TRENDZが『CANVAS』で示したトレンドを牽引するグループの核 BTS、SEVENTEEN、ATEEZ……各メンバーが目指す理想も

7人組K-POPボーイズグループ TRENDZが、4月9日に2ndミニアルバム『CANVAS』をリリースした。
2022年に韓国、2024年に日本でもメジャーデビューを果たした彼らだが、全5曲入りの本作はグループが持つカラーを存分に届けるように、様々なバリエーションの楽曲が収録。“トレンド”を先駆するという意味合いからつけられたというグループ名が示す通り、彼らがこれから生み出すエンターテインメントに期待が高まる作品となっている。
それぞれが何を目指し、TRENDZとして、一人のアーティストとして音楽活動に邁進しているのか。メンバーから語られた『CANVAS』の制作エピソードと共に、TRENDZというグループの魅力を感じてもらいたい(編集部) 【最終ページにプレゼントあり】
BTS、SEVENTEEN、ATEEZ……それぞれが掲げる憧れの存在

ーーみなさんリアルサウンドは初登場となります。まずは自己紹介を兼ねて、影響を受けた憧れの人を教えてください。
ウニル(EUNIL):TRENDZのメインボーカル担当、ウニルです。僕が好きなアーティストは、BTSのJUNG KOOK先輩です。JUNG KOOK先輩は、パフォーマンス、ビジュアル、歌、すべてにおいて完璧じゃないですか。レーダーチャートで綺麗な六角形を描ける方。まさに僕のなりたいアイドル像です。
リオン(LEON):TRENDZのメインダンサー、リオンです。僕のロールモデルはATEEZ先輩です。パワフルなパフォーマンスが魅力のATEEZの中でも、僕は特にSAN先輩のパフォーマンスが大好きです。
ハビ(HAVIT):TRENDZの最年長、そしてボーカルと日本語を担当しているハビと申します。僕が憧れている先輩はたくさんいますが、挙げるとしたら、SEVENTEEN先輩とSHINee先輩ですね。練習生の時に特にたくさん先輩たちの曲で練習しましたし、幼い頃から曲が大好きでよく聴いていましたから。
イェチャン(YECHAN):TRENDZの末っ子イェチャンです。僕が憧れているアーティストは、BTSのJ-HOPE先輩! 除隊後もすごく積極的に活動されていますが、パフォーマンスもラップもカッコいい。オールマイティですよね。TREASUREのCHOI HYUN SUK先輩も、憧れです。僕も先輩たちのような、ヒップホップのマインドのあるアーティストになりたいです。
ハングク(HANKOOK):TRENDZのリーダー、ハングクです。僕は最近、iKON先輩にハマっています。いろいろなジャンルの曲を歌いこなしていますよね。中でも僕は、「EVERYTHING」という曲の歌詞の比喩表現に影響を受けました。僕には考えつかないような歌詞は、自分の考えを改め、気付かされることが多かったです。
ユヌ(YOONWOO):僕はTRENDZでボーカルとラップを担当しているユヌです。僕が憧れるアーティストは、BTSのV先輩とNCT 127のJAEHYUN先輩です。ステージでパフォーマンスをするときの表情や立ち居振る舞いに、すごく余裕を感じます。そういうところがファンの皆さんの心を掴んでいるんじゃないかな?
ラエル(ra.L):TRENDZのラッパー、ラエルです。僕が好きなアーティストは、ZICO先輩です。ZICO先輩はBlock B時代にチーム内で作曲を担当していましたが、僕も今、作曲と作詞をたくさん練習していて、そこに対する欲があります。あと、日本人アーティストとして韓国でも注目されているAyumu Imazuさんにも影響を受けている……というか、僕が好きで挑戦したい音楽スタイルなので気になっています。
ーーそんな7人が集まったグループがTRENDZです。TRENDZというグループ名の由来は何でしょう。
ハングク:TRENDZには、「7人でトレンドを引っ張っていく」という意味が込められています。だから僕らもファッションや音楽のトレンドに敏感でいられるように勉強しています。
ーーちなみに、グループの中で今、トレンドになっているものはありますか?
ラエル:ウニルさんが僕たちの間で流行らせた日本語があります。「笑える」です(笑)。
ウニル:カモを見ていた日本のおばあちゃんが「カモ美味しそう」と言って「笑える」というTikTokの動画が韓国で流行ったんです。その「笑える」を僕が広めました。僕はけっこうグループ内で言葉や行動を流行らせるんです。それをメンバーたちが自分の友だちに広げて、ちょっとした流行を作っていっています。
ーーTRENDZのトレンドリーダーなんですね。
ウニル:はい、トレンドリーダーです(笑)。
ハビ:うん、間違いない(笑)!
ーーTRENDZのグループとしての強味は何でしょう。
ウニル:練習生時代から培ってきたパフォーマンスには、自信があります。今回のミニアルバム『CANVAS』は、その名の通り収録された5曲すべてがさまざまなカラーの曲でアルバムを彩っています。それは音楽においても、MVにおいても。そのように、異なるジャンルのパフォーマンスができるのが、僕たちの強みだと思っています。
ーーミニアルバム『CANVAS』のお話が出ましたが、同作のコンセプトを教えてください。
ユヌ:『CANVAS』というタイトルには、「何者にでもなれる、どんな色にも染まれる」という意味が込められています。先ほどウニルが言ったように、収録されている5曲のジャンルがさまざまで、それが今回のポイントになっていると思います。