作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

加藤よしきの『白い闇の女』評

『白い闇の女』エロティック・サスペンスとしての吸引力ーー確約されていないがゆえの期待

ビデオ屋の新作コーナーには、今日も様々なジャンルのDVD/ブルーレイが並ぶ。多種ある映画がビデオ屋に並んだとき、最も吸引力がある…

なぜ『ダンケルク』は“薄味”に感じるのか?

なぜ『ダンケルク』は“薄味”に感じるのか? ノーラン監督の作家性と“戦争映画”としての評価を考察

大作映画の監督たちが、映画会社やスタジオによって厳しく管理されることが多くなった近年、時代の流れに逆行して、自らの作家性を前面に…

『幼な子われらに生まれ』が描く傷だらけの再生

人はなぜ家族になるのかーー『幼な子われらに生まれ』が描く、傷だらけの再生

これを単純に「希望」と名づけていいのだろうか。浅野忠信演じる主人公・信の表情を見つめていて、なんとも形容しがたい感情に襲われた。…

菊地成孔の『新感染』評

菊地成孔の『新感染 ファイナル・エクスプレス』評:国土が日本の半分の国。での「特急内ゾンビ映画」その息苦しいまでの息苦しさと上品な斬新さ

久しぶりに出た、「名(珍?)邦題」の件は、この際スルーするとして  本作の原題は「プサネン(プサン/ヘン)」つまり「釜山行き」…

渡邉大輔の『打ち上げ花火~』評

渡邉大輔の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』評:『君の名は。』との関係と「リメイク映画」としての側面を考察

24年ぶりのアニメ化リメイク  現在劇場公開中の新房昭之総監督・武内宣之監督によるアニメーション映画『打ち上げ花火、下から…

荻野洋一の『ワンダーウーマン』評

ガル・ガドットという“スター誕生”の瞬間 『ワンダーウーマン』が映し出す現代映像のありよう

『ワンダーウーマン』が世界的にブームとなり、女性スーパーヒーロー映画では歴史的な成功作となった。主人公ダイアナ/ワンダーウーマン…

『ベイビー・ドライバー』が受け継いだ精神

“男女”と“車”に“音楽”を融合ーー『トゥルー・ロマンス』の精神受け継いだ『ベイビー・ドライバー』

ジャン=リュック・ゴダールがそれさえあれば映画が成立すると言った「男女」と「車」に「音楽」を融合して作られた映画、それがエドガー…

モルモット吉田の『打ち上げ花火~』評

実写をアニメ化する試みは成功したのか? モルモット吉田の『打ち上げ花火~』評

あらゆる映画が再生産される時代になると、オリジナルへの思い入れなど、初めて観る観客にとっては何の意味もなさなくなる。『打ち上げ花…

荻野洋一の『スパイダーマン』評

“ユニバース系”が『スパイダーマン:ホームカミング』にもたらした光と影 

今年の初夏以降のアメコミ系映画の勢いが怖ろしいことになっている。6月に『X-MEN』の渋いスピンオフ『LOGAN/ローガン』が日…

青春学園ものを追求した新『スパイダーマン』

『スパイダーマン:ホームカミング』が追求した、“青春学園もの”としての側面

『スパイダーマン:ホームカミング』は、当初の期待をはるかに超え、映像、脚本ともに完成度の高い娯楽作に仕上がっていた。「青春学園も…

『フェリシー~』演出を読む

『フェリシーと夢のトウシューズ』が大人に届けるメッセージ 夢の描き方にこだわった演出を読む

夢を追い続けること。『フェリシーと夢のトウシューズ』が問いかけたいテーマは完全にこの一言に尽きる。  主人公であるフェ…

『東京喰種』“社会派映画”としての側面

窪田正孝『東京喰種』は世界を痛烈に風刺する “社会派映画”としての側面を読む

『HUNTER×HUNTER』ではヒソカが一番好き、the cabsの大ファン……。作者の趣味趣向から作品を判断するのはあまり上…

『ジョジョ』の実写化は成功したのか?

『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化は成功したのか? 評価のポイントを検証

『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』誌上で、30年にわたり連載が続いている漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。少年誌のバ…

ポケモン第一世代が観た『劇場版ポケモン』最新作

『劇場版ポケモン』は大人も楽しめる定番アニメ映画にーー20年間愛され続けてきたシリーズの底力

「ポケットモンスター縮めてポケモン」  このセリフを聞いたことがない人は、筆者と同じ20代にはほとんどいないのではないだろうか…

荻野洋一の『ザ・マミー』評

“ユニバース”全盛時代となったハリウッド映画の行き先は? 荻野洋一の『ザ・マミー』評

よせばいいのに高校生のキャンプはたいてい、一組のカップルだけで乳繰り合うために夜の森へ消えていく。よせばいいのにコソ泥グループは…

菊地成孔の『シグナル』評

菊地成孔の『シグナル』評:韓国TVドラマ『シグナル』/『君の名は。』をご覧になった方々に伺いたい。ストーリー隈なく全部わかりましたか?

未だに韓流ドラマを『冬のソナタ』みたいなもんだろうと思っている御仁はおられまい。しかしだ  2016年というのは、『シン・ゴジ…

『東京ヴァンパイアホテル』は園子温の原点?

『東京ヴァンパイアホテル』は園子温の原点? 映画でもテレビドラマでもない稀有な1本

メジャーで『新宿スワンⅡ』(17年)を、ロマンポルノ・リブートプロジェクトではローバジェットで『アンチポルノ』(17年)を、その…

小野寺系の『築地ワンダーランド』評

『築地ワンダーランド』は“魚を食べる”認識が変わるーー築地市場の深部を捉えたドキュメンタリー

東京、銀座から徒歩で約15分。質の高い水産物を中心とした食材が日本中、世界の様々な地域から大量に集められる“築地市場”。ピーク時…

『銀魂』ヒットの要因は、脇役の濃さにあり

小栗旬『銀魂』ヒットの要因は“脇役の濃さ”にあり? ご長寿漫画・アニメ特有の人物描写作法を読む

実写版映画『銀魂』の評判がすこぶるいい。原作と比べて非常に再現度の高いキャスティングに、パロディ満載でテンポのいいギャグシーンも…

『怪盗グルー』“スラップスティック”でアニメ界に新風 幅広い世代を虜にする魅力を考察

『怪盗グルー』“スラップスティック”でアニメ界に新風 幅広い世代を虜にする魅力を考察

近年アメリカでは、ディズニー映画『ズートピア』や、ピクサー映画『ファインディング・ドリー』、『カーズ/クロスロード』のように、実…

速水健朗の『カーズ/クロスロード』評

速水健朗の『カーズ/クロスロード』評:「グローリー・デイズ」が照らす、80年代アメリカの栄光と転落

ハイスクール時代の野球のエース、そして町中の少年たちの憧れの的だった金髪の女の子。昔は特別だった連中も、今は酒を飲むと過去の栄光…