『溺れるナイフ』は究極の少女マンガ映画だーー山戸結希監督、文法を逸脱した映像表現の力
画面からパッションが溢れてくる。色彩が躍動している。久しぶりに、映画を観て脳天から痺れまくる感覚を味わってしまった。あまりに鮮烈…
松田龍平演じる“ダメ人間”が面白い! 現代社会で輝く『ぼくのおじさん』の魅力
ナイスな新キャラクターが日本映画に現れた。つい近頃、浅野忠信が演じる『淵に立つ』の何を考えているのか分からない謎めいた男・八坂(…
『デスノートLNW』なぜ賛否両論に? 前作から10年、再映画化された意味を探る
名前を書いた人間を殺すことができる死神のノート、「デスノート」を使って悪人を裁き、「新世界の神」を自称する殺人者と、あらゆる事件…
『スター・トレック BEYOND』はオリジナル版の魂を復活させた テンポ抑えた作風の意義
TVや映画でカルト的人気を誇るSF作品「スター・トレック」。その始まりとなった1966年のTVシリーズ、"The Origina…
『ゲーム・オブ・スローンズ』なぜ海外ドラマの代表作に? ダーク・ファンタジーの魔力に迫る
ストリーミングサービスなど新しい番組配信技術の発展を背景に、アメリカTVドラマ群雄割拠の時代を迎えた現在。そのなかで最大の人気を…
格差問題が浮き彫りにする“人間の値打ち”とは? 世界中で支持されたイタリア社会派映画を観る
『グレート・ビューティー/追憶のローマ』などを制し、イタリア・アカデミー賞と呼ばれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の第58回作品…
『ジェイソン・ボーン』はどう生まれ変わった? リアリズムを深化させた脚本と映像
アメリカ同時多発テロの衝撃から間もない2002年、世界が緊迫した状況のなか公開されたスパイ映画『ボーン・アイデンティティー』から…
破壊の魅力を描くアニメーション 宮崎駿と庵野秀明、そして『アングリーバード』
『シン・ゴジラ』で、文字通り最も「熱量」の高いシーンは、やはりゴジラが東京の街を大破壊するシーンだろう。建物が次々に崩壊していく…
東出昌大、池松壮亮、菅田将暉……繊細な演技が浮き彫りにする『デスノート』の本質
2006年、TVアニメ版が放送され、藤原竜也と松山ケンイチ主演による実写映画版が公開されるなど、大ヒットコミック「DEATH N…
イーストウッド監督の映画はなぜ“特別”か? 『ハドソン川の奇跡』に見る、余韻の豊かさ
あなたは、ある老舗の有名なレストランで料理を注文する。ありふれた料理だが、あまりにおいしいので、お礼を言うために料理人を呼ぶこと…
『レッドタートル ある島の物語』は"人生そのもの”を提示する 天才アニメーション作家の成熟
「このスタッフがほしい。このスタッフがいれば、俺もやれるかな」長編アニメの製作を引退したはずの宮崎駿は、本作『レッドタートル あ…
映画『聲の形』がメジャーな作風となった理由ーー山田尚子監督は重いテーマにどう魔法をかけた?
アニメーションはマイナーからメジャーへ 予想を大幅に超える『君の名は。』の国内でのムーヴメントに続き、映画『聲の形』もま…
スピルバーグが『BFG』で甦らせたテーマとは? 「夢」を通じて描く、創作者へのエール
世界中で多くの子供たちに親しまれ続けている、児童文学界の圧倒的ベストセラー作家、ロアルド・ダール。無理解な大人たちに反逆する天才…
『スーサイド・スクワッド』が悪役たちを“人間らしく”描いた理由ーーデヴィッド・エアーの真意は?
