作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
監督が運転するタクシー“ソン・ガンホ”に乗り光州事件を追体験 『タクシー運転手』の普遍的な希望
『タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜』(17年)は素晴らしい作品だと思う。本作を手掛けたチャン・フン監督は、すでに『義兄弟 S…
【ネタバレあり】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の“真の衝撃”を読み解く
衝撃の展開の裏に隠された“真の衝撃”とは マーベル映画のヒーローたちが集結し、強大な敵と戦う『アベンジャーズ』シリーズ。その…
MOOSIC LABから登場した新たな傑作! 『なっちゃんはまだ新宿』の“エモさ”と“神秘性”
昨年のMOOSIC LABで準グランプリを獲得した首藤凜監督の『なっちゃんはまだ新宿』が5月2日にDVDリリースされる。“音楽×…
真の主役は“あの人”? 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』期待以上の衝撃作になった理由
映画というのは事前の期待があまりにも高すぎると、観た後ちょっとガッカりみたいなことありますよね。決して作品自体は悪くないのに、こ…
『レディ・プレイヤー1』は見る「LOVE PHANTOM」? 完璧を求めてしまう夢の映画
B'zの代表曲「LOVE PHANTOM」は、失恋の歌である。ある男が理想的な女と出会う。しかし、なまじ自分の理想通りだったせい…
T・スコットに通じるJ・コレット=セラの職人芸 『トレイン・ミッション』に学ぶ映画の作り方
「リーアム・ニーソン主演」「舞台は電車」このふたつのキーワードだけで、どんな話かある程度の想像はつくかと思います。ですが、本作は…
『THIS IS US 36歳、これから』は、山田太一、坂元裕二作品に通じる? 巧みな脚本を分析
自分が演じる役にほとほと嫌気がさしているイケメン俳優“ケヴィン”、定職に就かないまままずは“脱肥満”を目標として日々努力する女性…
食肉処理場が舞台のラブストーリー 『心と体と』が描くシンプルで崇高な愛のドラマ
ここ数年の三大映画祭の最高賞受賞作といえば、ヴェネチアの『シェイプ・オブ・ウォーター』やカンヌの『わたしは、ダニエル・ブレイク』…
ひとりの少年を通して世界と出会う 『泳ぎすぎた夜』が思い出させる“自由な冒険心”
常識、ルール、他人の視線、しがらみ……社会という大きな枠組みの中で年齢を重ねていくと、あまりに自由であった子どもの頃のことを、つ…
松江哲明が語る『ドキュメンタル』の革新性 「この番組には“笑い”しかない」
10人の芸人たちが自腹の参加費100万円を握りしめ、芸人のプライドと優勝賞金1000万円をかけて笑わせ合う密室サバイバル『HIT…
『パシフィック・リム:アップライジング』なぜ賛否両論に? 不満の声が出る理由を検証
日本の怪獣映画や巨大ロボットアニメを、ハリウッドの最新技術によって合体させ実写映画化したら…。子どもたちのみならず、かつて幼い頃…
“96年のメタラー”は何を意味する? 『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のメッセージ
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(17年)はスクール・カーストを題材にした映画だ。ゲームの中に入った高校生が、冒険の…
ベルイマン映画に重なる“交わらない視線” 『ラブレス』が提示する、映画の残酷さと凄絶さ
ノンフィクションではあるまいし、これほど凄絶な悲劇はそうはないのではないか。かつてイギリスの劇作家シェイクスピアがあえて露悪さを…
トッド・ヘインズは少数者の孤独な魂に寄り添う 『ワンダーストラック』が示す数奇なつながり
いまアメリカ映画で最も注目されているトピックが「多様性」だ。『ブラックパンサー』が記録的な興行成績を収め、『シェイプ・オブ・ウォ…
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』から考える、アメリカ娯楽映画の状況と展望
ついに『ブラックパンサー』が、アメリカ国内興行収入で『タイタニック』を超え、アメリカ興行収入歴代3位にまでランクインした。非白人…
菊地成孔の『ブラックパンサー』評:本作の持つ逸脱的な「異様さ」、そのパワーの源が、もしトラウマであり、タブーなのだとしたら
批評掲載の経緯(比較的面白い) 「<シェイプ・オブ・ウォーター>評の閲覧数が多く、好評なんで、『ブラックパンサー』もお願いで…
『THIS IS US 36歳、これから』が熱狂を呼んだ理由 全米大ヒットの背景を読み解く
アメリカのテレビ局3大ネットワークといえばABCとCBSとNBC。21世紀に入ってからはFOXも加えて一般的に4大ネットワークと…
モルモット吉田の『ペンタゴン・ペーパーズ』評:スピルバーグが問う報道をめぐる姿勢
1971年と2045年――2本連続で公開されるスティーヴン・スピルバーグの新作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と『レディ…
『キャロル』は手法上のリハーサル? 『ワンダーストラック』は混乱しつつ、なおかつ透明たりうる
トッド・ヘインズ監督の前作『キャロル』は素晴らしい映画だったけれども、新作『ワンダーストラック』を前にした今、『キャロル』は『ワ…
二重性を持ったジェニファー・ローレンスが本領発揮 『レッド・スパロー』が描く女性の復讐と自立
2010年アメリカで、あるスパイ事件がセンセーショナルに報道された。核弾頭開発計画の情報を収集していたロシアのスパイが、FBIに…
菊地成孔の『シェイプ・オヴ・ウォーター』評:ヴァリネラビリティを反転し、萌えを普遍的な愛に昇華した、見事なまでの「オタクのレコンキスタ」は、本当にそれでいいのか?
オタクに市民権を!(いつの叫びだ) 特に監督と音楽が際立って素晴らしい本作は、ゴールデングローブ(以下GGA)と米国アカデミ…
『ボス・ベイビー』なぜ人気作に? 脚本の整合性を超えた実存主義的な姿勢
自宅の前に停まった一台のタクシー。7歳の少年ティムが外を見ると、そこから降りてきたのは、いかにも高級そうな黒いスーツと腕時計、サ…
『リメンバー・ミー』はなぜ感動を呼ぶ? “優しさ”がもたらした深いテーマ性
アニー賞、ゴールデングローブ賞などで主要な賞を獲得し、第90回アカデミー賞、長編アニメ映画賞に輝いた『リメンバー・ミー』。近年の…
「監禁モノ」に新たな秀作登場! 『ベルリン・シンドローム』のリアルで緻密な心理描写
この数年、「監禁モノ」という映画のジャンルとしてはかなり狭い状況設定の作品に、同時発生的に秀作が続いていることが気になっているの…
イギー・ポップの音楽への姿勢は70歳を過ぎても変わらないーーISHIYAの『ギミー・デンジャー』『アメリカン・ヴァルハラ』評
パンクというアティテュードを確立した開拓者であるイギー・ポップを語る上で、ザ・ストゥージズの存在は欠かせない。 …
『アナと雪の女王/家族の思い出』はなぜ盛り上がりに欠けた? 長編第2作への期待
日本で国内動員2000万人を超える、記録的な大ヒットを成し遂げ、社会現象と呼べる“アナ雪旋風”を巻き起こした、ディズニー映画『ア…
『毛虫のボロ』が成し遂げたことの意味とは? 宮崎駿監督による“紛れもない本気の新作”を徹底考察
『風立ちぬ』をもって長編アニメーション引退宣言を行った宮崎駿監督。その後、新しい長編企画(『君たちはどう生きるか』というタイトル…







































