作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
がんじからめの世に一刺しの復讐を スタントマン魂が刻まれた『ジョン・ウィック:チャプター2』
2014年公開の『ジョン・ウィック』は、キアヌ・リーブスが『マトリックス』シリーズ以来の当たり役をつかんだ作品だ。ロシアンマフィ…
絶望的なのに、活気づけられるーー爽快SFホラー『ライフ』の輝かしいユーモア
「80億のバカがいる地球には帰りたくない」と、憂い顔のジェイク・ギレンホールは同僚のレベッカ・ファーガソンに向かってつぶやくのだ…
『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作の裏テーマーー“家族の絆”と“単身者の孤独”を読む
過去のシリーズ作と比較して、意外にも“泣ける”仕上がりになっていたのが印象的だった、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』…
筒香嘉智、青木宣親、知られざる選手たちのリアル 『あの日、侍がいたグラウンド』レビュー
2010年10月7日横浜スタジアム、公式戦最終戦のこの日に筒香嘉智のプロ初ホームランを目の当たりにした。2010年の横浜ベイスタ…
『オンリー・ゴッド』は失敗作だったのか? N・W・レフン監督の苦悩捉えた迫真ドキュメンタリー
賛否の渦を巻き起こした世紀の問題作、『オンリー・ゴッド』。ヒット作『ドライヴ』によって、次作への期待が集まっていたニコラス・ウィ…
松江哲明の『ハクソー・リッジ』評:人間が一線を超える瞬間を捉えた“戦争映画”
実在の人物であるデズモンド・ドスを主人公に据えた本作は、第2次世界大戦末期の沖縄戦を舞台としています。しかし、宣伝では沖縄が舞台…
『キンプラ』はなぜ「応援上映」が好まれる? ファンが共有する刹那のきらめき
「すごくカルチャーショックでした。“アニメ”とか“映画”とかの常識を越えていて、終わった後は放心状態でした。上映中はずっと笑っち…
『ハクソー・リッジ』は戦争を題材にしたヒーロー映画だ メル・ギブソンが再現した地獄の戦場
「沖縄戦」は、歴史のなかでも稀に見る凄惨な戦いとして知られる。太平洋戦争におけるこの地上戦で、日本側は兵隊と民間人合わせて20万…
現在最高峰の海外ドラマを探しているなら、『ナイト・オブ・キリング』を見ない選択肢はない
「Peak TV」(テレビ全盛期)、または「TV Bubble」なんてホットな新用語が各メディアを賑わせている、現在のドラマシリ…
『20センチュリー・ウーマン』の“ポリフォニー”が描き出す、1979年という時代
観終えた直後ではなく、むしろそれからしばらく経ってから、その映画が思いのほか自分の心に深く突き刺さっていることに気づくことがある…
モルモット吉田の『映画 山田孝之3D』評:山下敦弘×松江哲明を飲み込む山田孝之のキャパシティ
記憶の糸をたどる行為は楽しい。深掘りしていくと、脳内奥深くのひだに隠れたぼんやりした風景が鮮明とまではいかなくとも、輪郭ぐらいは…
ドイツから生まれた異形の傑作『ありがとう、トニ・エルドマン』 甘くてにがい父娘の関係描く
先日たまさかAKB48総選挙の直前特番を見ていたら、メンバー4〜5人がそれぞれ帰省して、思い思いに実家で親とふれあう様子を密着ド…
映画は自由でいいーー『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』が示す、常識の向こう側
なぜ映画を好きなんだろうか、と自問自答することがある。「人間を知る最良の教材である」とか、「世界についての知見を与えてくれる」と…
『HiGH&LOW THE RED RAIN』は稀有なアクション映画だーー『END OF SKY』公開に備えて
EXILE HIROが総合プロデュースし、EXILE TRIBEや若手実力派俳優らが大挙して出演するプロジェクト『HiGH&am…
上戸彩VS伊藤歩、狂気の対決に戦慄! 地獄へ堕ちる不倫映画『昼顔』が観客の心をえぐる理由
涙目になりながら手で口を抑え、ただ震えてスクリーンを見守るしかないほど、おそろしい映画だ。2014年に放送された、不倫を題材にし…
自分自身のなかに潜む“怪物”との闘いーー『怪物はささやく』は大人たちにも希望をもたらす
「ダークファンタジー」と「『パンズ・ラビリンス』の製作スタッフが映画化」ーー最初はこのふたつのキャッチフレーズが自分の中で引っか…
『スプリット』はシャマラン監督の真骨頂だーー「脱出スリラー」のイメージを覆す快作