経済の中心地で映画の街として名高いロサンゼルスに、強盗や殺人、売春・麻薬ビジネスなどがはびこる「全米で最も危険」と呼ばれている地…
『君の名は。』宮水三葉の声優、上白石萌音はなぜ支持される? 新海誠も絶賛する声の表現力
8月26日に公開され、オープニング3日間で動員95万9000人、興行収入12億7700万円というすばらしい数字をたたき出したアニ…
『君の名は。』はなぜ若い観客の心をとらえた? 新海誠の作風の変化を読む
日本を代表するメロドラマのタイトルをほぼそのまま引用する劇場用アニメーション『君の名は。』が、若い世代の観客を中心に大ヒットして…
闇と光の“反復”はどんな恐怖をもたらすか? 『ライト/オフ』が辿り着いた、映画の根源的表現
闇のなかだけに現れる化け物に狙われた家族の恐怖を描く、ホラー映画『ライト/オフ』。本作の「闇」と「光」を使った恐怖表現は、ゾワゾ…
新『ゴーストバスターズ』が娯楽映画として成功した理由 性別を乗り越えたリブートの真価を読む
いまアメリカの娯楽映画界が、大きな変化のときを迎えている。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『マッドマックス 怒りのデス・ロ…
『ペット』の作風は、ディズニーやピクサーとどう異なる? イルミネーションが追求する娯楽性
飼い猫に小型カメラを装着させ、飼い主が目を離している間に何をやっているのかを確かめるという調査を行っていた海外のTV番組を見たこ…
『ジャングル・ブック』の“作り物のジャングル”が示す、圧縮された社会モデル
ブルーバックと呼ばれる真っ青な色の壁に囲まれ、たったひとりだけで演技する小さな主演俳優。本作『ジャングル・ブック』の撮影風景は、…
『シン・ゴジラ』は“コントロールルーム映画”だった? 速水健朗が庵野監督の意図を読み解く
皆『シン・ゴジラ』について語りすぎである。こちらが語ることがなくなるのでやめて欲しい。危機管理にまつわる行政組織論、右から左から…
『13日の金曜日』の感覚は、いま映画の最先端に 様式化とポップ化が進んだ80年代ホラー
辰巳出版『私たちが愛した80年代洋画』 「エンタメ大作の黄金期」である80年代洋画の魅力を多角的な視点から読み解いたムック『私…
今夜放送『もののけ姫』、今こそ考えたい宮崎駿のメッセージ
『もののけ姫』Blu-ray発売中 スタジオ・ジブリの宮崎駿監督作品『もののけ姫』が本日21時よりノーカット版で放映される(「…
『シン・ゴジラ』は日本の何を破壊する? 庵野秀明監督が復活させた“おそろしい”ゴジラ像
「もうこれで日本はゴジラ映画を作れなくなった」 日本の観客からこのような意見が出てくるほど、2014年に世界的な大ヒットを記録…
ゴシップガール vs 人食い鮫!? ブレイク・ライヴリーが『ロスト・バケーション』に挑んだ理由
ブレイク・ライヴリーといえば、N.Y.マンハッタン、アッパー・イースト・サイドのセレブ高校生たちのオシャレで奔放な青春を描いた、…
映画は人類史における一大犯罪をどう描くべきか? 『サウルの息子』の演出が投げかける問い
磨りガラスごしのような、ピントの合わない強くぼやけた風景。そのなかでぼんやり動く影が、こちらに近づいてくる。それがどうやら男だと…
『ファインディング・ドリー』が持つ、小市民映画としてのやさしさーー痛みとともに描く人生の意味
「キャラクターに歌わせないこと」、「願いごとをするシーンを入れないこと」、「幸せな村を描かないこと」、そして「ラブストーリーを排…
前作から20年『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』の政治性をどう捉える?
地球を侵略しようとするエイリアンと人類の戦いを描いた娯楽大作『インデペンデンス・デイ』の公開から20年が経った。『インデペンデン…
『死霊館 エンフィールド事件』はホラーの枠を超える傑作だーー天才監督ジェームズ・ワンの演出手腕
アメリカ映画界で「ホラーマスター」の異名をとるジェームズ・ワン。近年では『ワイルド・スピード SKY MISSION』を記録的メ…
“不倫”と“殺人事件”に潜むハリウッド的娯楽性ーー『パーフェクト・ルーム』が受け継ぐサスペンスの系譜
ハイクラスな5人の妻帯者が結託し、都会の真ん中にそびえる高級な高層マンションの快適なひと部屋を共有する。カードの明細にホテル代の…
スポーツ界最悪の薬物スキャンダルの真実ーー『疑惑のチャンピオン』が問いかけるもの
2013年、世紀の薬物スキャンダルでスポーツ界に激震が走った。世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」で7連覇を達成…
黒沢清監督が仕掛ける“違和感”の意味ーー『クリーピー 偽りの隣人』の演出を読む
国内外で新作が待ち望まれる黒沢清監督の今回の題材は、日本ミステリー文学大賞新人賞を獲得した小説を原作として、実際の凶悪事件を思い…
ヒッチコックからイーライ・ロスへ 『ノック・ノック』とヴィジット・スリラーの系譜
傘を持って風に乗って空を飛び、子供たちに歌を歌いながら人生の価値を教え、家族をかえりみない父親を改心させ、問題ある家庭を救ってく…
『デッドプール』が“R指定で最も売れた作品”となった理由ーー善悪を超えたヒーローの革新性
コミック原作のヒーロー大作映画がハリウッドを席巻している。だが、その全てが成功しているわけではない。複数の女優や歌手と浮名を流し…
押井守監督は「戦争」を問い直すーー最新作『ガルム・ウォーズ』の“艦隊戦”が映し出すもの
高校時代、学生運動に目覚めた押井守は、刑事が家に捜査に来るほど運動にのめり込んだ。NHKの取材によると、焦った父親は息子・守を大…
シェイクスピア作品は“娯楽映画”の原点ーー現代的アプローチで描く『マクベス』の特徴
1999年、オーストラリアの田舎町で11もの損壊した変死体が発見された。犯行グループはやがて逮捕されたが、捕まった首謀者の供述に…






































