SLANG KO 自伝的ノンフィクション『終わらないハードコア』刊行へ THA BLUE HERBのBOSSが帯文を寄稿
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現在のメロコア・シーンにおける最重要グループといっても過言でないほどBRAHMANの存在感は絶大だ。95年に結成され、翌年ミニ・アルバム『グロウプ・アワー・ウェイ』でシーンに登場。現メンバーはTOSHI-LOW(vo)、KOHKI(g)、MAKOTO(b)、RONZI(dr)。
彼らの楽曲において切っても切り離せない要素が民族音楽である。メロディアック・パンクをベースとしたナンバーに、ポルカやフォルクローレなどのテイストが加味されているのだ。この他にも沖縄/南欧/東欧/東南アジアの土着的な音楽のエッセンスが注入され、実に幅広いバックボーンを呈示している。それは、海外のシーンならばマノ・ネグラやレ・ネグレスト・ベルト、国内ではコーク・ヘッド・ヒップスタ−ズ、ニューキー・パイクスに近いスタンスとも言えよう。
楽曲によって日本語と英語を使い分ける柔軟さ、ネバリゴシの効いた曲展開は絶妙で、楽曲のクオリティはきわめて高い。また、メンバー個々のアグレッシヴなパフォーマンスのなかでも、全身全霊で感情を歌に注ぎ込むTOSHI-LOWは圧巻——時折スピリチュアルなものさえ感じさせる。観客との間に存在する、ある種の緊張感が「俺たちは、本気だぜ」といった彼らからの挑戦状に思えてしょうがない。
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