『おかえりモネ』が描き出すそれぞれの“傷”

『おかえりモネ』が描き出すそれぞれの“傷” 朝ドラが向き合ってきた「震災をどう扱うか」

多くのエンターテインメント作品がそうであるように、ここ10年の朝ドラは「震災をどう扱うか」という課題と向き合う必要があったように…

『おちょやん』が伝えた「今ある人生」の尊さ

『おちょやん』が伝えた“今ある人生”の尊さ ブレることなく貫かれた“普通”の理念

「もしあのまま私ら一緒にいてたら、どないな人生があったんやろか」 「そないなこと、考えてもしゃあないがな」 「そうですな。今…

『#リモラブ』が考察する“ディスタンス”

『#リモラブ』が考察するそれぞれの“ディスタンス” 顔の見えないやりとりの先に何がある?

人間関係の失敗はたいてい「距離感の失敗」で生まれると言ってもいい。『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』(日本テレビ系)を観ていると…

『親バカ青春白書』は令和のホームコメディ

『親バカ青春白書』はまさに令和時代のホームコメディ “懐かしさ”と“今どきっぽさ”の共存

毎週日曜日、脱力系の笑いでお茶の間をほっこりさせてきた『親バカ青春白書』(日本テレビ系)が今夜、最終回を迎える。福田雄一が監督と…

NHKリモートドラマ3部作が伝えるもの

NHKのリモートドラマ3作が伝えるもの コロナ以降のテレビドラマを示す作品に?

新型コロナウイルス感染症による国難で、テレビ各局、ひいてはエンターテインメント業界全体が有史以来の危機を迎えている。春期ドラマが…

『浦安鉄筋家族』の美しいバカバカしさ

『浦安鉄筋家族』の美しいバカバカしさ 全キャスト真剣勝負の異種格闘技っぷりが痛快

近年、こんなにも全力でバカバカしいドラマがあっただろうか。春期ドラマが軒並み放送延期や放送中断の憂き目にあうなか、『浦安鉄筋家族…

『きょうの猫村さん』に生まれる“永続性”

『きょうの猫村さん』はミニドラマの新たな解を提示? 穏やかな日々が永遠に続いていく多幸感

買い物かごを持った猫村さん(松重豊)が、うららかな春の河原道を二足歩行で歩いてくる。目の前にひらりと舞い込んだ蝶々を猫パンチでか…

『心の傷を癒すということ』の驚くべき構成

『心の傷を癒すということ』が描く“あの日までの日常” 時間の残酷さを突きつける驚くべき構成

2020年、神戸。西日本が誇るベイエリアの佳景が俯瞰で映し出され、瀟洒な街並に位置する東遊園地では、今年も恒例の「阪神淡路大震災…