作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
韓国の“兄貴映画”に新たな金字塔! 『コンフィデンシャル 共助』が映像化した“愛され兄貴”の概念
韓国には親しい年上の男性を「兄貴」と呼ぶ文化がある。いわゆる義兄弟だが、日本のヤクザ的な兄貴/舎弟よりもっと気軽なノリだ。こうい…
大衆娯楽としての魅力だけではない? 『空海―KU-KAI―』で描かれたチェン・カイコーの核
日本と中国映画界の一大プロジェクトとなった『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』。『陰陽師』シリーズの作家・夢枕獏の小説『沙門…
パキスタン出身男性が主人公の恋愛物語、『ビッグ・シック』はなぜ観客から支持されたのか?
サンダンス映画祭で初公開された瞬間から、映画会社による争奪戦が繰り広げられたという恋愛コメディー映画『ビッグ・シック ぼくたちの…
異形の者たちの愛の物語『シェイプ・オブ・ウォーター』は、戦い続ける人々の心に染み入る
過去のトラウマから声を出すことができない女性イライザ(サリー・ホーキンス)と、南米の奥地にある川から無理やり連れて来られた不思議…
ジム・ジャームッシュの到達点となった『パターソン』、その深いテーマを徹底考察
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』や『ダウン・バイ・ロー』、永瀬正敏と工藤夕貴が主演した『ミステリー・トレイン』など、ある時期…
幻惑的な鏡の使い方が意味するものとは? 『ナチュラルウーマン』が描く、世界に存在する現実
イグアスの滝の獰猛な流れが映し出される。このイグアスの滝の持つ力強さをそのまま体現したかのような人物が、本作『ナチュラルウーマン…
チャン・ハンユーと福山雅治の“正義を信じる心” 『マンハント』はジョン・ウーの希望の結晶だ
あのジョン・ウー監督が、日本を舞台にアクション映画を撮った。しかも、チャン・ハンユー(『戦場のレクイエム』)とともに福山雅治を主…
高橋洋は恐怖に魅せられ続けている 荻野洋一の『霊的ボリシェヴィキ』評
『霊的ボリシェヴィキ』などという人を喰ったタイトルをもつオカルト映画が、ロシア革命から100年も経過した2018年真冬の日本列島…
ポップアートとしての『ポプテピピック』ーーその先進的構造の背景を読み解く
とんでもないTVアニメシリーズが出現してしまった。いろいろな意味で破壊的な内容が話題となっている『ポプテピピック』である。爆発的…
韓国ではなぜ権力を映画で描くのか? 『ザ・メイヤー 特別市民』が映し出す、政治の世界の欲望
昨年の今頃は、『哭声/コクソン』、『アシュラ』、『お嬢さん』と韓国の映画が次々と公開され話題となった。その後も『新感染 ファイナ…
物事の二面性と中間性を体現する『スリー・ビルボード』の衝撃
「なんだ、これは…」『スリー・ビルボード』を鑑賞中に、思わず何度もつぶやいてしまった。予想を裏切り続ける衝撃的な展開の連続に、こ…
悲劇と見せかけた喜劇のラスト 『RAW~少女のめざめ~』が描く強烈すぎる愛への渇望
これはとんでもないものを観てしまった。映画館の中央、一番観やすいと自認している席に座ってしばらく経った後、「しまった! 逃げ出せ…
松江哲明の『ロング,ロングバケーション』評:ただの“いい映画”ではない、風格と実験性
ヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドの共演、爽やかなポスタービジュアル……最初に受け取った情報だけで、“いい映画”なのは間違い…
菊地成孔の『ゆれる人魚』評:懐かしの<カルト映画>リヴァイヴァルとしての『ゆれる人魚』
「菊地成孔の欧米休憩タイム~アルヴェヴェットを使わない映画批評~」に次ぐ菊地成孔の映画批評連載は、タイトルにある通りこれまでと一…
地獄のような体験を観客に味わわせる映画『デトロイト』は、現在のアメリカの状況をもあぶり出す
執拗な侮辱や罵倒、激しい恫喝、そして銃撃による殺人…。人の目が無い狭い空間で、警官に異常な暴力を受け続ける地獄のような体験をじっ…
湯浅政明監督とスタジオの化学反応が生み出した奇跡 BD化を機に『マインド・ゲーム』の真価に迫る
日本の劇場アニメーションにおける、知る人ぞ知る一作『マインド・ゲーム』が、ついにBlu-ray化される。ファンにとっては待望の、…
菊地成孔の『スリー・ビルボード』評:脱ハリウッドとしての劇作。という系譜の最新作 「関係国の人間が描く合衆国」というスタイルは定着するか?
