作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
賛否両論のNetflix海外ドラマ、『the OA』は8時間にわたる壮大な「踏絵」だ
Netflix配信中の『the OA』は、物語の最後の最後、高校のカフェテリアでのシーンのためだけに全8話があるようなドラマだ。…
サエキけんぞうの『ラ・ラ・ランド』評:『ロシュフォールの恋人たち』に通ずる“葛藤”のない輝き
高らかな論争も生みながら、興行の爆走を続ける『ラ・ラ・ランド』。その舌戦に一矢を投じよう。 数多の映画作品を2017年仕様にした…
BOMIが新作映画を語る新連載スタート 『ラ・ラ・ランド』はよくできたJ-POPに近い?
2016年12月に3rdアルバム『A_B』をリリースし、2017年2月には山田佳奈率いる劇団「□字ック」とのコラボレーションによ…
麻薬戦争をシャレっ気たっぷりに描く怪作! Netflix配信開始『メキシコ 地獄の抗争』の衝撃
メキシコ麻薬戦争……今、最にアメリカのエンタメ界に影響を与えている時事問題の一つである。ドラマ『ブレイキング・バッド』や映画でい…
エドワード・ヤン幻の傑作、『クーリンチェ少年殺人事件』 は“映画”そのものである
ヌーヴェルヴァーグを思い起こさせる実験性が世界的に評価された、80~90年代に隆盛した「台湾ニューシネマ」。その旗手といわれた天…
菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評 第二弾:米国アカデミー賞の授賞式を受けての追補
参考:菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね 掲載稿が米国アカデミ…
『トリプルX』15年ぶりに“再起動”したワケ 時代を先取りした荒唐無稽アクションの魅力
祝! 『トリプルX:再起動』公開! ついにトリプルXが帰ってきた! 15年ぶり! しかも期待通りの、最高の映画として! とは言っ…
映画がTVゲームを追う時代が来る? 『アサシン クリード』哲学的なテーマが示す未来
TVゲームをプレイするのは好きなものの、わりとすぐに飽きてしまう私が、珍しく長く熱中し続けている二つのシリーズが、『グランド・セ…
菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね
*以下のテキストは、 マスメディアがアカデミー賞レースの報道を一斉に始める前の、2月20日に入稿、更に4日前に書かれたもので、つ…
『ラ・ラ・ランド』は『セッション』を乗り越えた デイミアン・チャゼルがミュージカル映画で描いた夢
歌とダンス、恋と夢を描くせつない物語によって観客を魅了し、2017年アカデミー賞で監督賞、主演女優賞、撮影賞など最多6部門を受賞…
『劇場版 ソードアート・オンライン』はなぜ、現実と虚構を等価に描いた?
現代において現実と虚構は対立しているか SFやファンタジー作品ではよくある主題だ。昨年の大ヒット作『シン・ゴジラ』のキャ…
現代日本の欠陥を問う『サバイバルファミリー』は、矢口史靖監督による“逆東京物語”だ
雪国の冬の娯楽といえば、スキーや雪だるま作りだったりするわけだが、私が親戚のいる地方で体験したのは、東京の街を歩く通行人が凍った…
東日本大震災から6年、映画『息の跡』が捉えた“風化” 20代半ばの監督は被災地でなにを見た?
まもなく、東日本大震災から6年が経とうしている。おそらく今年も各メディアがいろいろな形で、被災地の現状を伝えるとともに当時のこと…
ブラッド・ピット主演『マリアンヌ』は、名画『カサブランカ』の美しい“偽物”だ
ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールという、演技力と美貌を併せ持つ二大スターが魅力を発揮する、ロマンスとサスペンスが楽しめる…
松江哲明の『不思議惑星キン・ザ・ザ』評:中央線サブカルチャーに通じる“不条理コメディ”
1986年の公開当時、本国ソ連では1570万人の動員を記録し、日本では1989年に初公開され、2001年にはリバイバル公開を果た…
『死霊のはらわた リターンズ』S2で新フェーズに突入! 森直人が“キャラもの”として考察
いや、そりゃ観るでしょ、これは! めっちゃブン投げっぱなし、ものすごい無責任をかまして全力で逃げ去ったようなシーズン1のラストだ…
伊藤計劃原作『虐殺器官』が2017年に公開された意義ーー現代社会との繋がりを考察
昨年のアメリカ大統領選で、大方の「メディア」の予想を覆してトランプが勝利した。この勝利にはSNSを中心にしてトランプに好意的なフ…
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』が描く、歴史の暗部と“物語”の力
アメリカで300万部突破のベストセラーとなったというダークなファンタジー小説を原作に、やはり多くのダークな、しかし愛らしいテイス…
松江哲明の『沈黙―サイレンス―』評:見終わった後に意識が変わる、映画のパワーが詰まった傑作
『沈黙―サイレンス―』はプレミア上映の試写で観たのですが、その日は寝不足で、最悪寝てしまうかもと思いつつ劇場に足を運びました。で…
ティム・バートンの作風に変化アリ? 『ミス・ペレグリン』に自ら登場した背景
我々はよく「ティム・バートン的」という言葉を用いて、そのダークな世界観と、職人的な絵作り、ブラックユーモア、“人とは違う”主人公…
J・G・レヴィット演じる“スノーデン”の造形は正解だったのか? 結城秀勇の『スノーデン』評
エドワード・スノーデンという人物に対する日本国内の一般認識がどのようなものであるのかはよくわからない。アメリカ国家安全保障局(N…
異色の魔術ヒーロー『ドクター・ストレンジ』、サイケデリックな映像は何を暗示する?
マーベル・スタジオが展開するヒーロー映画のクロス・オーバー世界、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。各作品それぞれに…
松坂桃李と菅田将暉の“等身大の姿”に共感! 歯科医のロッカー・サエキけんぞうが『キセキ 』を観る
これは、なかなかにリアルだ! 80年代よりお先に「歯科医のロッカー」をやってましたサエキけんぞうとしては、1シーン、1シーンが「…
『シン・ゴジラ』脚本から見えた“もう一つの物語” 『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』徹底考察
第90回『キネマ旬報』ベストテンが1月10日に発表された。2016年の日本映画ベストワンには『この世界の片隅に』(16年)が選出…
荻野洋一の『エリザのために』評:クリスティアン・ムンジウの映画とは“負ける映画”である
生活が苦しい。仕事が苦しい。社会との駆け引きが、家族との絆が、妻(夫)との不仲が苦しい。人生は本当に厄介で、難しく、こんなはずで…
黒人×白人の芸人コンビはなぜ転落した? 大塚シノブの『ショコラ~君がいて、僕がいる~』評
“笑い”を題材にした作品、そう聞いた私は、まずは何の先入観もないままに、ただ単にお笑いを観る感覚で、ただそれだけを念頭に置いて、…
もしも『七人の侍』が多人種になったらーー『マグニフィセント・セブン』の圧倒的な格好良さ
デンゼル・ワシントンは私たちの時代のジョン・ウェインである。ジョン・ウェインとは西部劇の大スターだ。闘いのあいまに、ふとたたずむ…
小野寺系の『沈黙ーサイレンスー』評:遠藤周作とスコセッシ監督に共通するキリスト教への問い
観客たちが、こわばった表情で、押し黙ったまま劇場を出て行く。感動の涙を搾り取るのではなく、まさに観る者を「沈黙」させてしまうよう…





































