『西園寺さん』『クラ好き 』『Shrink』の秀逸な脚色 原作を見事に映像化した夏ドラマ3選
「夏ドラマ」が次々と最終回をむかえている。今期は原作のあるドラマに良作が多く、なかでも際立った3作を取り上げてみたい。 「みん…
戦争を“知る“ために必見 『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』の余韻をいつまでも
「戦争があったなんて、みんな知ってる。教科書に書いてあるやろ」 「私は戦争の話なんて聞きたくありません。人が死んだ話なんて、怖…
“本物”の笠置シヅ子を見逃すな! 『ブギウギ』視聴者必見の特集『笠置シヅ子スヰング伝説』
6月9日、CSホームドラマチャンネルにて、オリジナル特番 『笠置シヅ子スヰング伝説』が放送される。同チャンネルでは、先行して5月…
バカリズム、前人未踏の脚本家の領域へ 作詞家・松本隆に通じる“人間”への眼差し
国内外の数々の賞を受賞し、2023年を代表する名作となった『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)が同年12月28・29日に一…
『だが、情熱はある』は現代人への讃歌に “魂の念写”を成し遂げた髙橋海人&森本慎太郎
優れた映像作品は、携わるすべての人が同じ熱量を持って一処に向かい、表現を突き詰めた結果として生まれる。『だが、情熱はある』(日本…
『ブギウギ』が踏襲していない、朝ドラのフォーマット “異形”の構成が物語る人生のリアル
「六郎、香川のことはお母ちゃんとお父ちゃんには内緒や。今、そう決めた」 香川で自らの出生の秘密を知り、大阪に帰ってきた鈴子(…
『わたしの一番最悪なともだち』の“ともだち”とは誰? 脚本・兵藤るりの卓越したセンス
昭和の「没個性」から平成の「個性重視」、そして令和の「多様性重視」ーー。社会が変われば人々の悩みの形も変わる。10月12日に最終…
『こっち向いてよ向井くん』は歴代屈指の“ヒューマンドラマ”だ 恋愛への鋭い批評にも
このところ、人間関係に疲れた現代人の間に「恋愛至上主義はもう古い」という空気がますます充ちている気がする。当然その「時代の空気」…
『だが、情熱はある』の“情熱”は何だったのか 視聴者に蒔かれた“幸福”を掴むための種
2023年上半期の日曜夜は、半年間・同枠2作連続で「これまでに観たことがないドラマ」を堪能させてもらったという充足感がある。 …