大衆娯楽としての魅力だけではない? 『空海―KU-KAI―』で描かれたチェン・カイコーの核
日本と中国映画界の一大プロジェクトとなった『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』。『陰陽師』シリーズの作家・夢枕獏の小説『沙門…
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
日本と中国映画界の一大プロジェクトとなった『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』。『陰陽師』シリーズの作家・夢枕獏の小説『沙門…
サンダンス映画祭で初公開された瞬間から、映画会社による争奪戦が繰り広げられたという恋愛コメディー映画『ビッグ・シック ぼくたちの…
過去のトラウマから声を出すことができない女性イライザ(サリー・ホーキンス)と、南米の奥地にある川から無理やり連れて来られた不思議…
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』や『ダウン・バイ・ロー』、永瀬正敏と工藤夕貴が主演した『ミステリー・トレイン』など、ある時期…
イグアスの滝の獰猛な流れが映し出される。このイグアスの滝の持つ力強さをそのまま体現したかのような人物が、本作『ナチュラルウーマン…
あのジョン・ウー監督が、日本を舞台にアクション映画を撮った。しかも、チャン・ハンユー(『戦場のレクイエム』)とともに福山雅治を主…
『霊的ボリシェヴィキ』などという人を喰ったタイトルをもつオカルト映画が、ロシア革命から100年も経過した2018年真冬の日本列島…
とんでもないTVアニメシリーズが出現してしまった。いろいろな意味で破壊的な内容が話題となっている『ポプテピピック』である。爆発的…
昨年の今頃は、『哭声/コクソン』、『アシュラ』、『お嬢さん』と韓国の映画が次々と公開され話題となった。その後も『新感染 ファイナ…
「なんだ、これは…」『スリー・ビルボード』を鑑賞中に、思わず何度もつぶやいてしまった。予想を裏切り続ける衝撃的な展開の連続に、こ…
これはとんでもないものを観てしまった。映画館の中央、一番観やすいと自認している席に座ってしばらく経った後、「しまった! 逃げ出せ…
ヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドの共演、爽やかなポスタービジュアル……最初に受け取った情報だけで、“いい映画”なのは間違い…
「菊地成孔の欧米休憩タイム~アルヴェヴェットを使わない映画批評~」に次ぐ菊地成孔の映画批評連載は、タイトルにある通りこれまでと一…
執拗な侮辱や罵倒、激しい恫喝、そして銃撃による殺人…。人の目が無い狭い空間で、警官に異常な暴力を受け続ける地獄のような体験をじっ…
日本の劇場アニメーションにおける、知る人ぞ知る一作『マインド・ゲーム』が、ついにBlu-ray化される。ファンにとっては待望の、…
「菊地成孔の欧米休憩タイム~アルファヴェットを使わない映画批評~」に次ぐ菊地成孔の映画批評連載「菊地成孔の映画関税撤廃」は、タイ…
ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)の深いしわが刻まれたその顔は、砂漠のようにカラカラに乾いている。その乾きは、もはや感傷…
これは凄い作品が隠れていた。1972年の劇場公開以来日本では上映の機会がなく、ソフト化もされていないため、好事家たちによりカルト…
「何者かになりたい」という願望を、おそらく多くの人が抱いたことがあるだろう。本作『アバウト・レイ 16歳の決断』の主人公レイ(エ…
複数のAV(アダルトビデオ)監督が目的地に向かう途中でテレクラや出会い系サイトなどで女性をナンパしながら「キス+1点、ハメ撮り+…
ジョージア(旧称グルジア)の女性映画作家ナナ・エクフティミシュヴィリが、夫でドイツ人監督のジモン・グロスと共同で撮りあげた『花咲…
一時期、世界的なブームとなった「ジャパニーズ・ホラー」。その火付け役となった代表的作品といえば、中田秀夫監督の『リング』(199…
どんな時でもユーモアを。こんなときこそユーモアを。どんなに悲嘆的になりそうな状況でさえ、ユーモアを忘れない。イタリアの名匠パオロ…
デヴィッド・リンチ――彼の紡ぐ不可解な悪夢の世界にうなされたことが一度でもあるならば、誰もがその謎を紐解いてみたくなるだろう。本…
真面目に勉強しようと大学に入ったら、学部全体がヤリサーだった。世界中で話題になった青春ホラー『RAW〜少女のめざめ〜』は、このよ…
1月25日からHuluプレミアにて配信が開始される海外ドラマ『インポスターズ 愛しの結婚詐欺師』は、いわば全員嘘つきのラブバトル…
世界的に有名な伝奇小説『西遊記』を基にした中国のアニメーション映画『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』。経済成長著しい中国国内で、…
あけましておめでとうございます。年始から殺人の話で恐縮ですが、今回はアメリカの犯罪史に残る殺人鬼カップルを扱った映画をご紹介しよ…
『映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-』が、現在公開中だ。『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』などを手掛けてきた…