作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
名優デ・ニーロ、73歳にしてキャリアぶち壊す!? 『ダーティ・グランパ』“お下劣”演技の衝撃
今年のNHK・BSプレミアムの年越しラインナップは実に圧巻だった。大晦日の夕方から『ホビット』3部作を一挙放送したかと思うと、新…
ゲイたちの戦いに宿る、R・エメリッヒの作家性 『ストーンウォール』の破壊的な美しさ
『インディペンデンス・デイ』(1996)、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)、『2012』(2009)といった作品群は、…
『傷物語<冷血篇>』が示したアニメ映画の新潮流 “三部作構成”のメリットを考える
ついに『傷物語』の3篇が終結した。当初は2012年に公開予定だったこの作品が、2016年から1年掛けて、2009年に放送された『…
川口敦子の『ミューズ・アカデミー』評:ホセ・ルイス・ゲリンと濱口竜介がみつめる現代映画の焦点
『シルビアのいる街で』で注目したい現代監督の最前線に躍り出たスペインの気鋭ホセ・ルイス・ゲリン。その新作『ミューズ・アカデミー』…
ジャ・ジャンクー最大のヒット作『山河ノスタルジア』は、新時代の中国国民映画となる
ジャ・ジャンクー(賈樟柯)といえば、カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンなど世界的な映画祭に招待される常連監督であり、『長江哀歌』でヴ…
ディズニー、なぜ過去の名作を実写リメイク? 『ピートと秘密の友達』が描き直す“人情”の物語
ボロ泣きである。ひとことで「泣ける映画」などというと、ありきたりな描写と演出の、つまらない作品が思い出される。「涙を搾り取れれば…
庵野秀明、山崎貴に続くのは山田洋次と黒沢清!? 『海賊とよばれた男』が示す日本映画とVFXの関係
デジタル技術を掌握する者が映画界の主流になる 12月29日、NHK-BSプレミアムで『日本のVFXを変えた男 ヒ…
映画とは“窓越しの覗き見”であるーー『皆さま、ごきげんよう』『パリ、恋人たちの影』の構図を考察
数多くの映画監督が窓を繰り返し描いてきた。ジャン・ルノワールは『牝犬』(1931)や『素晴らしき放浪者』(1932)、『ピクニッ…
地獄の目隠し鬼ごっこが怖い! 『ドント・ブリーズ』を大ヒットに導いた発想力
やはり映画を駆動させる原動力は「ものを発想する力」だ。頭から尻尾までアイディアの餡子(あんこ)がつまったホラー・スリラー映画『ド…
『スター・ウォーズ』公開40年、アメリカはどう変化した? サエキけんぞうの『ローグ・ワン』評
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で「お?スター・ウォーズ、大人が見ても…
『ヒトラーの忘れもの』が伝える痛みのリアリティ 美しい海と地雷が意味するもの
「ヒトラーの忘れもの」、それはただナチス・ドイツが連合国の上陸を防ぐためにデンマークの海岸線に埋め込んでいった「地雷」のことを意…
『ローグ・ワン』が描く、無名者たちの墓碑銘ーー原題に込められた意味を読む
『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』は、同シリーズ初の外伝だが、意外なほどにカノン(正伝)寄りの物語を持っている。「エ…
アメリカで高評価の『Looking/ルッキング』、TVドラマ界に一石を投じた“愛と友情のかたち”
LGBTへの理解が世界的に広がりを見せる中、アメリカで高い評価を獲得した画期的なテレビシリーズがついに日本に到着。12月23日よ…
名も無き英雄たちは何を訴えかける? 『ローグ・ワン』 に引き継がれた「スター・ウォーズ」の魂
映画史のみならず、世界のポップカルチャーに大きな影響を与えたシリーズの原点『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。ディ…
年末企画:遠山武志の「2016年 年間ベスト映画TOP10」
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2016年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマの三…
福士蒼汰 × 小松菜奈『ぼく明日』が感情を揺さぶる理由 三木孝浩監督の音楽演出に迫る
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のメガホンをとった三木孝浩監督。宮崎あおい主演の映画『ソラニン』で長編映画デビューを飾ると…
“殺人お爺ちゃん”が迫り来る恐怖ーー『ドント・ブリーズ』斬新なスリラー演出はどこから生まれた?
12月16日公開の『ドント・ブリーズ』は、わずか10億円で製作され、世界で興行収入約160億円を売り上げたホラー映画だ。『ブレア…
荻野洋一の『ヒッチコック/トリュフォー』評:作家主義への誇りを再確認させるドキュメンタリー
「映画は芸術ではなく、娯楽である」というのは、よく言われる主張だ。芸術愛好のいやみを否定し、映画が庶民のものであるという高らかな…
サエキけんぞうの『マダム・フローレンス!』評:悲劇と喜劇にまみれた史実の映画化
事実についてまず考えよう。本当に起こったらしいことについて映画がどういう解釈をするか? そこが問題だ。『マダム・フローレンス!夢…
松江哲明の『ヒッチコック/トリュフォー』評:ヒッチコック映画の魅力伝える“友情物語”
『定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー』 子どものころ、図書館の映画コーナーにある一番目立っていた大きい本、それが196…
『ファンタビ』の魔法使いは強すぎる!? ダースレイダーが“魔法のあり方”を考える
『ハリー・ポッター』シリーズのファンであれば待望の、そして長大なシリーズに途中参加する機会がなかなか見つけられなかった人には格好…
音痴歌手が人気者になるのは美談なのか? 『マダム・フローレンス!』が突きつける、現実の二面性
笑っていいのか、泣いていいのか。彼女が善か悪かすらも分からない。外れた音程で誇らしく歌い続けるひとりの女性の偉容に、我々観客はた…
イタリアの鬼才が放つ、リアルなおとぎ話ーー『五日物語』の特異なタッチが伝えるもの
ロッセリーニ、ヴィスコンティ、デ・シーカ、フェリーニ……。イタリア映画史を織りなしてきた「巨匠」の名は枚挙にいとまがないが、その…
青春はアンディ・ラウとともにーー台湾メガヒット映画『私の少女時代』のノスタルジー
00年代の半ば頃から台湾映画界は驚異の復活を遂げてきた。『海角七号 君想う、国境の南』(08)、『モンガに散る』(10)、『セデ…
『ファンタビ』には“トランプ批判”が込められている? 社会派ファンタジーとしての側面を読む
ドナルド・トランプ大統領選勝利の報はアメリカのみならず、世界中の多くの人々に衝撃を与えた。このトランプ氏に対する、国内外でくすぶ…
荻野洋一の『母の残像』評:“2016年路地裏の映画史”ラストを飾る、〈母の死〉から始まる物語
2016年の映画界は、〈母の死〉でいったん終わり、〈母の死〉から何かがまた始まそうとしている。 『シン・ゴジラ』や『君の名は。…




































