『パラサイト』は“百花繚乱の時代”の象徴に? 『シュリ』から始まった韓国映画の20年
『パラサイト 半地下の家族』の第92回アカデミー賞での作品賞受賞により、今注目が集まっている韓国映画。これまでもここ日本では、多…
『ロング・ショット』圧倒的“多幸感”の理由は? 新時代のラブコメとして重要な1本に
1月3日に公開されて以降、その評判が徐々に広まり、現在ロングヒットを記録しているラブコメ映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえ…
原田泰造が占う“サウナブーム”の行方と『サ道』の未来 「いろんな楽しみ方がある」
2019年7月から10月にかけてテレビ東京の「ドラマ25」枠で放送された連続ドラマ『サ道』のBlu-ray&DVDが12月25日…
綾瀬はるか、三度目の『紅白』司会へ 国民的女優となった今は「無敵」状態
綾瀬はるかが、2019年の大晦日、3度目の『NHK紅白歌合戦』の司会を務める。今年はCMに引っ張りだこではあったが、女優としての…
年末企画:麦倉正樹の「2019年 年間ベストドラマTOP10」 “多様性”から一歩踏み出した関係性の結び方
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2019年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
『いだてん』がドラマ史に残る画期的な作品となった理由 “オリンピック”で重なった昔と今
NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』が、12月15日、いよいよ最終回を迎えようとしている。それにしてもこ…
桜庭ななみ、大人の女性を今後どう演じる? 『スカーレット』の“飛び道具”直子役で初めての挑戦
巧妙に組み立てられた脚本、役者陣の見事なアンサンブルによって、回を重ねるごとに面白さを増している朝ドラ『スカーレット』(NHK総…
「銭湯映画」は時代を映す“鏡”ーー世の中の変化に合わせて生まれた、新しい意味と物語性
松本穂香主演の映画『わたしは光をにぎっている』が好評だ。一緒に暮らしていた祖母の入院を機に、ひとり東京に出てくることになった20…
奥華子に聞く、時代を超えて愛され続けるラブソングが生まれた背景 「孤独だからこそ誰かと繋がりたいと思う」
11月15日より上映を開始した間宮祥太朗×桜井日奈子W主演による映画『殺さない彼と死なない彼女』。この主題歌である「はなびら」を…
吉岡里帆、『時効警察』の“振り回す”役で本領発揮? 視聴者が虜にされる“吉岡マジック”とは
水を得た魚とは、まさしくこのことか。女優・吉岡里帆が、テレビの中で久しぶりに振り切った芝居を披露している。というか、毎回毎回、そ…
『チェルノブイリ』など人気海外ドラマを手がけるスターチャンネル制作陣が語る、吹替版をめぐる状況
スターチャンネルにて独占日本初放送されている、原子力発電所の未曾有の事故をリアルに再現した衝撃の実録ドラマ『チェルノブイリ』。ネ…
チェット・ベイカーの“愚かな魂”の深淵 『マイ・フーリッシュ・ハート』が湛える“音楽そのもの”の魅力
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」――この映画を観たあと、ふと頭に浮かんできたのは、意外にもそんなニーチェの…
是枝裕和にとって『真実』はどんな映画なのか? 書籍『こんな雨の日に』が示す、もう一つの物語
是枝裕和監督の映画『真実』は、これまでの是枝作品のなかでも、ひときわ異彩を放つ一本となっている。というのも、本作の舞台となるのは…
『グリーンブック』は“人種差別”だけを描いた映画だったのか? その先にあったテーマを考える
雨の道を走る車の中で、中年男2人の口論が始まった。その果てに、ハンドルを握るトニーに「(あんたと違って)俺は自分が誰か分かってる…
木竜麻生が語る、『鈴木家の嘘』での大きな経験と女優としての今後 「自分のことをもっと豊かに」
映画『鈴木家の嘘』のBlu-ray&DVDが8月7日にリリースされる。橋口亮輔、石井裕也、大森立嗣などの数多くの作品で助監督を務…
菅田将暉の涙の熱演が訴えるメッセージ 『アルキメデスの大戦』“戦艦大和”のロマンと矛盾を描く
菅田将暉にとっては、『生きてるだけで、愛。』以来の出演作、主演となると『となりの怪物くん』(土屋太鳳とダブル主演)以来、実に約1…
宮本浩次の衝動と言葉がサウンドに直結した“決意表明” 1stシングル曲「昇る太陽」を聴いて
実に30年連続(!)となる日比谷野外音楽堂での公演を、去る7月6日、7日の2日間にわたって開催したエレファントカシマシ。そのフロ…
『ストレンジャー・シングス』は80年代ポップカルチャーをどう再編集したか? 使用楽曲から考察
いきなり、コリー・ハートの「Never Surrender」である。甘いルックスとポップなロックバラードで人気を博したカナダ人歌…
菅田将暉は“衒いなき愛”とともにアーティストとして成長する アルバム『LOVE』を聞いて
男女問わず、役者が歌手デビューすることは、今も昔も特に珍しいことではない。歌の上手い下手はあるにせよ、日ごろから“声の表現”とい…
松坂桃李の挑戦は続くーー『パーフェクトワールド』や『新聞記者』などで見せる30代の勇姿
俳優の松坂桃李が絶好調だ。今年2月には吉田鋼太郎らと共演した舞台、彩の国シェイクスピア・シリーズ第34弾『ヘンリー五世』の上演、…
小説の衝撃をドラマに昇華 『腐女子、うっかりゲイに告る。』が描いた世界を単純化しないこと
金子大地演じる“ゲイ”の男子高生・安藤純は男性が好き。そして、藤野涼子演じる“腐女子”の女子高生・三浦紗枝はBLが好き。何かを「…
『腐女子、うっかりゲイに告る。』クイーンの楽曲が物語の要に フレディと重なる金子大地の苦悩
いよいよ、「ボヘミアン・ラプソディ」である。といっても、昨年公開され日本でも大ヒットを記録した映画『ボヘミアン・ラプソディ』のこ…
『ビューティフル・ボーイ』は今こそ観るべき1本 ドラッグ依存症に立ち向かうサポートと愛とは
日本において、覚醒剤や麻薬、大麻などの所持、使用が問題なのは、何よりもまずそれが法律で禁じられているからだ。では、そもそもなぜ、…
『茅ヶ崎サザン芸術花火2018』サザンの音楽と花火が起こした感動 公式映像公開を機に振り返る
サザンオールスターズのツアー『サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマ…