作品評の記事一覧

(2819件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

A・エルゴート主演『ジョナサン』が描く愛

アンセル・エルゴートが演じきった2つの人格 『ジョナサン -ふたつの顔の男-』は“愛”の映画に 

夜がない映画。映る空はいつも青く、画面に光が立ち籠めている。この映画『ジョナサン -ふたつの顔の男-』には、ほとんど夜が描かれる…

松江哲明の『町田くんの世界』評

『町田くんの世界』は古典作品のような味わいに 石井裕也監督が込めた現代人へのメッセージ

『川の底からこんにちは』『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』など、石井裕也監督の作品にはモラルがあります。曲がっ…

真舘晴子の『さよなら、退屈なレオニー』評

The Wisely Brothers 真舘晴子の『さよなら、退屈なレオニー』評:“人を思いたい”気持ちについて

レオニーの本当のお父さんが、友達のお父さんに似ている。いつもは遠くに住んでいるから会えないけど、どこかしらで久しぶりに会えたとき…

菊地成孔の『月極オトコトモダチ』評

菊地成孔の『月極オトコトモダチ』評:パロディぎりぎりの引用は罠だ。とんでもないオチが音楽恋愛映画に(笑)

不勉強へのお詫び  本作は、30代の女性監督、穐山茉由の長編デビュー作であり、第31回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門…

実写版『アラジン』成功の理由を分析

『アラジン』成功の理由を分析 キャスティングと監督の選定に見る、ディズニーのプロデュース力

誰もが知るディズニーの名作アニメーション『アラジン』(1992年)を、その公開から27年の時を経て実写化した、同名の新作『アラジ…

『さよなら、退屈なレオニー』が灯す光

『さよなら、退屈なレオニー』は新たなティーン像を示す 主人公レオニーの鮮明さが灯す“光”

不機嫌そうな顔をした少女がスクリーンの前に現れる。その表情が物語るように、レオニー(カレル・トレンブレイ)は高校卒業を目前にして…

『ゴジラ KOM』のメッセージを読む

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』なぜ圧倒的な美しさを獲得できた? 作品のメッセージを考察

史上空前の美しさを持つゴジラ映画  青白く輝く光の柱が暗雲を貫き、雷撃が中空を駆け抜ける。哀れで無力な人間たちは、巨大な生…

『スノー・ロワイヤル』は観客参加型映画に

凶悪かつ滑稽に描かれる暴力と死 『スノー・ロワイヤル』は観客がツッコミ役を担う“参加型映画”に

雪に覆われたコロラド州の田舎町キーホー。この田舎町が雪で孤立しないように「道」を守るのが、ネルズ・コックスマン(リーアム・ニーソ…

『ハーツ・ビート・ラウド』は音楽好き必見!

すべての音楽好きにオススメ! 『ハーツ・ビート・ラウド』が「フィールグッド」な映画である理由

舞台は2000年代インディーロックの中心地、ニューヨークのブルックリン。主人公はかつてプロのミュージシャンとして活動し、現在は街…

『ゴジラ KOM』の美学

ゴジラへの暴走気味の想いが短所であり長所にも 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の美学

ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラが世界中をブッ壊しながら戦う。シンプルなお祭り映画なのに、『ゴジラ キング・オブ・モンスター…

『暁に祈れ』地獄の中に生まれる生の美しさ

『暁に祈れ』地獄の中にしか生まれ得ない生の美しさーー充実の特典映像でその魅力は倍増に

仏教のシンボル、蓮は泥水の中でしかその美しい花を咲かさない。仏教の「蓮華の五徳」の教えの1つに「淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく…

『コンフィデンスマンJP』ターゲットは誰?

目に見えるものが真実とは限らないーー『コンフィデンスマンJP』真のターゲットは誰だ?

“コンゲーム”を描いた、オリジナルのコメディ映画『コンフィデンスマンJP』。“コンゲーム”とは、騙し騙され二転三転するストーリー…

『名探偵ピカチュウ』ピカチュウのかわいさ

『名探偵ピカチュウ』のピカチュウは実写映画における映画スター! その“かわいさ”が意味するもの

「かわいい! ピカチュウかわいい!」の声が、鑑賞した人々から聞こえてくる。映画作品における一つのキャラクターが、ここまで広く賞賛…

『名探偵ピカチュウ』ポケモンを完璧に実写化

『名探偵ピカチュウ』最大のキモは完璧に実写化されたポケモンたち 1種ごとに異なったアプローチ

So Cute……。そう一言だけ書いて記事を終えたい。それくらい『名探偵ピカチュウ』(2019年)に登場するポケモンは可愛い。俗…

『追想』音楽が担う重要な役割

“たった一度の情事”が愛し合う恋人たちを破滅に至らせる 『追想』音楽が担う重要な役割

愛し合う恋人たちを破滅に至らせるもの。それは、打ち克つことのできなかった甘い誘惑の時もあれば、和解しがたい軋轢の時もあるだろう。…

松江哲明の『響け!ユーフォニアム』評

『響け!ユーフォニアム』が守る古典的な映画らしさと、ドラマツルギーをあえて外す挑戦的姿勢

『響け!ユーフォニアム』というシリーズについて全く知らなかったのですが、昨年『リズと青い鳥』を観に行きました。きっかけは京都アニ…