大貫妙子の記事一覧

(4件)

ちょっと近寄りがたい雰囲気を漂わせる女性……。どこにもないオリジナルなものを目指し、神秘的な少女性とアーティストとしての孤高性を保ち続ける彼女は、日本のミュージック・シーンにおいても稀な存在だろう。シティ・ポップスの先駆けグループ、シュガー・ベイブに始まり、ソロ初期のAOR〜フュージョン・テイスト、ヨーロッパ3部作を挟み、90年代に入ってのポップ志向、そして、ブラジル……。1ヶ所にとどまらず、次々に古い衣を脱ぎ捨て、進化していく姿は小気味よくもある。しかし、そこには女性だからこその東京ポップスという視点が、常に貫かれている。
これからも彼女がどんな音楽性を打ち出していくのかは、知る術もない。聴き手は座して待つのみだが、それが楽しみでたまらなくもあるのだ。