作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
“涙を誘う感動映画”のイメージを乗り越える 『ワンダー 君は太陽』の壮大な世界
遺伝子の疾患によって、多くの人とは異なる特徴的な顔で生まれてきた男の子、オーガスト(オギー)。両親や姉の献身的な愛情に恵まれて育…
狂気演技の第一人者ニコラス・ケイジをも魅了 『マッド・ダディ』が踏み込んだ危険なテーマ
常軌を逸する精神状態を演じさせれば、そこはニコラス・ケイジの独壇場となる。クレイジーな言動や行動をハイテンションで繰り返すのは、…
イーサン・ホークの“追い込まれ演技”を存分に堪能 『リミット・オブ・アサシン』は“怪作”だ!
イーサン・ホークはいつだってボロボロだ。彼は紛れもなく名優だが、スクリーンではいつだって追い詰められ、狼狽え、憔悴している。乗っ…
『スター・ウォーズ』がフィギュアの歴史を変えたーー『ボクらを作ったオモチャたち』が描く“神話”
Netflixで配信中のドキュメンタリー『ボクらを作ったオモチャたち』がめっぽう面白い。面白いというか、もう感動的と言っていい。…
『バーフバリ 王の凱旋』完全版と国際版は何が違う? “ゴールデン・スパイス映画”のすごさを分析
2017年の末、日本で初めて、インド映画『バーフバリ 王の凱旋』が封切られた。娯楽映画の王道中の王道、“天道”を走る火の玉のよう…
『レディ・バード』は愛があるからこそ羽ばたいた 『半分、青い。』にも通ずる母娘の複雑な関係
ドラマ『13の理由』シーズン2で、自殺したハンナ(キャサリン・ラングフォード)の母オリヴィア(ケイト・ウォルシュ)が、生前の娘を…
山田孝之と長澤まさみが恋に落ちる “笑い”と“ロマンチックさ”が絶妙な『50回目のファーストキス』
映画『銀魂』、『斉木楠雄のΨ難』などコメディ作品で人気を博した福田雄一監督が初めてラブストーリーのメガホンを取ることとなった『5…
『デッドプール2』が提示する、社会のはみ出し者の視点からの解答 ヒーローとしての真の魅力を探る
アベンジャーズをはじめとするヒーロー映画が世界で記録的なヒットを成し遂げるなか、苦手でついていけないという観客も少なくない。アメ…
ウェス・アンダーソン監督自身が体現する“希望” 『犬ヶ島』は“新たな世界の見方”を伝える
シンメトリーな構図、シュールでユーモラスなセンス。くすんだ色調と愛らしい美術、こだわりの字体とレトロなファッション。これらの要素…
食い足りなさに感じる不思議な魅力 『デッドプール2』は“思春期に帰れる”
前作『デッドプール』(16年)は習作という感じの作品だった。不死身な上に第四の壁を無視する傭兵デッドプール。そのキャラクターに相…
『ファントム・スレッド』はオートクチュールのような逸品に 巧みにデザインされた男と女の物語
ロシアの文豪、トルストイいわく「愛は惜しみなく与えるもの」。それに対して、日本の作家・有島武郎は「愛は惜しみなく奪う」と言った。…
菊地成孔の『フロリダ・プロジェクト』評:夢の国の外縁はゲトーが取り囲んでいる。これは驚くべき真実なんかじゃない。原理である。
中心と周縁 山口昌男を引っ張りださなくとも、周縁は中心に対し、圧倒的な差異を抱きながら、両極の片方を担うようになっている事を…
『アベンジャーズ4』のお手本に? 『デッドプール2』は“X-MEN映画”としても進化している
いよいよ『デッドプール2』が公開されました! 前作以上のバイオレンス・アクション、スケール、ギャグ、そして今回は他のマーベル、D…
二つの世界を描いた二つの演出 『リディバイダー』は崩壊しつつある現実社会を映し出す
ガン・シューティングなどのアクションを楽しむTVゲームのなかで根強い人気を誇るのが、ゲームのキャラクター本人の視点でプレイできる…
リドリー・スコットがアメリカ映画を退廃させた? 荻野洋一の『ゲティ家の身代金』評
監督デビュー前のゴダールは、批評家として週刊誌『アール』に次のように書いた。「イギリス映画についてなにか言うべきことを見つけ出す…
サノスはなぜ単純な悪ではない? ダースレイダーの『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』評
HIPHOP MCとして活躍するDARTHREIDERが、話題の作品を取り上げる映画評連載。映画コメンテーターとしてもラジオやA…
映画『恋は雨上がりのように』はなぜ説得力がある? 小松菜奈や大泉洋による再現度を考察
17歳の女子高生が、冴えない45歳のおじさんに恋をする。その設定に、多少なりともマイナスなイメージを抱く人がいるかもしれない。だ…
『レディ・プレイヤー1』はスピルバーグ監督の遺言のよう? 最後のメッセージに込められた“本音”
劇中の登場人物たちが仮想世界“オアシス”で躍動する姿を単純に楽しんだ一方で、“とんでもないもの”を観てしまったという感覚が鑑賞後…
10年以上を経て完成したSFファンタジー『ユートピア』 時間をかけるにふさわしいテーマとは?
東京・下北沢にある映画館「トリウッド」で公開中の、SFファンタジー映画『ユートピア』は、その内容と同時に、制作の経緯も特異すぎる…
アメリカ社会の現状を描き出すーー『フロリダ・プロジェクト』が重要な作品になった理由
中華料理の配達人や、路上で偽ブランド品を販売する不法移民、トランスジェンダーの娼婦など、アメリカ社会の片隅で顧みられずに生きてい…
MCU10年の歴史に寄り添うアイアンマン 『インフィニティ・ウォー』に見るリーダーとしての成長
4月27日に日本で封切りされた『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が大ヒット上映中だ。マーベルの人気キャラクターが一堂に会…
不道徳さと道徳的な要素が密接に絡み合う 『モリーズ・ゲーム』の立体的で複雑な人間像
一晩で1億ドルを失った客もいたという、超高額レートの秘密ポーカークラブを、ロサンゼルスやニューヨークで運営し、レオナルド・ディカ…
J・ギレンホールを通して苦しみを疑似体験 『ボストン ストロング』が示す“ヒーロー”のあり方
歴史あるボストンマラソンの競技中、ゴール付近に仕掛けられた爆弾が爆発し、3人が死亡、282人が負傷したという、世界中に衝撃を与え…
新メンバーがアベンジャーズの追い風に 『インフィニティ・ウォー』ヒーローたちの強烈なエピソード
感嘆、興奮、そして多くの悲鳴がほうぼうから上がって止まない『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。筆者も例外ではなく、その予…
『君の名前で僕を呼んで』が綴る“楽園にいた記憶” 同性愛をテーマにした『モーリス』との違い
1983年の夏。17歳の青年エリオは、別荘がある北イタリアの小さな村で運命的な出会いをする。エリオの父親は美術史を教える大学教授…
馬に乗った兵士の“英雄の物語”はなぜ映画化された? 『ホース・ソルジャー』に見るアメリカ文化
アメリカ同時多発テロ事件(「9.11」)によって、ニューヨーク、マンハッタンを象徴するワールドトレードセンターのツインタワーが旅…




































