え、ただ震えてスクリーンを見守るしかないほど、おそろしい映画だ。2014年に放送された、不倫を題材にし…
自分自身のなかに潜む“怪物”との闘いーー『怪物はささやく』は大人たちにも希望をもたらす
「ダークファンタジー」と「『パンズ・ラビリンス』の製作スタッフが映画化」ーー最初はこのふたつのキャッチフレーズが自分の中で引っか…






































