田中麗奈、女優助演賞受賞の喜びを語る

田中麗奈、毎日映画コンクール女優助演賞受賞の喜びを語る 「“家族”みんなで頑張った賞」

第72回毎日映画コンクールの表彰式が2月15日、神奈川県ミューザ川崎シンフォニーホールで開催され、女優助演賞を『幼な子われらに生…

『幼な子われらに生まれ』2月ソフト発売へ

浅野忠信主演『幼な子われらに生まれ』Blu-ray&DVD、2月発売へ 三島有紀子監督のコメントも

浅野忠信主演作『幼な子われらに生まれ』のBlu-ray&DVDが、2018年2月21日に発売されることが決定した。  本作…

田村千穂の『女神の見えざる手』評

『女神の見えざる手』は銃社会を“撃つ”ーージェシカ・チャステインのあまりに格好良いヒロイン像

映画の冒頭、聴きおぼえのあるジェシカ・チャステインのどちらかというとソフトで押しの弱い微かに揺れる声が、敏腕ロビイストとしての勝…

北野武、映画作家としての集大成

映画作家・北野武の集大成ーー『アウトレイジ 最終章』がもたらす贅沢な時間

104分という上映時間が予期させたように、『アウトレイジ 最終章』は簡潔にしてきわめて純度の高い圧倒的な傑作になった。冒頭の晴れ…

浅野忠信とは何者か

浅野忠信は俳優として進化し続ける 『淵に立つ』『沈黙』『幼な子われらに生まれ』の演技を読む

浅野忠信が、映画俳優としてトップを走っていることはまちがいない。本人もそれを自覚しているし、どんなフォームで走ろうか、作品ごとに…

田村千穂の『カーズ/クロスロード』評

車だけで完結した世界ーー『カーズ/クロスロード』世代交代のすがすがしさ

車に心を洗われる──本作をまず吹替版で見て、さっぱりとすがすがしい気持ちで映画館を出た。ピクサーの作品中この『カーズ』シリーズが…

田村千穂の『ライフ』評

絶望的なのに、活気づけられるーー爽快SFホラー『ライフ』の輝かしいユーモア

「80億のバカがいる地球には帰りたくない」と、憂い顔のジェイク・ギレンホールは同僚のレベッカ・ファーガソンに向かってつぶやくのだ…

『20センチュリー・ウーマン』は何度でも見たくなる

マイク・ミルズからの心のこもった贈り物 『20センチュリー・ウーマン』は何度でも見たくなる

トランプが大統領に当選した昨年末、人間の出てくるアメリカ映画を見るのがすっかりいやになって、ピクサーのアニメーション作品『カーズ…

平祐奈、奇跡のような笑顔の魅力

平祐奈、奇跡のような笑顔ーー『ReLIFE リライフ』は爽やかな感銘を与える

古澤健監督の3年ぶりの劇場公開作である。前作『クローバー』の武井咲の信じがたい可愛らしさをまだ鮮烈に覚えている。「こんな可愛らし…

R・ゴズリングはJ・ディーンの再来?

ライアン・ゴズリングはジェームズ・ディーンの再来? 『ラ・ラ・ランド』に見た神話的スターの面影

恋の男優としてのライアン・ゴズリングのこれまでのキャリアを、大きな目でしっかりと受けとめ、スクリーンに投射してくれたのが『ラ・ラ…

小松菜奈が微笑むと、世界が微笑む

小松菜奈の微笑は、撮る側の力量を試す 『沈黙』から『溺れるナイフ』まで表情を考察

小松菜奈が微笑むと、世界が微笑む──この真理を証明した最新の映画が、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙─サイレンス─』だ。小松菜…

田村千穂の『マグニフィセント・セブン』評

もしも『七人の侍』が多人種になったらーー『マグニフィセント・セブン』の圧倒的な格好良さ

デンゼル・ワシントンは私たちの時代のジョン・ウェインである。ジョン・ウェインとは西部劇の大スターだ。闘いのあいまに、ふとたたずむ…