作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

ダースレイダーの『キングコング』評

キングコングの“全力大暴れ”が気持ち良い! ダースレイダーの『キングコング:髑髏島の巨神』評

とにかく思いっきりが良い作品です。うじうじした気持ち、もったいぶった気取り、思わせぶりな仕草などは、初っ端から全部吹き飛ばします…

モルモット吉田の『3月のライオン』評

モルモット吉田の『3月のライオン』評:比較で浮かび上がる羽海野チカの世界

映画を比べるのは、品の良いことではないという意見がある。片方を持ち上げるために、別の映画を持ち出してきて貶めるのは下品ではないか…

森直人の『未来よ こんにちは』評

森直人の『未来よ こんにちは』評:哲学教師ナタリーが示す、ままならない人生のやり過ごし方

ところはパリ。通勤中の満員電車でドイツの詩人・批評家、エンツェンスベルガーがアラブ人自爆テロリストについて書いた『Le perd…

『キングコング:髑髏島の巨神』の革新性

怪獣映画はここまで“進化”したーー真正面から“戦い”を描く『キングコング:髑髏島の巨神』の革新性

巨大な怪獣たちがうじゃうじゃと生息しバトルを繰り広げる、世にもおそろしい島が南洋にあった。『キングコング:髑髏島の巨神』は、19…

『SING/シング』は大人こそ楽しめる映画だ

『SING/シング』は大人も楽しめる“音楽映画”だーーアニメーションに託された群像劇の魅力

割と重厚な作品が好きな私は正直なところ、この手のCGアニメーション映画は大人が観るものじゃなくて、子供が観るものなんじゃないの?…

『ひるね姫』が示す日本アニメの未来

神山健治監督『ひるね姫』はアニメ業界の未来を示唆するーー新たな作風に隠されたメッセージ

『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』は、「えっ、これが神山健治監督の作品?」と、面食らってしまうくらい、いままでにないポジティ…

姫乃たま『お嬢さん』評

“少女性”と“不自由さ”から生まれる官能ーー姫乃たまが『お嬢さん』のフェティシズムを考える

高校生の頃から片言フェチである私は、新宿の職安通りを抜けて焼き肉屋へ足を運び、アルバイトらしき韓国人の女の子から接客されるのを楽…

T・シン『エメラルドシティ』で伝説更新?

『オズの魔法使い』を危険な“大人向けドラマ”に 『エメラルドシティ』異才ターセム・シンの作家性

アメリカで生まれた初のおとぎ話といわれる児童文学『オズの魔法使い』。竜巻に巻き込まれ、不思議なオズの国まで飛ばされてしまった少女…

『シング』は女性の自立も描く

『SING/シング』は現代女性の“自立”も描くーーフェミニズム映画としての側面を読む

子ども向けかと思いきや、大人も楽しめる。『SING/シング』もまさしくそんな作品だった。コミカルに描かれたキャラクターたちだが、…

韓国ノワール『アシュラ』が示すシンプルな答え

なぜ悪いことをしてはいけないか? 地獄絵図の韓国ノワール『アシュラ』が示すシンプルな答え

「なぜ悪いことをしてはいけないのか?」このシンプルな問いの答えを、文字通り骨身に染みるほど見せてくれる映画が『アシュラ』(17年…

『お嬢さん』女性同士のラブシーンの意味

パク・チャヌク『お嬢さん』は女性こそ鑑賞できる映画? 過激なラブシーンの意味を考察

『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』、いわゆる「復讐3部作」により世界中で脚光を浴びたパク・チャヌク監…

松江哲明の『哭声/コクソン』評

松江哲明の『哭声/コクソン』評:“映画のミステリー”を成立させたナ・ホンジン監督の手腕

最初に言っておきたいのは、これからこの映画を観ると決めている方はここから先は読まないでください! 絶対に予備知識ゼロの方が、この…

ジャド・アパトーが新作で見せたコメディ術

下世話だけど胸に迫る! ジャド・アパトー『エイミー、エイミー、エイミー!』のコメディ術

「ちっとも思い通りにいかなかった」  クライマックスの勢いに任せてヒロインの口から飛び出すこのセリフ。ある意味、この映画の重要な…

『モアナ』が伝える、作り手のメッセージ

伝統を守り、伝統を壊していくーー『モアナと伝説の海』が伝える作り手のメッセージ

「レジェンド」の復活である。『リトル・マーメイド』、『アラジン』、『ヘラクレス』などで、ディズニー第二次黄金期を支えた、ジョン・…

荻野洋一の『バンコクナイツ』評

荻野洋一の『バンコクナイツ』評:空族が描いた“桃源郷”は、未知の体験へ観客を誘う

『バンコクナイツ』には、味わったことのないような香辛料が混入していて、私たち観客を未知の体験へと連れて行ってしまう。私はこの映画…

『ラビング』

異人種間結婚を認めさせた、一組の夫婦の実話ーー『ラビング』が描く“平穏な日常”の背景を読む

映画『ラビング 愛という名前のふたり』の背景にある10年弱の闘い  1958年7月11日夜中2時ごろ、バージニア州セントラ…

サエキけんぞうの『ラ・ラ・ランド』評

サエキけんぞうの『ラ・ラ・ランド』評:『ロシュフォールの恋人たち』に通ずる“葛藤”のない輝き

高らかな論争も生みながら、興行の爆走を続ける『ラ・ラ・ランド』。その舌戦に一矢を投じよう。 数多の映画作品を2017年仕様にした…

新しいアジア映画としての『バンコクナイツ』

邦画だけれど邦画じゃない『バンコクナイツ』の目線 空族は“微笑みの国”の裏側をどう描いた?

数年前、フラっとタイに行ってみた。バンコクでマッサージ三昧、小舟に乗って水上マーケットを楽しみ、象に乗る。なんという平和な光景。…

『トリプルX:再起動』なぜいま続編が?

『トリプルX』15年ぶりに“再起動”したワケ 時代を先取りした荒唐無稽アクションの魅力

祝! 『トリプルX:再起動』公開! ついにトリプルXが帰ってきた! 15年ぶり! しかも期待通りの、最高の映画として! とは言っ…

『アサシン クリード』が予告する時代の変化

映画がTVゲームを追う時代が来る? 『アサシン クリード』哲学的なテーマが示す未来

TVゲームをプレイするのは好きなものの、わりとすぐに飽きてしまう私が、珍しく長く熱中し続けている二つのシリーズが、『グランド・セ…

生田斗真と桐谷健太、同棲生活に滲む幸福

生田斗真が演じる女性・りんこになぜ共感できる? 『彼らが本気で編むときは、』が描く優しい生活

荻上直子監督最新作の『彼らが本気で編むときは、』で、生田斗真がトランスジェンダーの女性・りんこという難しい役柄を演じたことが話題…

菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評

菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね

*以下のテキストは、 マスメディアがアカデミー賞レースの報道を一斉に始める前の、2月20日に入稿、更に4日前に書かれたもので、つ…

D・チャゼルが『ラ・ラ・ランド』で描いた夢

『ラ・ラ・ランド』は『セッション』を乗り越えた デイミアン・チャゼルがミュージカル映画で描いた夢

歌とダンス、恋と夢を描くせつない物語によって観客を魅了し、2017年アカデミー賞で監督賞、主演女優賞、撮影賞など最多6部門を受賞…