加藤よしきの『シェイプ・オブ・ウォーター』評:悪役ストリックランドに漂う哀しみと狂気
『シェイプ・オブ・ウォーター』(17年)は、哀しくも優しい大人の童話だ。冷戦下のアメリカを舞台に、喋ることのできない女性と半魚人…
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韓国には親しい年上の男性を「兄貴」と呼ぶ文化がある。いわゆる義兄弟だが、日本のヤクザ的な兄貴/舎弟よりもっと気軽なノリだ。こうい…
こんにちは。普段はリアルサウンド映画部で記事を書いているライターの加藤よしきです。昼間は会社員をやっている32歳男性です。今回は…
真面目に勉強しようと大学に入ったら、学部全体がヤリサーだった。世界中で話題になった青春ホラー『RAW〜少女のめざめ〜』は、このよ…
あけましておめでとうございます。年始から殺人の話で恐縮ですが、今回はアメリカの犯罪史に残る殺人鬼カップルを扱った映画をご紹介しよ…
国がバックについたアクション映画ほど景気のイイものはありません。たとえばハリウッドでアメリカ軍全面協力の下、本物の兵器が飛び交い…
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2017年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
ドラマ評論家の成馬零一氏、女性ファンの心理に詳しいライターの西森路代氏、アクション映画に対する造詣の深い加藤よしき氏の三名が、『…
『HiGH&LOW』シリーズ最終章『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』が…
運命的な出会いを果たした一組の女と男、ロキシー(ゾーイ・クラヴィッツ。ロックスターのレニー・クラヴィッツの娘さん!)とヴィンセン…
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EXILE HIROが企画・プロデュースを務めた『HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY』が、現…
ビデオ屋の新作コーナーには、今日も様々なジャンルのDVD/ブルーレイが並ぶ。多種ある映画がビデオ屋に並んだとき、最も吸引力がある…
人を殺したい……そんな危険な願望を抱えていることを自覚し、それでも何とか真っ当な社会生活を営もうと努力している少年・ジョン(マッ…
凄惨な殺人事件の現場で見つかった、傷一つない美しき「名無しの死体」=「ジェーン・ドウ」。彼女はどうして死んだのか? いったい事件…
「ドニーさん強すぎじゃないですかね?」これから『ローグ・ワン』を観る方、あるいは既に観た方。そのどちらもが、恐らくこの疑問を抱く…
「笑って泣ける〇〇」とは、宣伝でよく使われる定型句の一つであるが、現在公開中の『死霊館 エンフィールド事件』は「笑って泣けるホラ…
「なんでキアヌなんだろう?」率直に言って、本作『ノック・ノック』の話を初めて聞いたとき、最初に抱いた感想がこれだった。監督のイー…
フランスの映画賞といえば、カンヌ国際映画祭だ。世界中から一流映画人たちが集う映画の祭典であり、数多くの映画が売買される映画見本市…
『パシフィック・リム 』(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント) 巨大ロボットと怪獣が殴り合う……このシンプルかつ荒…
映画には「モキュメンタリー」と呼ばれる手法がある。端的に言うならば、ドキュメンタリー形式でフィクションを描く手法だ。「失踪した若…
1. ウォーリアー 2. マッドマックス 怒りのデス・ロード 3. ワイルド・スピード SKY MISSION 4. 激戦 ハー…
人が人を食う…「食人」は文明社会最大のタブーのひとつであり、それゆえにフィクションにおいてキャッチーな題材である。食人は見る者を…
香港の映画スターには、スケールの大きい煽りがつくことが多い。『男たちの挽歌』などのチョウ・ユンファの場合は「亜州映帝」、『片腕ド…
映画『ウォーリアー』は2011年に全米公開されたヒューマンドラマの傑作だ。評論家から絶賛され、主要キャストの1人ニック・ノルティ…