『スプリット』はちゃぶ台返しどころか、部屋ごとぶっ壊す M・ナイト・シャマラン監督は前作『ヴィジット』(2015年)が名作ス…
荻野洋一の『LOGAN/ローガン』評:スーパーヒーローが死滅した近未来のディストピア
ミュージカル映画のヒット作『レ・ミゼラブル』(2012)における主人公ジャン・バルジャン役の熱演を見た時、ヒュー・ジャックマンの…
マイク・ミルズからの心のこもった贈り物 『20センチュリー・ウーマン』は何度でも見たくなる
トランプが大統領に当選した昨年末、人間の出てくるアメリカ映画を見るのがすっかりいやになって、ピクサーのアニメーション作品『カーズ…
フルCGアニメ『バイオハザード:ヴェンデッタ』がクールな仕上がりになった理由
『バイオハザード』シリーズのフルCG長編アニメーション3作目となる『バイオハザード:ヴェンデッタ』が、5月27日から公開中だ。上…
サエキけんぞうの『ドント・ルック・バック』『ボブ・ディラン/我が道は変る~1961-1965フォークの時代~』評
ボブ・ディランについての重要ドキュメンタリー2作が一気に公開になった。両作品とも、1960年代前半の黎明期のディランについて扱っ…
『20センチュリー・ウーマン』の“言語化しにくい”魅力 マイク・ミルズ監督に受け継がれた精神
天井の火災警報器を眺めて美しさを見出すような繊細な感性や、Tシャツに洗濯機のイラストをプリントするような創造的人格は、どのように…
BOMIの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』評:ベビー・グルートは真似したくなるかわいさ
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第6回となる今回は、マーベル・スタジオが贈るマーベル・シネマティック・ユニバース…
殺人願望を持つ少年の危うい冒険ーージュブナイルとしての『アイム・ノット・シリアルキラー』
人を殺したい……そんな危険な願望を抱えていることを自覚し、それでも何とか真っ当な社会生活を営もうと努力している少年・ジョン(マッ…
『LOGAN/ローガン』は“名作映画”の領域にーー本物のドラマに宿るアメリカの魂
とうとうアメコミ映画に、名作と呼べる作品が生まれた…本作『LOGAN/ローガン』のラストシーンを観ながら、そのような感慨に耽って…
『BLAME!』のディストピアに恐怖を感じる理由 難解な世界をどう描いた?
1997年から2003年まで、講談社アフタヌーンにて連載された弐瓶勉作サバイバルSF漫画『BLAME!』が、待望の長編アニメ映画…
BOMIの『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』評:東京に生きていることを少し愛せるようになる
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第5回となる今回は、現代詩集としては異例の累計27,000部の売上げを記録してい…
あふれ出るアニメ本来の魔法の力ーー湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』の真価を探る
「生命を吹き込む魔法」("The Illusion of Life")という言葉がある。ディズニーの黎明期を支えたという伝説的ア…
『HiGH&LOW』と『たたら侍』は表裏一体の作品だーー共通するLDHの本物志向
『HiGH&LOW』は、最先端かつ圧倒的なスケールのアクション、そして2.5次元とも言える現実とファンタジーが融合した特殊な作風…
『BLAME!』はなぜマカロニ・ウエスタン風に? 日本アニメによる“B級アクション”の可能性
2週間の限定で上映が始まった『BLAME!』がヒットしている。弐瓶勉原作の『シドニアの騎士』で国内ファンの注目を集めたポリゴンピ…
パノラマパナマタウン岩渕想太が見た、ウディ・アレン『カフェ・ソサエティ』の魅力
ウディ・アレンの最新作『カフェ・ソサエティ』が現在公開中だ。同作はアレン監督が手がけたロマンティック・コメディ。1930年代のハ…
『光をくれた人』は尊さに満ちた作品だーーデレク・シアンフランス監督、大舞台での演出を読む
『ブルーバレインタイン』(10)のデレク・シアンフランス監督が、ドリームワークスで映画を撮る。それだけでも事件だ。あの有機的かつ…





































