作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『劇場版 Fate/stay night』が問う“正義のあり方” 待望の第2章は原作ファンを裏切らない出来に
『劇場版 Fate/stay night 』の第2章『lost butterfly』が公開中だ。3部作の2本目というのは興行的に…
“戦争小説”の書き手としてのサリンジャー 『ライ麦畑の反逆児』が捉えた生涯の苦しみと矛盾
1919年1月生まれの米小説家J・D・サリンジャーは、生きていれば今年で100歳。彼の生誕100周年を祝して、というわけでもない…
『マチルド、翼を広げ』は“親子関係”についての認識を更新する 女性監督が描く9歳の少女の自立
フランスの女性監督ノエミ・ルヴォウスキーの最新作『マチルド、翼を広げ』を見ることは、母と娘の関係について、親子というどこにでもあ…
【ネタバレあり】善悪が無効化されたヒーロー映画『ミスター・ガラス』を徹底考察
※本記事には、『アンブレイカブル』、『スプリット』、『ミスター・ガラス』についての重大なネタバレがあります。 M・ナイト・シ…
ちっちゃな思いやりが“でっかな愛へ” 『バジュランギおじさんと、小さな迷子』が描く、越境の旅路
“ちっちゃなちっちゃな思いやりが でっかなでっかな愛となる”とは、平成中期の前半(具体的には2001年)にモーニング娘。が発表し…
『クリード 炎の宿敵』は新たなチャレンジが少ない旧世代のための映画? シリーズの存在価値を考察
落ちぶれたボクサーの再起を描いた、シルヴェスター・スタローン脚本、主演作『ロッキー』から始まった、『ロッキー』シリーズは全6作。…
『蜘蛛の巣を払う女』にみる、『ミレニアム』映画シリーズの真価
アメリカで制作された『ミレニアム』映画シリーズ第2作にして、監督、出演者ともに刷新された『蜘蛛の巣を払う女』。原作に思い入れのあ…
“疑う”木村拓哉と“信じる”長澤まさみ 『マスカレード・ホテル』観る者惑わすキャストの怪しい魅力
東野圭吾の累計発行部数350万部を突破した『マスカレード』シリーズ第1作を原作とした映画『マスカレード・ホテル』が公開された。次…
宮台真司の『A GHOST STORY』評(中編):<森>の思考が思い描く<世界>を『トロピカル・マラディ』に見る
『アンチクライスト』が範型だったのはなぜか 前回はデヴィッド・ロウリー監督『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストー…
原点にあった恋愛映画としての一面も 『クリード 炎の宿敵』が捉えた『ロッキー』シリーズのテーマ
『クリード 炎の宿敵』(2018年)は恋愛映画であり、スポーツ映画だ。前作以上にパンチ一発一発の「重さ」を強調した格闘シーンや、…
ヴァネロペとラルフが象徴する「和解と別離」 『シュガー・ラッシュ2』が描く現実のほろ苦さ
プログラムされた「悪役」という役割に疑問を感じているラルフと、プログラムに不具合があるせいで、みんなから仲間外れにされているレー…
『アリー/ スター誕生』は“本格派”の映画に 古い物語を現代にフィットさせた新たな解釈
『カサブランカ』や『オズの魔法使』などのように、長年の間愛され、また後の作り手によって何度も引用されたり作り直される、アメリカ映…
菊地成孔の『アリー/ スター誕生』評:完璧さのインフレーション
本気か? この、「まあそりゃあ、アカデミー賞は獲るよね。でも意外と主題歌賞だけだったりするのかも。とはいえ、品格としては複数…
The Wisely Brothers 真舘晴子が語る『ザ・スリッツ』 「女性であることの可能性はどんな方向にも生かせる」
スリッツの映画を観た次の日、私はずっとしまっていたピンクのコートを着て外に行った。サンフランシスコの古着屋さんのオンラインショッ…
『シュガー・ラッシュ:オンライン』ジェンダーロールから自由に プリキュアとの共通点を探る
※この記事には『シュガー・ラッシュ:オンライン』のクライマックスのネタバレがあります。映画本編を観てから読むことをおすすめします…
2018年に“納得”できる形で成立 『アリー/ スター誕生』ブラッドリー・クーパーの堅実な手腕
8割は「酒と泪と男と女」のハリウッド実写版と言っていい傑作、『アリー/ スター誕生』(2018年)が遂に公開された。稀代のポップ…
『グリンチ』はなぜシンプルな構成になったのか? 大人のための楽しみ方を指南
