STARTO社発“縦型ドラマ”の狙いとは 『Endless SHOCK』『教場』に次ぐ若手育成の場に?

STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)発の縦型ショートドラマ“エスドラ”の始動が発表された。第1弾『記憶買収人』は、堂本光一を主演に迎え、藤井道人がプロデュース、米倉強太が監督を務めることも明らかになっており、YouTubeでの無料配信という新たな形態も含め注目を集めている。毎クール20本以上を視聴するドラマウォッチャーの明日菜子氏に、エスドラの可能性とSTARTO社の戦略について聞いた。
STARTO発の縦型ショートドラマ始動 第1弾は堂本光一が主演、藤井道人がプロデュース
堂本光一が主演、藤井道人がプロデュース、米倉強太が監督を務める、STARTO ENTERTAINMENT発の縦型ショートドラマ“…本作の第一印象について明日菜子氏は、「ショート動画だからこそ実現できた豪華キャストだなと感じました」と所感を語る。
さらに、「そもそもの前提として、STARTO社がショート動画産業に参入することへの衝撃があります。YouTube参入が大きいですよね。今でこそオフィシャルのYouTube動画も増えてきましたが、数年前なら考えられなかったと思います」と指摘。また、第1弾の主演を務める堂本光一については、「2024年に幕を下ろすこととなったミュージカル『Endless SHOCK』の流れもあるのではないか」と見ているという。
「『Endless SHOCK』はSTARTO社にとって、若手タレントの育成の場でもあったんです。その場が失われるということは、光一さん自身もどこかで意識されていた部分があったのではないかと、勝手ながら感じています。だからこそ、代わりになるような新しい自社コンテンツを作りたかったのではないかと。『記憶買収人』のEp1『消えた夜』にはtimeleszの新メンバーである篠塚大輝さんが主演として参加していて、そうしたキャスティングにも何かしらの意図を感じます」
さらに、第2弾の『すべての美しいモンスター』で主演を務める佐藤勝利(timelesz)についても言及。
「『Endless SHOCK』でライバル役を演じていた佐藤さんは、髙石あかりさんとW主演を務めた2025年1月期ドラマ『アポロの歌』(MBS・TBS)での好演も印象的でした。しかも同作で監督・脚本を務めた二宮健さんと、エスドラでも再タッグを組まれるとのことで、ドラマファンの関心を集めそうです」
明日菜子氏は、こうした動きをSTARTO社の戦略という観点からも捉える。
「以前はいわゆる“STARTO枠”のようなドラマが数多くありましたが、今はかなり減ってしまった。STARTO社とテレビ局の関係性も変化しつつあるので、テレビよりも自由度の高い自社発信の場を作ろうとしているのではないでしょうか。まずはプロトタイプ的な意味合いで、ショート動画へ参入したような気がします」
さらに、「これが定番化すれば、“テレビ局に頼らないドラマ制作”も現実味を帯びてくる。STARTO社がYouTubeを基盤にウェブドラマを展開する流れが本格化する可能性もある」と今後を見通す。