「菊地成孔の欧米休憩タイム~アルファヴェットを使わない映画批評~」に次ぐ菊地成孔の映画批評連載「菊地成孔の映画関税撤廃」は、タイ…
『スリー・ビルボード』が描く、善悪混淆と人間の多面性
ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)の深いしわが刻まれたその顔は、砂漠のようにカラカラに乾いている。その乾きは、もはや感傷…
サエキけんぞうの『早春』評:新しい女性像を示した1970年のジェーン・アッシャー
これは凄い作品が隠れていた。1972年の劇場公開以来日本では上映の機会がなく、ソフト化もされていないため、好事家たちによりカルト…
他のトランスジェンダー映画と一線を画す? 『アバウト・レイ 16歳の決断』が描く“心の交流”
「何者かになりたい」という願望を、おそらく多くの人が抱いたことがあるだろう。本作『アバウト・レイ 16歳の決断』の主人公レイ(エ…
『劇場版 アイドルキャノンボール2017』は“中年アイドルファン”の気持ちを代弁する
複数のAV(アダルトビデオ)監督が目的地に向かう途中でテレクラや出会い系サイトなどで女性をナンパしながら「キス+1点、ハメ撮り+…
人間はみなひとりぼっちーージョージア映画『花咲くころ』が彩る“生のありよう”
ジョージア(旧称グルジア)の女性映画作家ナナ・エクフティミシュヴィリが、夫でドイツ人監督のジモン・グロスと共同で撮りあげた『花咲…
ジャパニーズ・ホラーはただの流行りものではなかったーー『ザ・リング/リバース』に見るその行方
一時期、世界的なブームとなった「ジャパニーズ・ホラー」。その火付け役となった代表的作品といえば、中田秀夫監督の『リング』(199…
『ロング,ロングバケーション』は最高にゴキゲンな作品だーー老夫婦のユーモアに満ちた愛の煌めき
どんな時でもユーモアを。こんなときこそユーモアを。どんなに悲嘆的になりそうな状況でさえ、ユーモアを忘れない。イタリアの名匠パオロ…
何がリンチただ一人の語りを可能にしたのか? 『デヴィッド・リンチ:アートライフ』を読み解く
デヴィッド・リンチ――彼の紡ぐ不可解な悪夢の世界にうなされたことが一度でもあるならば、誰もがその謎を紐解いてみたくなるだろう。本…
“人肉食”は物語にとって味付け? 『RAW~少女のめざめ~』は誰もが共感できる青春映画だ
真面目に勉強しようと大学に入ったら、学部全体がヤリサーだった。世界中で話題になった青春ホラー『RAW〜少女のめざめ〜』は、このよ…
全員嘘つきのラブバトル 海外ドラマ『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』が描く、複数の恋のかたち
1月25日からHuluプレミアにて配信が開始される海外ドラマ『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』は、いわば全員嘘つきのラブバトル…
目撃せよ、中国アニメ復活の瞬間! 『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』の高揚
世界的に有名な伝奇小説『西遊記』を基にした中国のアニメーション映画『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』。経済成長著しい中国国内で、…
殺人鬼カップルのメチャクチャさについていけない! 『ハネムーン・キラーズ』と『地獄愛』
あけましておめでとうございます。年始から殺人の話で恐縮ですが、今回はアメリカの犯罪史に残る殺人鬼カップルを扱った映画をご紹介しよ…







































