矢野顕子の記事一覧
こんな圧倒的個性の女性アーティスト、日本……いや、世界を見渡しても存在しないのでは……。音符の上を自由奔放に跳ね回るような歌唱と、変幻自在かつ緻密な音楽性、そして何より、それらを実現可能にするフィジカル面での抜きん出た才能——まさに他の追随を許さない。
初期においては日本的なものを追求していたが、それは伝統への回帰ではなく、ある程度の距離を置いて見つめる——ジャパネスク的な色合いが濃かった。どこかクールで、どこかユーモラス、そして、音楽をコロコロと転がすような遊び心に満ちている。その後も、同感覚でテクノ/ファンク/ジャズ/クラシック/ポップスといった多彩な要素を、時には名うてのスタジオ・ミュージシャンと、時にはピアノの弾き語りで“矢野顕子”というジャンルに昇華。
最近でも、矢野の旺盛な創作意欲は一向に衰えをみせず、次々と作品を発表。そのオリジナリティは、ますます磨きがかかり、唯一無二の境地に達している。
矢野顕子、極上の演奏で響かせた普遍的なメッセージ 名曲に新たな彩りが加わった『さとがえるコンサート2021』
矢野顕子の全国ツアー『矢野顕子 さとがえるコンサート2021 〜音楽はおくりもの〜』の最終公演が、12月19日に東京国際フォーラ…
矢野顕子、芳醇なアンサンブルで響かせた“音楽を鳴らす喜び” 新曲尽くしとなった一夜限りのBlue Note TOKYO公演
『矢野顕子 featuring 小原礼・佐橋佳幸・林立夫『音楽はおくりもの』リリース記念ライブ』がBlue Note TOKYO…
矢野顕子から届いた“ポップソング”という名のおくりもの 音楽への敬意と愛情が詰まった、45周年の新たな名作
デビュー45周年を迎えた矢野顕子のニューアルバム『音楽はおくりもの』が届けられた。先行配信曲「遠い星、光の旅。」「大家さんと僕」…
矢野顕子、バンドへの確信から生まれた“ポップスの醍醐味” 「45年経っても、音楽だけは突き詰めたい自分がいる」
矢野顕子のデビューアルバム『JAPANESE GIRL』がリリースされたのは1976年7月25日。それから45年を経た2021年…
矢野顕子のコンサートの醍醐味に浸った夜 『さとがえるコンサート 2020』を体験できた“ことの意味”を噛みしめて
渋谷のNHKホール。客席に流れていたフランク・シナトラの歌声が静かに消えていく。昨年と同じく小原礼(Ba)、佐橋佳幸(Gt)、林…
矢野顕子が語る、コロナ禍の「愛を告げる小鳥」制作で得た音楽の喜びと気づき 「最後は“自分”である」
矢野顕子の新曲「愛を告げる小鳥」が9月16日にデジタルシングルとしてリリースされた。作詞は糸井重里、作曲は矢野顕子。これまでも約…
世界初の“オンラインジャズフェス”が伝えた音楽の豊かさと奥深さ 『JAZZ AUDITORIA ONLINE』を観て
4月30日から5月1日にかけて、世界最大規模の“オンラインジャズフェス”となる『JAZZ AUDITORIA ONLINE…
矢野顕子×上妻宏光による“やのとあがつま”、異ジャンルの2人が届ける伝統と革新の融合
シンガーソングライターの矢野顕子、津軽三味線奏者の上妻宏光によるコラボユニット“やのとあがつま”が始動。3月4日に1stアルバム…
EXILE ATSUSHI、矢野顕子、スカパラ×エレカシ 宮本浩次……“コラボ”の妙が楽しめる新作
ジャンルの融合、アーティスト同士のコラボレーションがさらに加速、刺激的な作品が次々と生み出されている現在の音楽シーン。今週はコラ…
矢野顕子、コラボアルバムにYUKIが参加 共作曲「バナナが好き」先行配信&MV公開
矢野顕子のコラボアルバム『ふたりぼっちで行こう』(11月28日発売)第3弾アーティストとして、YUKIが参加することが発表された…
矢野顕子、コラボアルバム『ふたりぼっちで行こう』発売 大貫妙子、奥田民生ら参加
矢野顕子が、コラボアルバム『ふたりぼっちで行こう』を11月28日にリリースする。 同作は、全楽曲にゲストアーティストを迎えた…
矢野顕子の弾き語りは自由で圧倒的だった 『さとがえる/ ひきがたるツアー』東京公演レポ
矢野顕子のライブを見ることは、ひとつの「体験」だ。それは、音楽について受けた初等教育の影響が濃い人にとってほど、強烈な体験になり…
矢野顕子にとって弾き語りはライフワークだーー宗像明将『Soft Landing』詳細レビュー
矢野顕子が7年ぶりの弾き語りアルバム『Soft Landing』をリリースする。初めての弾き語りアルバム『SUPER FOLK …