作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『シャザム!』は笑いあり涙ありのホームドラマに その魅力はスケールの小ささにあり!?
結論から書くと『シャザム!』(2019)は非常に丁寧に作られたファミリー映画である。基本はコメディタッチだが、1人の傷ついた少年…
『シャザム!』なぜ心震わせる作品に? 人間ドラマによって生み出される真のヒーロー像
まさにヒーロー映画全盛といえる昨今、とんでもない悪ふざけをするヒーローが登場した。筋肉ムキムキの大人の男でスーパーパワーの持ち主…
現代に蘇った元祖スラッシャー・フィルム 『ハロウィン』は新旧ホラーファンを歓喜させる出来に
迷走に迷走を重ねていた『ハロウィン』シリーズが、ついに正統路線にカムバック! スラッシャーフィルムの基礎を作った作品にも関わらず…
福原遥×佐藤大樹×鈴木仁の三角関係が煌めく 『4月の君、スピカ。』は“瑞々しさ”が溢れる恋愛物語
福原遥、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)がW主演を務める映画『4月の君、スピカ。』…
『ザ・バニシング-消失-』を作った監督がとにかく恐ろしい 思わず共感してしまう“普通”の犯人像
スタンリー・キューブリックが「すべての映画の中で最も恐ろしい」と語った1988年製作の映画『ザ・バニシング-消失-』が、初めて日…
『ハンターキラー 潜航せよ』成功のカギはブチギレ俳優2人のキャスティング!? その頑強な魅力に迫る
想像してみてほしい。息が詰まりそうな潜水艦の中で、あのジェラルド・バトラーがアメリカ×ロシアの全面戦争のキーマンとなり、地上では…
『ある少年の告白』が描く深刻な問題と示される希望 ジョエル・エドガートン監督の作風から探る
一人の少年の告白によって明るみになり、アメリカを驚愕させた“ある事件”……。それは、一部の教会が神の名のもとに、人間性を強制的に…
オマージュだけでは終わらない 『ファイナル・スコア』は新たな“ダイ・ハード映画”の快作だ!
イギリスで作られたアメリカ映画! あるいはイギリスにも『午後のロードショー』を愛する男がいた! 本作『ファイナル・スコア』(20…
「怖さ」を超える映画的興奮! 『ヘレディタリー』でアリ・アスターが到達した「高み」を検証
2018年に公開(日本公開は11月30日)された本作『ヘレディタリー/継承』は、海外、日本を問わず多くの有力映画メディアや批評家…
『キンプリ』は日本の映画界に広がる“応援上映”の先駆者的存在? 観客を巻き込むための様々な工夫
『KING OF PRISM』シリーズの最新作である『KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-』が3月2…
『レゴ(R)ムービー2』“すべてはサイコー‼”では終わらない大人な後味 前作との繋がりを読み解く
2014年に公開された『レゴ(R)ムービー』は画期的な映画だった。 キャラや舞台、乗り物だけでなく、煙、炎、水、レーザー光線…
『私の頭の中の消しゴム』から14年 韓国版『いま、会いにゆきます』に見るソン・イェジンの女優としての成熟
ソン・イェジンが久々に、正統派の純愛ラブストーリーでスクリーンに戻ってくる。タイトルは、映画『Be With You~いま、会い…
『ビューティフル・ボーイ』は今こそ観るべき1本 ドラッグ依存症に立ち向かうサポートと愛とは
日本において、覚醒剤や麻薬、大麻などの所持、使用が問題なのは、何よりもまずそれが法律で禁じられているからだ。では、そもそもなぜ、…
『ダンボ』ティム・バートンが描く、“普通”の枠組みから外れた愛しき主人公たち
“大きすぎる耳”をもって生まれた子象が、コンプレックスを希望に変え、大空を羽ばたく姿を描いた『ダンボ』。1941年に制作されたア…
『レゴ(R)ムービー2』は未来の可能性を暗示する 物語上のさらなるテーマの追求へ
フィル・ロード&クリストファー・ミラーといえば、いまや最も注目されているクリエイターでありプロデューサーと言っても過言ではないだ…
『ブラック・クランズマン』スパイク・リーよる“映画的復讐”とは 2つの引用作品をもとに考察
1986年のデビュー以来、今日まで一貫してアメリカ社会の歪みに目を向け続けてきたブラック・ムービーの巨匠スパイク・リー。彼の新作…
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』“孤独な女の王”としての2人の生き方 現代にも通ずる物語に
舞台は16世紀の王朝だが、現代社会にも通ずるストーリー 0歳でスコットランド女王、16歳でフランス王妃となったメアリー・スチ…
『ショーン・オブ・ザ・デッド』元祖“伏線回収ゾンビコメディ”の魅力とは? E・ライト監督の映画愛
みなさん、突然ですがゾンビ映画って「~オブ・ザ・デッド」というタイトルが多いですよね。これはゾンビの生みの親とも呼ばれている監督…
『美人が婚活してみたら』中村倫也と田中圭、正反対の男性像が映し出す「婚活あるある」
映画『美人が婚活してみたら』には、婚活女性ならずとも誰もが一度は経験したことがあるような身につまされる要素が随所に散りばめられて…
菊地成孔の『グリーンブック』評:これを黒人映画だと思ったらそりゃスパイクも途中退場するよ。<クリスマスの奇跡映画>の佳作ぐらいでいいんじゃない?
