松坂桃李と菅田将暉の“等身大の姿”に共感! 歯科医のロッカー・サエキけんぞうが『キセキ 』を観る
これは、なかなかにリアルだ! 80年代よりお先に「歯科医のロッカー」をやってましたサエキけんぞうとしては、1シーン、1シーンが「…
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
これは、なかなかにリアルだ! 80年代よりお先に「歯科医のロッカー」をやってましたサエキけんぞうとしては、1シーン、1シーンが「…
第90回『キネマ旬報』ベストテンが1月10日に発表された。2016年の日本映画ベストワンには『この世界の片隅に』(16年)が選出…
生活が苦しい。仕事が苦しい。社会との駆け引きが、家族との絆が、妻(夫)との不仲が苦しい。人生は本当に厄介で、難しく、こんなはずで…
“笑い”を題材にした作品、そう聞いた私は、まずは何の先入観もないままに、ただ単にお笑いを観る感覚で、ただそれだけを念頭に置いて、…
デンゼル・ワシントンは私たちの時代のジョン・ウェインである。ジョン・ウェインとは西部劇の大スターだ。闘いのあいまに、ふとたたずむ…
観客たちが、こわばった表情で、押し黙ったまま劇場を出て行く。感動の涙を搾り取るのではなく、まさに観る者を「沈黙」させてしまうよう…
2016年秋の深夜アニメは魔法少女を題材にした作品が数多く放送された。元々このジャンルは、女の子向けだったが、昨今では男性向け深…
「『SF』の表記はNGで」。これは、映画についてものを書く仕事をしていて、実際これまで何度も日本の外国映画を配給する会社から直…
『FOR REAL ベイスターズ、クライマックスへの真実』は“顔”の映画だ。選手、スタッフ・コーチ・監督、ファン、そしてベイスタ…
空前のヒット博覧会「DAVID BOWIE is」が開会される中、デヴィッド・ボウイのライブ映画の決定版『ジギー・スターダスト』…
今年のNHK・BSプレミアムの年越しラインナップは実に圧巻だった。大晦日の夕方から『ホビット』3部作を一挙放送したかと思うと、新…
『インディペンデンス・デイ』(1996)、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)、『2012』(2009)といった作品群は、…
ついに『傷物語』の3篇が終結した。当初は2012年に公開予定だったこの作品が、2016年から1年掛けて、2009年に放送された『…
『シルビアのいる街で』で注目したい現代監督の最前線に躍り出たスペインの気鋭ホセ・ルイス・ゲリン。その新作『ミューズ・アカデミー』…
ジャ・ジャンクー(賈樟柯)といえば、カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンなど世界的な映画祭に招待される常連監督であり、『長江哀歌』でヴ…
ボロ泣きである。ひとことで「泣ける映画」などというと、ありきたりな描写と演出の、つまらない作品が思い出される。「涙を搾り取れれば…
デジタル技術を掌握する者が映画界の主流になる 12月29日、NHK-BSプレミアムで『日本のVFXを変えた男 ヒ…
数多くの映画監督が窓を繰り返し描いてきた。ジャン・ルノワールは『牝犬』(1931)や『素晴らしき放浪者』(1932)、『ピクニッ…
やはり映画を駆動させる原動力は「ものを発想する力」だ。頭から尻尾までアイディアの餡子(あんこ)がつまったホラー・スリラー映画『ド…
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で「お?スター・ウォーズ、大人が見ても…
「ヒトラーの忘れもの」、それはただナチス・ドイツが連合国の上陸を防ぐためにデンマークの海岸線に埋め込んでいった「地雷」のことを意…
『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』は、同シリーズ初の外伝だが、意外なほどにカノン(正伝)寄りの物語を持っている。「エ…
LGBTへの理解が世界的に広がりを見せる中、アメリカで高い評価を獲得した画期的なテレビシリーズがついに日本に到着。12月23日よ…
映画史のみならず、世界のポップカルチャーに大きな影響を与えたシリーズの原点『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。ディ…
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のメガホンをとった三木孝浩監督。宮崎あおい主演の映画『ソラニン』で長編映画デビューを飾ると…