作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『ヒトラーの忘れもの』が伝える痛みのリアリティ 美しい海と地雷が意味するもの
「ヒトラーの忘れもの」、それはただナチス・ドイツが連合国の上陸を防ぐためにデンマークの海岸線に埋め込んでいった「地雷」のことを意…
『ローグ・ワン』が描く、無名者たちの墓碑銘ーー原題に込められた意味を読む
『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』は、同シリーズ初の外伝だが、意外なほどにカノン(正伝)寄りの物語を持っている。「エ…
アメリカで高評価の『Looking/ルッキング』、TVドラマ界に一石を投じた“愛と友情のかたち”
LGBTへの理解が世界的に広がりを見せる中、アメリカで高い評価を獲得した画期的なテレビシリーズがついに日本に到着。12月23日よ…
名も無き英雄たちは何を訴えかける? 『ローグ・ワン』 に引き継がれた「スター・ウォーズ」の魂
映画史のみならず、世界のポップカルチャーに大きな影響を与えたシリーズの原点『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。ディ…
年末企画:遠山武志の「2016年 年間ベスト映画TOP10」
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2016年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマの三…
福士蒼汰 × 小松菜奈『ぼく明日』が感情を揺さぶる理由 三木孝浩監督の音楽演出に迫る
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のメガホンをとった三木孝浩監督。宮崎あおい主演の映画『ソラニン』で長編映画デビューを飾ると…
“殺人お爺ちゃん”が迫り来る恐怖ーー『ドント・ブリーズ』斬新なスリラー演出はどこから生まれた?
12月16日公開の『ドント・ブリーズ』は、わずか10億円で製作され、世界で興行収入約160億円を売り上げたホラー映画だ。『ブレア…
荻野洋一の『ヒッチコック/トリュフォー』評:作家主義への誇りを再確認させるドキュメンタリー
「映画は芸術ではなく、娯楽である」というのは、よく言われる主張だ。芸術愛好のいやみを否定し、映画が庶民のものであるという高らかな…
サエキけんぞうの『マダム・フローレンス!』評:悲劇と喜劇にまみれた史実の映画化
事実についてまず考えよう。本当に起こったらしいことについて映画がどういう解釈をするか? そこが問題だ。『マダム・フローレンス!夢…
松江哲明の『ヒッチコック/トリュフォー』評:ヒッチコック映画の魅力伝える“友情物語”
『定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー』 子どものころ、図書館の映画コーナーにある一番目立っていた大きい本、それが196…
『ファンタビ』の魔法使いは強すぎる!? ダースレイダーが“魔法のあり方”を考える
『ハリー・ポッター』シリーズのファンであれば待望の、そして長大なシリーズに途中参加する機会がなかなか見つけられなかった人には格好…
音痴歌手が人気者になるのは美談なのか? 『マダム・フローレンス!』が突きつける、現実の二面性
笑っていいのか、泣いていいのか。彼女が善か悪かすらも分からない。外れた音程で誇らしく歌い続けるひとりの女性の偉容に、我々観客はた…
イタリアの鬼才が放つ、リアルなおとぎ話ーー『五日物語』の特異なタッチが伝えるもの
ロッセリーニ、ヴィスコンティ、デ・シーカ、フェリーニ……。イタリア映画史を織りなしてきた「巨匠」の名は枚挙にいとまがないが、その…
青春はアンディ・ラウとともにーー台湾メガヒット映画『私の少女時代』のノスタルジー
00年代の半ば頃から台湾映画界は驚異の復活を遂げてきた。『海角七号 君想う、国境の南』(08)、『モンガに散る』(10)、『セデ…
『ファンタビ』には“トランプ批判”が込められている? 社会派ファンタジーとしての側面を読む
ドナルド・トランプ大統領選勝利の報はアメリカのみならず、世界中の多くの人々に衝撃を与えた。このトランプ氏に対する、国内外でくすぶ…
荻野洋一の『母の残像』評:“2016年路地裏の映画史”ラストを飾る、〈母の死〉から始まる物語
2016年の映画界は、〈母の死〉でいったん終わり、〈母の死〉から何かがまた始まそうとしている。 『シン・ゴジラ』や『君の名は。…
プロレス愛に溢れたドキュメンタリー『俺たち文化系プロレスDDT』の面白さ
世の中にプロレスを題材にした映画は数あれど、もっとも人間味があふれ、ドラマティックで、大人になりきれない夢追う大人たちの生き様を…
サエキけんぞうの『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』評:SNS時代に提示される、80年代青春群像
「(映画の中の登場人物)みんなが欲してるのは、セックスや成功だけじゃない。僕たちも欲しているもの、時間だ」 ニューヨークの雑誌…
オスカー俳優ケヴィン・スペイシー、『メン・イン・キャット』で見せた渾身の“猫演技”
ここ数年、国内では『猫侍』『先生と迷い猫』『猫なんかよんでもこない。』『世界から猫が消えたなら』『ルドルフとイッパイアッテナ』な…
コメディに『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』方式を応用!? 『世界の果てまでヒャッハー!』の衝撃
映画にとって“語り口”は生命線ともいうべきものだ。どんなに魅力的なストーリー、キャラクター、豪華絢爛なセット、仰天のクライマック…
『弁護人』が浮き彫りにする時代精神の変化ーー35年前の韓国、国家保安法は今どう映るか?
アツい男、ソン・ガンホ。彼が画面に登場するだけで物語の硬度が増し、そこに圧倒的な熱量が加えられていく。静かな役を演じる時でさえ溢…
トム・クルーズは移ろいの時を迎えている 新作『ジャック・リーチャー』に見る人生の重み
誰もが彼のことを完璧主義者だと口にする。いまや多くの主演作でプロデューサーも兼任するトム・クルーズは、19歳でスクリーン・デビュ…
『溺れるナイフ』は究極の少女マンガ映画だーー山戸結希監督、文法を逸脱した映像表現の力
画面からパッションが溢れてくる。色彩が躍動している。久しぶりに、映画を観て脳天から痺れまくる感覚を味わってしまった。あまりに鮮烈…



