これ何映画? 本作は一体、カテゴリー何映画か? 「南北戦争は終っちゃいねえ系の人種差別糾弾映画」全然違う。「(流行りの)バデ…
『バンブルビー』意外な監督の人選が、『トランスフォーマー』シリーズにもたらしたもの
第1作から第5作『最後の騎士王』まで、足かけ10年にわたって製作されてきた、実写映画版『トランスフォーマー』。ハリウッド映画最大…
『ブラック・クランズマン』から見えてくる“今のアメリカ” 強烈なエンディングの意図を読む
『グリーンブック』『ブラックパンサー』『ブラック・クランズマン』と、人種問題を題材にした作品がノミネートされた今年のアカデミー賞…
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』が描く“剥き出しの世界” 前作以上に荒ぶる男たちの凄み
まさに激震である。これほど極度の緊張に胸をきしませながら、死力を尽くす登場人物たちを最後までしかと見届けたいと感じたことはない。…
“壁ドン”にトキめく乙女心に年齢制限なし! 上白石萌音×杉野遥亮×横浜流星が贈る『L・DK』
映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(以下、『L・DK』)を観て、トキめかない女子はいるのか。いや、いない。そう…
『大脱出2』は「!?」が連発する謎の映画? シルヴェスター・スタローンの転がる人生を再確認
どうした!? スタローン!? というわけで『大脱出2』(2018年)である。スタさんとシュワちゃんのダブル主演で贈る脱獄映画『大…
『バンブルビー』に継承された“スピルバーグ・イズム” 格闘アクションはシリーズ最高の完成度に
『バンブルビー』(2018年)は『トランスフォーマー』シリーズに登場する人気キャラクター「バンブルビー」のスピンオフであり、前日…
『イップ・マン外伝 マスターZ』アクションが果たす重要な役割とは? カンフー映画の真骨頂に
公開中の映画『イップ・マン外伝 マスターZ』(以下『マスターZ』)は、ブルース・リーの唯一の師であるイップ・マン(葉問)を主人公…
『えいがのおそ松さん』には何が描かれていたのか? 自己分析を反映させたファンサービス
2015年から、1期、2期にわたって放送されたTVアニメ『おそ松さん』。赤塚不二夫の生誕80周年を記念して作られた、『おそ松くん…
『シンプル・フェイバー』は極上のサスペンスコメディに ポール・フェイグによる視覚的レトリック
“The Lady Vanishes”(女性が消える)を原題に持つ映画、それがサスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の『…
【ネタバレあり】『キャプテン・マーベル』はなぜ分かりやすい直球のヒーロー映画になったのか?
マーベル・スタジオ初となる、単独女性ヒーロー映画『キャプテン・マーベル』。2015年にアカデミー賞主演女優賞を獲得したブリー・ラ…
暴れたいのに暴れられない人へ 『キャプテン・マーベル』の熱いメッセージ性と軽快なユーモア
「女の子だって暴れたい」。これは日本で大人気のアニメ『プリキュア』シリーズの1作目、『ふたりはプリキュア』の企画書に記されていた…
『のび太の月面探査記』は「映画ドラえもん」の集大成 “SFのロマン”を探求する物語に
「学校の裏山で見つけた古井戸が地底人の出入り口だと主張し、スネ夫から馬鹿にされたのび太。そこでドラえもんが出したひみつ道具は“異…
“黒人スパイダーマン”誕生の背景は? 『スパイダーバース』が伝えるメッセージを読み解く
ハリウッドは、スパイダーマンの通過儀礼を繰り返してきた。サム・ライミ監督による『スパイダーマン』から『アメイジング・スパイダーマ…
辻村深月の愛が溢れた意欲作に 『映画ドラえもん のび太の月面探査記』に見る作家性
春の子ども向けアニメ映画興行はドラえもんで幕を上げる。 ドラえもんシリーズ39作目の『映画ドラえもん のび太の月面探査記』が…





































