『すずめの戸締まり』と震災ドキュメンタリーが捉える“フィクションだから描ける現実”
新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』は、死者の声を聴く映画だった。 「死者の声を聴く」というキーワードである文章を思い出し…
アニメは実写に、実写はアニメになるの記事・ニュース・画像一覧です
新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』は、死者の声を聴く映画だった。 「死者の声を聴く」というキーワードである文章を思い出し…
実写とアニメーションの境界は、今日の映像世界では限りなく曖昧になっている。 ジェームズ・キャメロン監督の『アバター:ウェイ・…
和月伸宏のマンガを、大友啓史監督が実写映画化した『るろうに剣心』は、マンガ・アニメの実写映画化の成功例と言われる。シリーズ全5作…
アカデミー賞の季節がやってきた。 今年は、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が日本映画として初めて作品賞にノミネートされ…
長らく映画批評を支配してきたのは、写真の「客観的な記録性(インデックス性)」に依拠した自然主義的リアリズムだ。現実を写し取ること…
近年の大作ハリウッド映画の背景は、CG合成が多くを占める。役者はたくさんのシーンをグリーンバックを背に演技しており、役者の肉体と…
※本稿には、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末を含む内容への言及があります。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラスト…
2021年1月から放送開始された『PUI PUI モルカー』(以下、『モルカー』)が大人気である。 本作は、テレビ東京系『き…
「即興芝居」という言葉には、特別の響きがある。 映画には、基本的に脚本があり、脚本に沿って段取りがあり、あらかじめ予定してい…
冒頭、駅に停留していた列車が動き始める。主人公たちの声がオフで聞こえてくる。煙を堂々と噴き上げ、車輪が回転を始め、走り出した列車…
はじめに 連載を始める前に、この連載意図を記しておきたい。前置きとしてはやや長いかもしれないが、お付き合いただけると幸いだ。…
ジム・キャリーのことを「顔芸役者」と呼ぶ人がいる。 それは侮蔑の意味がこもっている、らしい。コメディ以外の作品への出演も増え…