“男女”と“車”に“音楽”を融合ーー『トゥルー・ロマンス』の精神受け継いだ『ベイビー・ドライバー』
ジャン=リュック・ゴダールがそれさえあれば映画が成立すると言った「男女」と「車」に「音楽」を融合して作られた映画、それがエドガー…
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
ジャン=リュック・ゴダールがそれさえあれば映画が成立すると言った「男女」と「車」に「音楽」を融合して作られた映画、それがエドガー…
あらゆる映画が再生産される時代になると、オリジナルへの思い入れなど、初めて観る観客にとっては何の意味もなさなくなる。『打ち上げ花…
異色の組み合わせは噛み合っていたのか 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』がなにやら随分と評判が悪い。わかりやすい…
1993年にTVドラマの1エピソードとして放映された岩井俊二監督の同名の人気作品を、24年経ってアニメ映画化した『打ち上げ花火、…
あれは1990年代の初期から中期頃だったと思う。新宿のライブハウスにとあるライブを観に行ったとき、いくつかのバンドが出演する中、…
パリ・オペラ座のバレエダンサーになる夢を目指す少女の奮闘を描いた、カナダ/フランス共同制作の劇場アニメーション『フェリシーと夢の…
今年の初夏以降のアメコミ系映画の勢いが怖ろしいことになっている。6月に『X-MEN』の渋いスピンオフ『LOGAN/ローガン』が日…
『スパイダーマン:ホームカミング』は、当初の期待をはるかに超え、映像、脚本ともに完成度の高い娯楽作に仕上がっていた。「青春学園も…
夢を追い続けること。『フェリシーと夢のトウシューズ』が問いかけたいテーマは完全にこの一言に尽きる。 主人公であるフェ…
自動車などが戦闘ロボに変形するという、メカ好きな子どもたちの夢をダブルで具現化したといえる玩具『トランスフォーマー』。この世界観…
『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』誌上で、30年にわたり連載が続いている漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。少年誌のバ…
一時でも韓国ドラマにはまったことのある人なら、毎回、エンディングで起こるとんでもない出来事の続きが気になって、2話、3話とどんど…
僕は東京生まれ東京育ちなんですが、身近な存在でありながら、築地のことは知っているようで知らなかった。銀座周辺の試写室に行く時、少…
菊地成孔の新刊『菊地成孔の欧米休憩タイム』が、株式会社blueprintより、8月10日(木)に発行される。 …
「ポケットモンスター縮めてポケモン」 このセリフを聞いたことがない人は、筆者と同じ20代にはほとんどいないのではないだろうか…
よせばいいのに高校生のキャンプはたいてい、一組のカップルだけで乳繰り合うために夜の森へ消えていく。よせばいいのにコソ泥グループは…
メジャーで『新宿スワンⅡ』(17年)を、ロマンポルノ・リブートプロジェクトではローバジェットで『アンチポルノ』(17年)を、その…
東京、銀座から徒歩で約15分。質の高い水産物を中心とした食材が日本中、世界の様々な地域から大量に集められる“築地市場”。ピーク時…
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第8回となる今回は、廣木隆一監督が自身の小説デビュー作を自ら映画化した『彼女の人…
近年アメリカでは、ディズニー映画『ズートピア』や、ピクサー映画『ファインディング・ドリー』、『カーズ/クロスロード』のように、実…
魔法少女と聞いて、どんな存在を思い浮かべるだろうか。今、魔法少女といえば戦うものだというイメージが定着している。日曜朝にも戦って…
現在公開中の『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』はアニメ化の20周年記念作品。物語の原点である主人公サトシとピカチュウの…
擬人化された車たちによる社会と、そこで繰り広げられるカーレースの興奮を、ピクサー・アニメーション・スタジオがCGで描いた作品『カ…
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第7回となる今回は、第89回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『ありがと…
普段はミニオン語しか喋れないミニオンたちが、調子っぱずれに「イ!ルミ!ネー!ション!」と声をあげる冒頭のオープニングタイトルから…
『ノーゲーム・ノーライフ』は人間の知性を信じる物語だ。人の力は暴力ではなく、どこまでも知性であると信じる人の話だ。大抵のヒーロー…
近年、新作を作る度の風物詩となっていた、宮崎駿監督の「長編引退宣言」。『風立ちぬ』完成時にも、本人が「またかと思われるかもしれま…
2014年公開の『ジョン・ウィック』は、キアヌ・リーブスが『マトリックス』シリーズ以来の当たり役をつかんだ作品だ。ロシアンマフィ…
「80億のバカがいる地球には帰りたくない」と、憂い顔のジェイク・ギレンホールは同僚のレベッカ・ファーガソンに向かってつぶやくのだ…