『デス・ゾーン』が問う支援と責任の関係

元ニートの登山家・栗城史多はなぜ無謀な挑戦を止められなかったのか? 「冒険の共有」という言葉の代償

第18回開高健ノンフィクション賞を受賞した『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』は、2018年5月に8回目のエベレスト登頂の…

2020年ノンフィクションは何を描いたのか?

コロナ、都知事選、終末医療……2020年、ノンフィクションは何を描いたのか?

2020年のノンフィクションを振り返ってみた。  2020年は新型コロナウイルスにより日本だけでなく世界規模で特殊な1年であっ…

作家が浮き彫りにするアメリカの現実

1960年代、黒人少年が更生施設で受けた暴力とは? 全米で話題『ニッケル・ボーイズ』が突きつけるアメリカの現実

2020年5月。アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで黒人のジョージ・フロイド氏が白人警官に膝で首を押さえられ死亡した。続いて7月と…

セガは任天堂にいかに挑んだのか?

セガは任天堂からいかにして「クリスマス」を奪った? 「PlayStation」誕生のサブストーリーも読ませる『セガvs任天堂』

2020年11月、新たな家庭用ゲーム機が登場する。ソニーの「PlayStation5」とマイクロソフトの「Xbox Series…

アメリカで〈敵〉と呼ばれた日系人の人生

日系人強制収容所で少年はどんな日々を過ごした? 『スタートレック』出演俳優が明かす〈敵〉と呼ばれた過去

23世紀、差別がない時代。アメリカ人、アフリカ人、スコットランド人、ロシア人、アジア人など多様な民族、人種が乗組員として宇宙船エ…

傑作バンド・デシネ『レベティコ』を読む

下層から“ざわめき”のように生まれたギリシャ音楽を描く、傑作バンド・デシネ『レベティコ-雑草の歌』

表紙に描かれた自分の額にグラスを叩きつけている男性の姿、力強さを纏うA4変形判という大きめの造本、そしてページをめくると目に飛び…

写真家ロバート・フランクの魅力を辿る3冊

アメリカ現代写真の原点、ロバート・フランクを辿る3冊ーーパーソナルな写真がもの語る、ケルアックらとの交流

ロバート・フランクにいま、俺はこのメッセージを送るーあんた、目があるよ ジャック・ケルアック(写真集『アメリカンズ』序文…

人類は感染症にどう立ち向かってきたのか

人類は感染症にどう立ち向かってきたのか? 今こそ読みたい「感染症」ブックガイド

『ペスト』が売れている。理由はもちろん新型コロナウイルスの流行からだ。  アルジェリアのオランという都市でネズミの死骸が目につ…

映画の宝箱『映画秘宝』休刊に寄せて

『映画秘宝』休刊に寄せて 旧作も傑作も駄作も分け隔てなく、楽しそうに記事にする雑誌だった

ど田舎に住んでいた小学生のころ、ジャッキー・チェンに夢中だった僕は彼の映画が公開されると、隣町にあった映画館に行っては朝から晩ま…