日本でも人気のキャラクターとして定着した「ミニオン」たち。彼らが登場する『怪盗グルー』シリーズで知られる、イルミネーション・エン…
『来る』評価二分の理由は“二つの先進性の絡み合い”にあり? 中島哲也監督の作風から探る
38億円以上の興行成績をあげた『告白』(2010年)によって一躍、日本を代表するヒットメイカーの一人になった中島哲也監督。同時に…
宮台真司の『A GHOST STORY』評(前編):『アンチクライスト』に繋がる<森>の映画
物語よりも世界観をモチーフとした映画群 『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』は良い作品です。極めて低予算…
『くるみ割り人形と秘密の王国』は実写版『ファンタジア』? ディズニーらしい想像力が冴え渡る
数年前にエル・ファニングが主演を務め、ロシアの巨匠アンドレイ・コンチャロフスキー監督がメガホンをとった実写版『くるみ割り人形』は…
“狂気”を孕んだウィリアム・フリードキンの傑作 松江哲明の『恐怖の報酬』評
『エクソシスト』『フレンチ・コネクション』を手がけた監督として知られれるウィリアム・フリードキンですが、自身の“最高傑作”と謳っ…
初主演映画『ニート・ニート・ニート』で見せた躍進 安井謙太郎は“邪道”もサラリとこなす演技派に
チャラくて、厄介。現実にいたら、関わりたくないタイプ。そんなキャラクターを演じたらピカイチのジャニーズJr.がいる。安井謙太郎だ…
安井謙太郎の輝きが物語を突き動かす 『ニート・ニート・ニート』が伝える“大人へのステップ”
安井謙太郎が映画初主演を務めた『ニート・ニート・ニート』が11月23日に公開された。本作は北海道を舞台に描かれた青春ロードムービ…
ジャッキー・チェンは今もワン&オンリー! 『ポリス・ストーリー REBORN』は大満足の出来
おまえが50歳になっても、ジャッキー・チェン、銃や刃物を持った相手と戦ったり、高くて足場の狭い場所でノースタントでバトルしたり、…
『ハード・コア』はなぜ現代社会と重なった? 山田孝之と佐藤健が抱える空虚の正体
『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系)、『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京系)などのTV作品で近年注目を浴びた、タイト…
蘇るデスマーチの記憶…… 『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の“お仕事映画”感
休憩はおろか帰宅すらできない過剰労働、いわゆるデスマーチ(死の行進)を経験したことはあるだろうか? 私はある。家には帰れず、たま…
【ネタバレ】『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』はなぜいびつな作品になったか
J・K・ローリングによる原作小説や、映画化作品で絶大な人気を誇る『ハリー・ポッター』シリーズ。その終了後に制作が始動した新たな映…
ロマンチシズムと暴力が交差する 『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は“現代的西部劇”に
メキシコの麻薬組織(カルテル)と戦う女性FBI捜査官を描いた前作『ボーダーライン』('15)から約3年、続編となる『ボーダーライ…
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』が浮き彫りにした、“続編映画”の在り方
アメリカ政府とメキシコの麻薬カルテルの凄惨な戦いを描いた、エミリー・ブラント主演、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』は…
平野紫耀の“こじらせ”ぶりに振り回される? 『ういらぶ。』には旬のギャップ男子が3人登場!
「おまえってマジ、ゴミな」と毒を吐いたかと思いきや、「好きすぎて死ぬ~」とベッドに倒れ込んで悶絶する。今や日本を代表するギャップ…
『ヴェノム』は“サド侯爵”の精神的な子孫であるーーバディムービーとしての朗らかさ
ヴェノムはすでによく知られたマーベルコミックのヴィラン(悪役)で、スパイダーマンの宿敵として知られている。サム・ライミ版『スパイ…




































