作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『スプリット』はシャマラン監督の真骨頂だーー「脱出スリラー」のイメージを覆す快作
『スプリット』はちゃぶ台返しどころか、部屋ごとぶっ壊す M・ナイト・シャマラン監督は前作『ヴィジット』(2015年)が名作ス…
荻野洋一の『LOGAN/ローガン』評:スーパーヒーローが死滅した近未来のディストピア
ミュージカル映画のヒット作『レ・ミゼラブル』(2012)における主人公ジャン・バルジャン役の熱演を見た時、ヒュー・ジャックマンの…
マイク・ミルズからの心のこもった贈り物 『20センチュリー・ウーマン』は何度でも見たくなる
トランプが大統領に当選した昨年末、人間の出てくるアメリカ映画を見るのがすっかりいやになって、ピクサーのアニメーション作品『カーズ…
フルCGアニメ『バイオハザード:ヴェンデッタ』がクールな仕上がりになった理由
『バイオハザード』シリーズのフルCG長編アニメーション3作目となる『バイオハザード:ヴェンデッタ』が、5月27日から公開中だ。上…
サエキけんぞうの『ドント・ルック・バック』『ボブ・ディラン/我が道は変る~1961-1965フォークの時代~』評
ボブ・ディランについての重要ドキュメンタリー2作が一気に公開になった。両作品とも、1960年代前半の黎明期のディランについて扱っ…
『20センチュリー・ウーマン』の“言語化しにくい”魅力 マイク・ミルズ監督に受け継がれた精神
天井の火災警報器を眺めて美しさを見出すような繊細な感性や、Tシャツに洗濯機のイラストをプリントするような創造的人格は、どのように…
BOMIの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』評:ベビー・グルートは真似したくなるかわいさ
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第6回となる今回は、マーベル・スタジオが贈るマーベル・シネマティック・ユニバース…
殺人願望を持つ少年の危うい冒険ーージュブナイルとしての『アイム・ノット・シリアルキラー』
人を殺したい……そんな危険な願望を抱えていることを自覚し、それでも何とか真っ当な社会生活を営もうと努力している少年・ジョン(マッ…
『LOGAN/ローガン』は“名作映画”の領域にーー本物のドラマに宿るアメリカの魂
とうとうアメコミ映画に、名作と呼べる作品が生まれた…本作『LOGAN/ローガン』のラストシーンを観ながら、そのような感慨に耽って…
『BLAME!』のディストピアに恐怖を感じる理由 難解な世界をどう描いた?
1997年から2003年まで、講談社アフタヌーンにて連載された弐瓶勉作サバイバルSF漫画『BLAME!』が、待望の長編アニメ映画…
BOMIの『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』評:東京に生きていることを少し愛せるようになる
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第5回となる今回は、現代詩集としては異例の累計27,000部の売上げを記録してい…
あふれ出るアニメ本来の魔法の力ーー湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』の真価を探る
「生命を吹き込む魔法」("The Illusion of Life")という言葉がある。ディズニーの黎明期を支えたという伝説的ア…
『HiGH&LOW』と『たたら侍』は表裏一体の作品だーー共通するLDHの本物志向
『HiGH&LOW』は、最先端かつ圧倒的なスケールのアクション、そして2.5次元とも言える現実とファンタジーが融合した特殊な作風…
『BLAME!』はなぜマカロニ・ウエスタン風に? 日本アニメによる“B級アクション”の可能性
2週間の限定で上映が始まった『BLAME!』がヒットしている。弐瓶勉原作の『シドニアの騎士』で国内ファンの注目を集めたポリゴンピ…
パノラマパナマタウン岩渕想太が見た、ウディ・アレン『カフェ・ソサエティ』の魅力
ウディ・アレンの最新作『カフェ・ソサエティ』が現在公開中だ。同作はアレン監督が手がけたロマンティック・コメディ。1930年代のハ…
『光をくれた人』は尊さに満ちた作品だーーデレク・シアンフランス監督、大舞台での演出を読む
『ブルーバレインタイン』(10)のデレク・シアンフランス監督が、ドリームワークスで映画を撮る。それだけでも事件だ。あの有機的かつ…
過激なギャグアニメ『アニマルズ』のカタルシス
人間が見ていないところで、動物たちは何をやっているのか? という疑問をファンタジックに描いた『ペット』という、大人も子どもも楽し…
複雑さと分かりやすさが両立 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による渾身の一作『メッセージ』
「ページに方程式をひとつ登場させるごとに、本の売れ行きが半減していくだろう」 天才物理学者として知られるスティーブン・ホーキ…
ジャンルを超えた傑作! イタリア人から観た『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』の魅力
2016年のイタリア・アカデミー賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ」では、主演男優賞、主演女優賞、新人監督賞など、16部門にノミネ…
ウディ・アレンは新たなステップを踏み出したーー『カフェ・ソサエティ』が描く現実的な恋物語
日本では“オシャレなミニシアター映画”の代表として、90年代ごろから人気が高騰してきたウディ・アレン作品。現在公開中の『カフェ・…
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は本当に“サイコー!”なのか?
興行成績が好調な近年のマーベル映画のなかでも、とくに大きな支持を得ているひとつが、コメディー色の強い異色ヒーロー作品『ガーディア…
志磨遼平の『夜明け告げるルーのうた』評:無垢な“好き”を描き切る、アニメならではの感動作
湯浅政明監督による初のオリジナルアニメ映画『夜明け告げるルーのうた』が、5月19日より公開された。同作は、両親に対する複雑な心境…
作品世界への圧倒的な没入感! 弐瓶勉原作劇場アニメ『BLAME!』が傑作となった理由
映画は、四角いフレームに映されたイメージの連続である。物理的には、縦横ほんの数メートルのサイズのイメージを投射しているに過ぎない…
速水健朗の『ワイルド・スピード ICE BREAK』評:シリーズの核心は“バーベキュー”にある
世の中には、バーベキュー・ピープルと呼ぶべき人々が存在する。 一応、ネットの世界ではバーベキューに過剰に反応する連中がいるので…
死体一つで1時間26分! “出オチ”では終わらない『ジェーン・ドウの解剖』の凄さ
凄惨な殺人事件の現場で見つかった、傷一つない美しき「名無しの死体」=「ジェーン・ドウ」。彼女はどうして死んだのか? いったい事件…
観客の心理を操る『スプリット』 ヒッチコックに通じるシャマラン監督の演出の秘密
M・ナイト・シャマランといえば、大きな評価を得た出世作『シックス・センス』以来、もはや彼のトレードマークとなった意外なラスト、そ…
松江哲明の『ワイルド・スピード ICE BREAK』評:進化し続けるハリウッドの『ドラゴンボール』
『ワイルド・スピード』シリーズは第1作目からすべて劇場で観てきました。シリーズもので続いている作品の中では一番好きです。1作目を…
70年代アメリカを再現した強烈な臨場感ーーHBO製作『クォーリーと呼ばれた男』の衝撃
ハードボイルド、ノワール、クライム、バイオレンス、アクション——。このドラマを形容しようとすれば幾つもの言葉が浮かぶ。だがピタリ…





































