宮台真司の『オン・ザ・ハイウェイ』評:ギリシャ悲劇の王道に連なる、86分間の密室劇
前編:【宮台真司の『バケモノの子』評:言葉ならざる親子の関係を描く、細田守監督の慧眼】 経験論を否定する『オン・ザ・ハイウェイ』…
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
前編:【宮台真司の『バケモノの子』評:言葉ならざる親子の関係を描く、細田守監督の慧眼】 経験論を否定する『オン・ザ・ハイウェイ』…
それは映画興行のちょっとした事件だった。昨秋、全米4館で封切られたハートウォーミング・コメディ『ヴィンセントが教えてくれたこと』…
宮﨑駿を魅了した、ピクサー監督の奇想と愛情 先日、宮﨑駿が、あるアニメーション映画の試写を鑑賞直後、立ち上がって拍手したという…
人はなぜ、旅に出るのか。その理由は人の数だけあると思うが、自分を見つめ直し人生をリセットするため、あるいは"自分探し"が、映画で…
スパイ映画は古くより勧善懲悪のエンターテインメントとして、あるいは国際情勢を背景としたサスペンスとしてその歴史を刻んできた。奇し…
ポイントは「渋谷」と「渋天街」の対比 細田守監督は、概念的に徹底的して物事を考え、シナリオに落とし込むタイプなのかもしれません…
全編に溢れる『ジュラシック・パーク』第1作への心憎いリスペクト いや、まじでスピルバーグ以外の監督によるスピルバーグ作品続編(…
『海街diary』の興行収入が20億円を超える見込みである。6月13日より公開中のこの映画は、吉田秋生の同名マンガ(2007年、…
映画の優れた書き手/語り手は映画の世界の外部にもいる。いや、むしろ外部にこそ刺激的で新鮮な視点を提示してくれる論客がいるのではな…